ビションフリーゼの甘噛みが噛み癖にならないように!しつけと対処方法

甘噛みは子犬の頃からしつけよう!

飼い主と遊んでいる時、興味のあるものを見つけた時、歯がゆい時などに見られる甘噛み。子犬のうちは「かわいいなぁ」と思うだけで見過ごしていると、成犬になってから問題行動に発展するかもしれません。
では、どうすれば甘噛みを直すことができるのでしょうか?
今回は、そんなビションフリーゼが甘噛みをする理由から対処方法までご紹介していきたいと思います。

子犬の頃によく見られる行動

そもそも甘噛みって?

ビションフリーゼの甘噛みが噛み癖にならないように!しつけと対処方法
photo by mrRobot

犬の甘噛みは、咀嚼(そしゃく)や噛み切ることを目的としているのではなく、やさしく噛むことを指します。主にじゃれたり、愛情表現をしたりするために甘噛みをするといわれています。

甘噛みはそのうち直るものではない!

甘噛みは子犬によく見られる行動です。そのため、飼い主としては「そのうち直るだろう」と思いがちですが、放っておけば直るというものでもありません。甘噛みを放置しているとそのうち噛み癖がついてしまい、成犬になってから本気で噛みついてきたり、気に入らないことがあると噛んできたりするなどの問題行動に発展しかねません。
早い段階から甘噛み対策と予防を行っていくことが、お互いのためになるのです。

甘噛みをする理由とは

ビションフリーゼの心理状態を読み取ろう

ビションフリーゼ
photo by Paul Wordingham

なぜビションフリーゼは、甘噛みをしてくるのでしょうか。それにはこんな理由がありました。

①歯の生え変わりでむずがゆい
犬種や成長スピードによって異なりますが、生後8週齢あたりから乳歯が全て生え変わり、生後4~6ヶ月頃から永久歯へと生え変わりの時期を迎えます。そのため、この時期のビジョンフリーゼは歯がムズムズしてしまい、どうしても何かを噛まずにはいられない状態になってしまいます。

永久歯が生え揃うのが7ヶ月~1歳頃といわれていますので、それまでは何かと口まわりが気になってしまい甘噛みを繰り返してしまうのです。

②犬の習性や本能からくるもの
子犬の頃に多く見られる甘噛みは、習性や本能からくるものだといわれています。
ワンちゃんは本能的に動くものを追いかけて捕まえようとする習性があるため、手足を素早く動かしたり、動いたりするものを見ると、どうしても噛まずにはいられなくなってしまうのです。

③遊びの延長線、好奇心から
ビションフリーゼを始め、多くのワンちゃんは人と遊ぶことが大好き。そのため、遊びの延長で甘噛みをしてしまうことがあります。

本来母犬や兄弟犬が一緒にいる場合は、甘噛みをしたりされたりして、痛みを学習していきます。噛んだ時に相手が痛がる反応や、噛まれた時に感じる痛みを経験することで噛む時の力加減を学んでいくのです。

もし愛犬が子犬の頃から人としか接したことがない場合は、飼い主の手や物などを噛んで学習している期間だと考えてよいでしょう。

なおビションフリーゼの性格はこちらの記事でご紹介しています。

ビションフリーゼの性格は?飼いやすい? 非公開: ビションフリーゼの性格は?飼いやすい?
④気持ちが高まり興奮したとき
噛む前にしっぽをフリフリと振っているしぐさや行動があれば、うれしくて気持ちが高まっている証拠です。特に子犬の場合は、うれしかったり楽しかったりした時は甘噛みをすることが多いといわれています。

⑤暇で仕方がない
ひとりでお留守番をしているときは、誰だってつまらないもの。それはビジョンフリーゼだって同じです。そのため、家の中をひとりで自由に動ける状態だと色々なものを甘噛みしてしまうことがあります。特に子犬の頃からお留守番が多いご家庭では要注意です。噛むことで「よい暇つぶしになる」と思ってしまうと、それがエスカレートして、なかなか噛み癖が直らない子に成長してしまいますよ。

⑥構ってほしい
飼い主に構ってほしい時や甘えたい時などに見られることがあります。特に甘えん坊の性格だと、とにかく構って欲しいがために飼い主の手や足を甘噛みしてしまいます。それをその都度反応してしまうと「噛めば構ってもらえる!」と勘違いしてしまうので、注意が必要です。

⑦ストレスによるもの
十分なお散歩や運動、飼い主とのコミュニケーションが取れていないとストレスを抱えてしまい、甘噛みに発展してしまいがちです。噛むことでストレスを発散させているのです。これが日常化してしまうと、噛み癖の原因となるため、頻繁に甘噛みをしてくる場合は日頃の接し方を振り返ってみるとよいでしょう。

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