キャバリアのカットスタイル集!注意点やセルフカットの仕方も

キャバリアのカットスタイル集!注意点やセルフカットの仕方も

キャバリアキングチャールズスパニエルといえば、人懐っこくて飼いやすいことでお馴染みの犬種です。

本記事では、キャバリアにはカットが必要なのかを解説しつつ、可愛い愛犬へのおしゃれとしてのカットスタイルなども紹介します。

キャバリアにカットは必要?

ワンちゃんのお手入れといえば代表的なものがブラッシングで、抜け毛のケアなどに必要不可欠です。しかし、犬種によっては抜け毛が少なく、代わりに毛が伸び続けてしまうため、カットが必要な場合もあります。
では、キャバリアはカットが必要な犬種なのでしょうか?

キャバリアはカットしなくても問題ない犬種

ロングコートの被毛を持つキャバリア。放っておくと毛が伸び続けそうですが、ある程度伸びると毛が抜け落ちて自然に生え変わるダブルコートの犬種です。
そのため、基本的に被毛のカットを必要とはしません。

ただし、衛生面や安全性、見た目を考えると、必要性は低いもののカットは有効といえるでしょう。

キャバリアにトリミングするメリットは?

上で解説したように、キャバリアはカットが必要な犬種ではありません。しかし、被毛をカットすることで得られるメリットもあるのです。
ここでは、トリミングすることによるメリットを紹介します。

抜け毛対策になる

キャバリアは換毛期があるダブルコートの被毛を持つ犬種です。そのため抜け毛が多く、特に年に2回、夏と冬に備えて生え変わる換毛期になると、多くの抜け毛が目立つようになります。

抜け毛対策としては、毎日のブラッシングで抜け毛を処理したり、定期的なカットで毛を短くしたりすることが有効です。

これにより、「抜け落ちる毛を少なくする」「抜け落ちた毛の飛散を防ぐ」ことがしやすくなるので、掃除も楽になるでしょう。

清潔さを維持しやすい

キャバリアには体のあちこちに飾り毛が生えており、食事や散歩の時などに汚れやすい傾向があります。
特にお尻周りの毛はトイレの時に汚れやすく、不衛生なりやすい部位といえるでしょう。
こうした衛生的な問題は、被毛を短くカットすることでかなり軽減することができます。

病気の早期発見につながることも

トリミングは直接ワンちゃんの体に触れて行うことになるので、ケガや病気といった体の異常にいち早く気付くことができます。早期発見ができれば早期治療が可能になります。

健康の維持と同様、ケガや病気の早期発見早期治療は、愛犬に長生きしてもらうために欠かせません。

特にキャバリアのような垂れ耳はの犬種は通気性が悪く、耳の病気になりやすいので、少しでも通気性を良くするために、耳の内側の毛をカットすると良いでしょう。

暑さ対策としての効果も

キャバリアの被毛はダブルコートかつロングコートなので、夏場の温度や湿度はとても大きな負担となります。そのため、夏の暑さに備えて、被毛を短くカットしてあげるのも良いでしょう。
被毛を短くすれば通気性が良くなるので、皮膚炎などの病気の予防も期待できます。

トリミングの料金や頻度・時間はどれくらい?

トリミングには定まった価格がないので、地域やお店にによって料金には幅があります。

そのため、あくまで目安ではありますが、カットは6,000円~、シャンプーは4,500円~という料金帯のお店が多いようです。

また一回の施術にかかる時間は、カットが30分~3時間、シャンプーが1~2時間となっています。カットに関しては、カットスタイルによって所要時間が大きく変わるため、幅があるようです。

子犬・老犬にカットする際の注意点

ワンちゃんの被毛のカットは、人間が考えている以上に負担を与えてしまう場合があります。成犬であれば体力があるのであまり問題にはなりませんが、子犬や老犬の場合、個体によっては無理をさせることになりかねません。

子犬がカットできるようになるのはいつから?

子犬のカットで注意したいのが、ワクチンプログラムを終えているかどうかです。

子犬は生まれてから2~3ヶ月で免疫が徐々に失われていき、病気に感染しやすくなってしまいます。

そのため、まずはワクチンを接種して感染症の予防に努めましょう。被毛のカットができるようになるのは、ワクチンプログラムが終了してから2週間~1ヶ月後、獣医さんからトリミングの許可が出てからになります。

ワクチンプログラムが終了するまでは、ブラッシングや爪切りなど、自宅で簡単にできるお手入れを中心に行ってください。

老犬への無理なカットは厳禁

上述したように、キャバリアはカットが必要な犬種ではありません。そのため、愛犬が高齢になって被毛のカットが負担になっているようなら、無理にカットしないようにしましょう。

キャバリアにとって本来必要がないカットは、飼い主の想像以上に負担を与えています。老犬の体力などを考えて、無理をさせないようにしてください。

キャバリアのおすすめカットスタイル4選

キャバリアは飾り毛が特徴的な犬種です。せっかくカットするのなら、その被毛の特徴を活かして、さまざまなカットスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ここでは、キャバリアにおすすめのカットスタイルを4種紹介します。

サマーカット

サマーカットは、名前の通り暑い夏を快適に過ごすために、被毛を短くカットしたスタイルです。耳など一部だけカットするサマーカットもあり、意外に個性を出しやすいスタイルといえるでしょう。

キャバリアの毛は密集して生えているので、丸刈りにでもしない限りサマーカットをしても、大きな変化はありません。しかし、ワンちゃんは皮膚が弱い動物なので、皮膚が見えるほど短くしてしまうと、刺激をまともに受けてしまうことになり、皮膚病などの原因となってしまうので注意してください。

パピーカット

耳の飾り毛をカットすると、全体的に丸く幼い、まるで子犬のような印象になります。
年齢性別問わず、どんなキャバリアにも似合うスタイルといえるでしょう。

キャバリアの特徴でもある胸の毛も短くすれば、お手入れもしやすくなります。

モヒカンカット

人間のモヒカンのように、頭の真ん中部分の毛を長く、両サイドを短くカットしたスタイルです。キャバリアの特徴である綺麗な飾り毛でアレンジすることもできます。

ライオンカット

ライオンのように顔回りとしっぽの先を残し、ほかをバリカンで短くカットするスタイルで、暑さ対策であるサマーカットの一種です。

キャバリアは毛量の多く毛の巻きが強いので、飾り毛を生かしたデザインカットが良く似合います。

セルフカットの仕方は?やり方にコツはある?

ワンちゃんの被毛のカットは、道具さえあればご自宅でも可能です。しかし、ワンちゃんの被毛は体を守る大切なものです。無闇にカットしてしまうと皮膚を剥き出しにしてしまい、トラブルの原因になってしまうため、基本的にはプロにお任せした方が良いでしょう。
それを踏まえたうえで、最低限ご自宅でもできるセルフカットをご紹介します。

自宅でのカットに必要なもの

  • ブラシ/コーム
  • ハサミ(スキバサミ)
  • バリカン

伸びた足裏の毛のカット

ワンちゃんは足裏にも毛が生えており、伸びすぎると肉球を覆ってしまい、歩行時に滑りやすくなってしまいます。そのため、肉球にかかるくらいになったらカットしてあげましょう。

足裏の毛のカットには、ハサミではなくバリカンを使います。
ハサミでは動きやすいキャバリアの足を傷つけてしまう恐れがあるので、比較的安全なバリカンを使って、肉球と平行に動かしてカットしていきましょう。

バリカンの刃は短いミリ数の物を使い、小さい肉球から大きい肉球に向かって、ゆっくりと刈っていきます。

バリカンは常に稼働させていると熱を持ってしまい、肉球を火傷させてしまう恐れがあるので、使う時だけONにしてください。

セルフカットで失敗しないためには

ご自宅で愛犬の被毛をカットする際は、ハサミの先端で突いたりしないよう、ケガに注意して安全第一で行いましょう。

使用するのは一般的なハサミではなく、カット用のスキバサミ使ってください。誤って傷つけないように、必ず皮膚との距離を確認してハサミを使いましょう。毛並みに沿ってハサミを使うことで、カット後にハサミの跡がつきづらいのでおすすめです。

まとめ

キャバリアは本来カットを必要としない犬種です。しかし、定期的にカットしてあげることで、お手入れがしやすくなったり、暑さが厳しい夏場を快適に過ごすことができるようになったりします。
キャバリアは飾り毛など、被毛に特徴がある犬種なので、無理のない範囲でカットスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、下記ページでは初心者の方に向けて、キャバリアの性格や飼い方について詳しく解説しています。
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