ジャックラッセルテリアは吠えやすい?吠える原因としつけ方法を紹介

1.ジャックラッセルテリアはよく吠えるって本当?

狩猟本能が影響を与えている

ジャックラッセルテリアは吠えやすい?吠える原因としつけ方法を紹介

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ジャックラッセルテリアは狩猟犬として生み出されたために狩猟本能が強く、吠えやすい犬種といわれています。

特に飼い主に構ってもらいたいときや、何かを要求するときに吠えることが多いです。仮に吠える回数が少なかったとしても吠える声自体が大きく、しつけておかなければ騒音トラブルに発展する恐れがあります。

しつけのときに注意していただきたいのですが、吠えに対して頭ごなしに叱らないでください。そもそもワンちゃんは吠える生き物です。人間が話をするのと一緒で、自分の意思を伝達するツールとして吠えています。

また、ワンちゃんが吠えるときには必ず理由や原因があります。愛犬が何を伝えようとしているのかを探り、それに合ったしつけを行いましょう。

では、ジャックラッセルテリアが吠える原因やしつけ方法について解説します。

 

どのようなときに吠えるのかを知ろう

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ジャックラッセルテリアが吠える理由は、大きく分けて4つあります。

◎何かを要求するとき
ご飯が欲しい、散歩に行きたい、構って欲しいなど飼い主に何かを要求するときに吠えます。これは「要求吠え」と呼ばれており、過去の経験から“吠えれば要求が通る”と学習することによって引き起こされます。

だからこそ、一度でも愛犬からの要求に応えてしまうと吠えがひどくなってしまします。

◎警戒しているとき
家のインターホンが鳴ったり、知らない人や相手を見かけたりすると、警戒心を抱いて吠えます。特に自分の縄張りである自宅へ入ってきた者に対しては強く吠え、飼い主を守ろうとします。

このとき、吠えるのをやめさせようとして抱き上げたり、撫でたりする方もいるでしょう。しかし、その行動は逆効果で“吠えていることを褒められている”と勘違いさせてしまいます。

◎夜鳴きや遠吠え
ワンちゃんは元々群れで生活していた動物で、コミュ二ケーションの一貫として遠吠えを使っていました。今もその名残として、寂しさを感じたときや遠吠えに似ている救急車のサイレンを聞いたときに吠えてしまいます。

本能的な行動であるとはいえ、人間と暮らす上では必要のないものです。特に夜に吠えると近所迷惑となってしまうため、早めに改善しましょう。

◎自分がリーダーだと思っているとき
過度に甘やかして育てると、ジャックラッセルテリアは自分がリーダーだと勘違いしてしまいます。自分をリーダーだと思い込んでいる子は、家を守らなくてはいけないとの思いから神経質になります。その結果、小さな物音にも吠えてしまうのです。

さらに、飼い主との立場が逆転しているため、撫でようとしたり、叱ったりすると吠えて威張るようになります。

2.吠える原因に合わせてしつけ方法を変えよう!

要求して吠える場合

要求吠えの場合、一度でも要求に応えてしまうと“吠えれば要求が通る”と学習して吠え癖が定着します。そのため、吠えられても徹底的に無視をしましょう。

無視しているときは視線を合わせるのも控え、吠えやむまでひたすら耐えてください。もし吠えるのをやめたら、しっかりと褒めてあげましょう。

また、散歩やご飯の時間が近づくと吠えて「もうすぐ時間だよ!」と飼い主に知らせるケースもあります。この吠えを防ぐためには、お世話の時間を毎日同じにするのではなく、ランダムにするのがおすすめです。

警戒して吠える場合

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見知らぬ人やワンちゃんに警戒して吠える場合は、相手を見せないようにするのが手っ取り早いでしょう。例えば、散歩中にほかの人やワンちゃんにと出会わないようルートを変更したり、家の窓にブラインドやカーテンを付けて相手の姿が見えないようにしたりします。

一方、雷やインターホンなどの音に警戒して吠える子には、小銭入りの空き缶を床に落とす、手を叩くなどして吠えた瞬間に大きな音をたてる方法が最適です。

ジャックラッセルテリアは、突然の大きな音にびっくりして吠えるのをやめるはずです。その吠えやんだ瞬間を見逃さずに褒めて、鳴き止むと良いことが起こると学習させましょう。

なお、大きな音を立てているのがバレると、飼い主を嫌いになってしまいます。音を出しているのが悟られないよう、愛犬が視線をそらした瞬間を狙ってください。

夜鳴きや遠吠えの場合

夜鳴きや遠吠えをしている最中に構うと“吠えれば構ってもらえる”と学習し、吠え癖を悪化させる可能性があります。そのため、徹底的に無視する方法が効果的です。また、吠えているときに物音をたてて気をそらすのもおすすめです。

遠吠えをする原因は様々ですが、多くは寂しさやストレスが関係しています。一緒に遊んであげたり、日中にたっぷり運動する時間を設けたりして心を満たしてあげましょう。運動によって体力を消費させることで、夜鳴きや遠吠えをせずにぐっすりと眠ってくれるはずです。

主従関係が逆転している場合

ソファーやベッドから降ろそうとしたり、撫でようとしたりすると吠えられる場合は、低く大きい声で「コラ!」「ダメ!」などと叱りましょう。このとき、愛犬の前に手を前に突き出し、目を見つめながら叱ると効果的です。

また、この場合は飼い主がリーダーだということを教える必要があります。普段の生活から飼い主が愛犬の行動をコントロールして、主導権を握ってください。また、ソファーやベッドなど飼い主より上目線になる場所へ登らせないようにもしましょう。飼い主を見下ろせる位置にいると、自分の方が偉いと勘違いさせてしまいます。

まとめ

ジャックラッセルテリアに限らず、ワンちゃんにとって「吠える」という行動は本能的なものです。しかし、人間との生活において吠えはトラブルの原因になりかねません。まずは愛犬が吠えている原因を知り、それに合わせてしつけを行いましょう。

ジャックラッセルテリアの吠え癖以外のしつけについては、下記ページで詳しく解説しています。
ジャックラッセルテリアに必要なしつけまとめ!トイレ、留守番など ジャックラッセルテリアに必要なしつけまとめ!トイレ、留守番など
また、性格や飼い方については、下記ページも参考になれば幸いです。
ジャックラッセルテリアの性格や特徴とは?初心者向け飼い方について ジャックラッセルテリアの性格や特徴とは?初心者向け飼い方について

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