食欲旺盛なラブラドールレトリーバーに適量のごはんを食べさせたい!

愛犬にはおいしいごはんを食べさせたい!

食欲旺盛なラブラドールレトリーバーに適量のごはんを食べさせたい!
photo by cnsconsultores

いつも穏やかな表情で私たちを癒してくれるラブラドールレトリーバー。彼らはよく働き、よく食べる犬種でもあるため、与えられれば与えられた分まで食べてしまうほど食欲旺盛です。もし適切な量以上に与えてしまうと、消化不良を起こし体調不良に陥ってしまったり、生活習慣病を患ってしまったりする恐れがあるため大変危険です。

ではどうすれば健康的かつ、満足に食べてもらえるのでしょうか。今回はラブラドールレトリーバーに必要な栄養素と毎日どれぐらいの量を与えればよいのかを徹底解説していきたいと思います。

猟犬だった名残がある!?

体脂肪率の高い犬種でもあるラブラドールレトリーバー

ラブラドルレトリバー4
photo by Sonja-Kalee

ラブラドールレトリーバーはかつて漁師の手伝いをしていた猟犬でした。鳥猟で水に落ちた鳥を回収していたため、冷たい水の中に入っても体温維持することができるように体脂肪が豊富です。また、高い体脂肪を維持するためにたくさん食べる習性があります。

その習性は今も引き継がれているため、現在家庭犬として扱われているラブラドールレトリーバーも昔と変わらず食欲旺盛です。

しかし、家庭犬として扱われているラブラドールレトリーバーは、狩りをするほどの運動量はないですし、冷たい水の中に飛び込むこともありませんので、摂取したカロリーを消費することができずに肥満傾向になりがちです。

そのため適正体重を維持するためには、普段から適切な運動と食事管理の徹底がとても大切なのです。

ラブラドールレトリーバーにはどんなごはんを与えるべき?

人工添加物が不使用なものを選んであげよう

ラブラドールレトリーバーは大きくてたくましい犬種ですが、股関節形成不全や進行性網膜萎縮、悪性腫瘍などの遺伝性疾患が多いデリケートな体質でもあります。そのため、毎日食べるドッグフードはなるべく無添加なものを選んであげるようにしましょう。

ドッグフードの中には、酸化防止剤と呼ばれる『エトキシン・BHA・BHT』などの発がん性がある有害な添加物を含む場合もあります。どんなに少量であっても、体に大きな負担をかけてしまう恐れがありますので避けるようにしてくださいね。

高タンパク質なものを与えよう

ラブラドールレトリーバーにとって1番大切なのは、少量でしっかりと必要な栄養素を摂取することができるドッグフードを選んであげることです。

運動量が多いラブラドールレトリーバーには、体を支える骨格と筋力維持に欠かせない“動物性タンパク質”がとても重要です。そのため、栄養価の低い肉の副産物や穀物などが含まれているドッグフードは良質なものではありません。

ドッグフードを選ぶ際は、まず初めに原材料に品質の分かる「肉」の表記がされているか確認をしましょう。

低アレルゲンの穀物を使用しているか確認!

ラブラドールレトリーバーは、皮膚トラブルに悩まされることが多い犬種といわれています。その原因の1つは、アレルゲンとなる穀物が含まれているドッグフードを食べたことにより起きる場合があります。

また、このアレルゲンで引き起こされるのは皮膚トラブルだけではありません。目や耳の異常が出てくる場合があるので注意が必要です。

特にアレルギーを引き起こしやすい穀物というと『小麦』や『トウモロコシ』といわれていますので、ドッグフードの原材料にこの2つが記載されているものは控えることが無難だといえます。

ラブラドールレトリーバーには、なるべく低アレルゲンの穀物でもある『大麦、玄米、オーツ麦、サツマイモ、ジャガイモ』などを使用したものを選んであげましょう。

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