コーギーは3種類に分けられる？毛色や代表的なミックス犬も

胴長短足とピンと立った耳、特徴的なお尻と、他の犬種にはない魅力に溢れたコーギーですが、実は大きく分けると3種類いることをご存じでしょうか？

この記事では、そんなコーギーの種類とその見分け方のほか、毛色やコーギーのミックス犬についても解説していきます。

コーギーの種類とその見分け方

一般的に知られるコーギーは、正式名称を『ウェルシュコーギーペンブローク』といいます。実は、このペンブローク以外にも、コーギーには種類があるのです。
この項目では、コーギーの種類とその違いについて確認していきましょう。

ウェルシュコーギーペンブローク

コーギーといえば、こちらのペンブロークが一般的でしょう。
もと牧羊犬ということもあり運動量が豊富で好奇心旺盛。基本的に朗らかですが、やや興奮しやすい面もあります。

自立心が強いので留守番はそこまで苦手ではありませんが、吠え癖や噛み癖がつかないようにしつけはしっかりしておきましょう。

ウェルシュコーギーペンブロークの性格については、下記リンク先のページでより詳しく解説しています。種類や特徴、値段相場も紹介しているので、気になる方はご覧になってくださいね。
【初心者さん向け】コーギーの飼い方や性格は？

ウェルシュコーギーカーディガン

ペンブロークと比べおとなしい性格ですが、好奇心旺盛で活発なところはそっくりです。
警戒心が強く攻撃的になりやすい反面、穏やかな一面もあるので、しつけ次第で飼い主に忠実な愛犬になってくれるでしょう。

ペンブロークとカーディガンの違いと見分け方

ペンブロークの特徴は、なんといっても「短い尻尾」。ペンブロークの尻尾は生まれつき短いと思っている方も少なくないようですが、元々は他の犬種同様長く、断尾されることで短くなっているのです。

対してカーディガンは断尾をしないので、長くキツネのようなフサフサとした尻尾をしています。

また、カーディガンはペンブロークよりも骨太でがっしりとした体つきで、耳が大きいという点も特徴です。

3種類目のコーギー「フィラッフィー」とは？

あまり知られていませんが、『ペンブローク』と「カーディガン」という2種類の他にもう1種類『フラッフィー』という長毛のコーギーが存在します。

フラッフィーとは「ふわふわ」「綿毛」という意味の言葉で、その名の通り綿毛のようにふわふわとした毛に覆われたコーギーです。イメージとしては、ポメラニアンのようなボリューミーな被毛のコーギーといいえるかもしれません。

通常、短毛で生まれるコーギーに長毛のフラッフィーが生まれてくる理由として、劣性遺伝が関係しています。
つまり、フラッフィーは滅多に生まれることがないコーギーで、ブリーダーにとっては偶然の産物なのです。

ただし、ここでいう劣勢とは「劣っているわけではない」ので、他の2種と比べて特別病気がちだったり体が弱かったりするわけではありません。

コーギーの毛色は何種類？

コーギーは、ペンブロークとカーディガンで公認されている毛色が異なります。また、コーギーの毛色は成長に伴い変化することがあるので、色にこだわる人は注意が必要かもしれません。

ウェルシュコーギーペンブロークの毛色

• レッド＆ホワイト
• トライカラー（ブラック＆タン）
• セーブル＆ホワイト
• フォーン＆ホワイト

JKCが公認するペンブロークの毛色は、上記の通りです。足や胸、額に模様が入るパターンもありますが、これはスタンダード（犬種の標準として定められているもの）とは関係ないので、あってもなくても問題ありません。

レッド＆ホワイトの子犬を見てみる

トライカラーの子犬を見てみる

ブラック＆タンの子犬を見てみる

セーブル＆ホワイトの子犬を見てみる

フォーン＆ホワイトの子犬を見てみる

ウェルシュコーギーカーディガンの毛色

カーディガンの毛色はとても豊富で、例外的にホワイトの範囲が広すぎるのは認められていませんが、それ以外のあらゆる毛色が認められています。

また、カーディガンでは、ペンブロークでは認められていない『ブリンドル』が認められているという点も違いといえるでしょう。

コーギーのミックス犬にはどんな犬種がいるの？

近年人気が高まるミックス犬ですが、例に漏れずコーギーにもさまざまなミックス犬が存在します。
ここでは、コーギーとの交配によって生まれた代表的なミックス犬を一部ご紹介します。

ダックスフンドとのミックス「ドーギー」

ダックスフンドとペンブロークのミックスがドーギーで、牧羊犬と狩猟犬のミックスということもあり、とても活発で利口なミックスです。

ドーギーは、英国のエリザベス女王陛下の愛犬コーギーと、その妹マーガレット王女のダックスフンドとの間に生まれたミックス犬と言われています。

ビーグルとのミックス「ビーギー」

ビーギーは、コーギーとビーグルとのミックス犬です。
立ち耳で尻尾が短いコーギーとは対照的に、垂れ耳と長い尻尾が特徴です。

社会性が高いので、子どもがいるご家庭でも比較的安心して飼うことができます。

ハスキーとのミックス「ホーギー」

ハスキーとのミックス犬がホーギーで、大型犬であるハスキーよりも小型化され足が短くなります。

性格はどちらの血を受け継ぐかで異なり、ハスキー寄りだと楽天的に、コーギー寄りだと警戒心が強くなります。

ボーダーコリーとのミックス「ボーギー」

ボーギーはコーギーとボーダーコリーのミックスで、活動的なコーギーよりもややおとなしめの性格をしています。

どちらも牧羊犬ということで運動量が豊富で、比較的しつけがしやすいでしょう。

ポメラニアンとのミックス「ポメコギ」

人気が高いポメラニアンとコーギーのミックス犬がポメコギです。
これは可愛くなることが期待された組み合わせで、日本でも見つけることができるミックス犬になります。

ただし、名前はブリーダーさんによって異なる場合があるので注意しましょう。

トイプードルとのミックス「コギプー」

コギプーは、コーギーとトイプードルもしくはパピヨンとのミックスで、双方の魅力が合わさった、可愛くなることが約束されたようなミックス犬です。

まとめ

今回は、あまり知られていないコーギーの種類を紹介してきました。

良く知られるペンブロークのほか、カーディガン、フラッフィーと、コーギーは3種類存在します。どれも同じコーギーではありますが、被毛のタイプなどそれぞれ違う特徴を持っており、どの犬種も魅力があります。

下記のボタンからは可愛いコーギーをご覧いただけます。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。