【初心者向け】パグのしわのお手入れ方法とは?

パグのしわは、魅力的な特徴であるとともに、汚れが溜まりやすくお手入れが必要な部分です。しわの汚れは、俗にいわれる「パグ臭」の原因でもあり、場合によっては病気の原因にもなるので、定期的なお手入れは欠かせません。

パグのしわの汚れはどうやってお掃除すればいい?

【初心者向け】パグのしわのお手入れ方法とは?
photo by pravin73

パグの特徴である顔の深いしわは、汚れが溜まりやすい場所です。お手入れを怠ると、「パグ臭」といわれる悪臭を放つようになります。パグの飼い主としてしわのお手入れ方法は知っておきましょう。

汚れはウェットティッシュや綿棒で

<必要なもの>
・綿棒
・タオル
・ウェットティッシュ

<やり方>
赤ちゃん用のウェットティッシュや蒸しタオルで、顔全体のシワの間をやさしく拭いてあげましょう。しわが深い目の周り、食べカスが残りやすい口の周り、耳垢で汚れやすい耳の中は念入りに掃除してください。
また、食後や外出からの帰宅後は、しわに汚れがたまっている状態なので、綿棒で簡単に汚れを取ってあげるのも有効です。

<注意点>
綿棒を使用する際は、ぬるま湯で湿らせた方が汚れを落としやすいのでおすすめです。目や鼻の穴、口に触れないよう注意しながら、顔のしわを綿棒でなぞっていきます。

綿棒で汚れを落とし終わったら湿り気が残っていると思うので、乾いたタオルや綿棒でもう一度しわをなぞり、水気を取って乾かしてください。
湿ったままで放置すると、細菌の繁殖を助けることになり、皮膚トラブルの原因になってしまいます。

定期的なシャンプーも必要!

欠かさずにしわの掃除をして清潔にしてれば、臭いが気になることはありませんが、念のためシャンプーをしてあげてください。

シャンプーをする時は、洗うこと以上にすすぎと乾燥が重要です。
せっかくキレイにしても、すすぎが不十分だと皮膚トラブルの原因になり、生乾きのまま放置していると雑菌が繁殖してしまいます。

パグのブラッシングやシャンプーについて、詳しくはこちらのページをご覧ください!
パグの抜け毛対策は?シャンプーやブラッシング方法 パグの抜け毛対策は?シャンプーやブラッシング方法

お手入れを嫌がる、怒るときの対処法

顔に触られることを嫌がるワンちゃんは少なくありません。そのためパグのしわ掃除も、初めは嫌がって思い通りにお手入れができないでしょう。場合によっては、顔付近を触られただけで怒ることもあるかもしれません。

そのため、顔に触れられるのを嫌がるようなら、まずは日頃のスキンシップを増やして、体に触れられることに慣れてもらうことから始めるようにしてください。

少しずつ体に触れられることに慣れてもらい、顔に触っても嫌がらなくなれば、しわのお手入れも問題なく受け入れてくれるようになるでしょう。
お手入れ1つとっても、愛犬と飼い主との信頼関係が重要です。

しわ掃除の頻度はどれくらい?

パグの顔から悪臭がしないよう、可能な限りキレイな状態を維持するためには、どの程度の頻度でお手入れをすれば問題ないのでしょうか?
ここでは、シャンプーの頻度も含めた、お手入れのタイミングと頻度を解説します。

しわ掃除をするタイミングとその頻度

パグのしわ掃除は、少なくとも週に1回程度の頻度で、可能であれば毎日食後や散歩後には行ってあげたいところです。食事や外出は顔のしわに汚れがたまりがちなので、お手入れまでワンセットで日課にするのもいいかもしれません。

また、シャンプーは月1回を目安に、蒸れて汚れがちな夏場は2~3週間に1回程度の頻度で行いましょう。定期的にシャンプーをしてあげれば、被毛も皮膚も清潔で健康な状態を保つことができるでしょう

しわの汚れは臭いの原因に!放っておくと病気のリスクにも

パグのしわの間に溜まる汚れは、ただ汚いだけではありません。
もちろん、かわいい愛犬が汚いのは我慢できないですが、それに加えて悪臭や病気の原因になる可能性があるため、「たかが汚れ」と放置するのは危険です。

臭いの原因は、しわの間で繁殖した細菌!

パグは元々脂性肌で体臭の強い犬種ですが、その特徴である顔の深いしわのお手入れを怠ると、汚れがたまってしまい悪臭の原因になります。

皮膚が重なった深いしわには、食べ物のカスや唾液、皮脂、ホコリ・ゴミが溜まりやすく、空気に触れないため、細菌が繁殖しやすい環境になるのです。

このように、悪臭がするようになると、人間以上の嗅覚をもつパグ自身にとって大きなストレスになるので、顔のしわのお手入れは欠かさないようにしましょう。

汚れを放置すると皮膚炎を引き起こすことも

パグの顔から悪臭がする段階で何かしらの対策は必要ですが、もしもそれ以上に放置すると、臭いだけでなく皮膚トラブルの原因になってしまいます。
悪臭の原因である細菌・真菌がさらに繁殖すると、もともと皮膚が強くないパグの皮膚が炎症を起こすかもしれません。

下記ページでは、皮膚が弱いパグが気を付けたい皮膚病について解説しています。
どれだけ丁寧にお手入れしていても、皮膚病を患う可能性が完全になくなるわけではありません。万が一愛犬が皮膚に異常を来した場合を考えて、一度ご覧になることをおすすめします。
パグは皮膚が弱いので注意!かかりやすい3つの皮膚病とは パグは皮膚が弱いので注意!かかりやすい3つの皮膚病とは
パグの臭い対策についてはこちらも参考にしてみてください!
パグの臭いの原因は?簡単なお手入れ方法 パグの臭いの原因は?簡単なお手入れ方法

まとめ

パグの顔のしわは、大きな魅力の1つです。しかし、お手入れを怠ると悪臭の原因になり、ストレスになるだけでなく場合によっては皮膚トラブルを招くことにも。愛犬の健康を守るためにも、特に食事・散歩の後は忘れないよう、丁寧にしわの汚れを落としてあげましょう。

また、将来「パグを飼いたい」と考えている方は、一度ブリーダーの犬舎を見学してみることをおすすめします。ブリーダーは、子犬だけでなく親犬の飼育もしており、パグについて専門家といえる知識を持ったプロフェッショナルです。飼う前に知りたい情報だけでなく、迎えた後の悩みなどにも応えてくれますよ!

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