甘噛み?それとも本気噛み!?トイプードルの噛み癖を直したい!

6パターンの噛み癖に対処法はないの?

さきほど6パターンの噛み癖についてご説明させていただきました。でも実際これらの噛み癖をどうやって対処すればよいのかわかりませんよね。6つのパターンの噛み癖の対処法についてまとめてみましたので、参考にしてみてください。

甘噛みへの対処法

甘噛みはワンちゃんが出す愛情表現ですので、できれば受け止めてあげるとよいでしょう。でも、どうしても甘噛みを止めさせたい場合は、ワンちゃんが口を当ててきた瞬間に離れてみましょう。それを繰り返すことで甘噛みが軽減してきます。

じゃれ噛みへの対処法

ワンちゃんが「遊んで?」と誘っている行動なので、決して怒ったり叩いたりはしないでください。「噛む遊びではなくて、ほかの遊びをしよう?」ということを、ワンちゃんが理解できるように教えていくことが大切です。そのためには、「噛んできたら無視!噛むことを止めたら一緒に遊んであげる」といったメリハリをつけて覚えさせましょう。

うざがり噛みへの対処法

お散歩帰りの足ふきや、動物病院に連れて行く時の抱っこなど、どうしてもしなくてはいけないことがあるかと思います。それに対して例え嫌がっても淡々と続けていきましょう。

そして、おとなしくできたら「おりこうだったね!よい子だね」と褒めてあげ、ごほうびを与えながら練習を繰り返していくと徐々にうざがり噛みはなくなっていきますよ。

要求噛みへの対処法

要求噛みの一番の対処方法は“無視”です。なんでも反応してしまうと、噛めば何とかしてくれると勘違いしてしまいますので、要求には応えないという姿勢を崩さないことが大切です。ただし「遊んで?」「構ってほしいな」といった要求に関しては、ワンちゃんの興奮が冷めた時にたくさん遊んで要求を満たしてあげてくださいね。

うっかり噛みへの対処法

ワンちゃん自身に、歯が当たっていることを認識させる必要があります。もし頻繁にうっかり噛みがあるようでしたら、噛まれた時に「いたーいっ!」と大げさなゼスチャーをして、歯が当たったことを自覚させましょう。この時遊んでいたのなら遊びは中断し、おやつなどもサッと隠してください。

攻撃態勢や防御体制の噛みへの対処法

攻撃態勢の噛みについて
利害関係の対立が起きているのが原因です。そのため、ワンちゃんとの生活環境や家族との接し方について改めて見直しが必要です。どうしてもご自身で対処が難しい場合は、しつけ教室などを利用してプロの手を借りて直していくことが大切で
防御態勢の噛みについて
反射的に噛んでしまうこともあるので、日頃からワンちゃんがビックリしてしまうことは避けるようにしましょう。万が一噛まれてしまっても、大きなリアクションをせず淡々とした態度を心掛けてください。また、臆病になってしまっているワンちゃんに対しては、ごほうびを与えながら接触の練習をしてみてください。

一度噛み癖がついてしまうと、中々改善が難しいのが現状です。しかし、諦めずに何度も「噛むことはいけないこと」とワンちゃんに教えていくことが大切です。

噛み癖のしつけでNGな行動

愛犬が噛むからといって、しつけの一環でマズル(鼻先)を押さえつける方がいらっしゃいますが、これは絶対に止めてください。効果はありませんし、一番リスクが高いからです。

ワンちゃんのマズルを掴み続けてしまうと人の手を嫌がるようになってしまい、撫でようとするだけでも怯えてしまうことになりかねません。また、ワンちゃんの口に人の手を突っ込む行為も止めましょう。これはマズルを掴む理由と同じです。そして、口に入れるのを逃れようと余計に噛んでくる恐れもあります。決して行わないようにしましょう。

まとめ

噛み癖が続いてしまうと、飼い主以外の人まで噛んでしまい大けがをさせてしまうかもしれません。もし、甘噛みから始まり噛み癖行動がエスカレートしてきたら、専門のトレーナーに相談したり、かかりつけ医に相談してみたりすることも大切です。

また子犬の頃から、人を噛んだらだめよという事、噛んでよいのは自分のおもちゃとガムだけよと覚えさせるようにしていきましょう。

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トイプードル
photo by Yasuhiko Ito

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