プードルは6種類いる?大きさ・毛色・体型別の分類も

プードルは6種類いる?大きさ・毛色・体型別の分類も

ぬいぐるみのような可愛らしい見た目とから、あらゆる犬種の中でも人気のプードル。日本の住宅事情などから、特に小型のトイプードルに人気が集中しているようですが、実はプードルは体の大きさや毛色により、多くの種類が存在することをご存知でしょうか?

ここでは、体の大きさや毛色の違い、体型によるプードルの種類について解説していきます。

プードルは6種類に分かれる?

プードルの中でも小型なトイプードルは、人気も知名度も高い犬種です。しかし、プードルはそれ以外にも体の大きさでいくつかの種類に分かれています。
血統書を発行している団体JKCに公認されているだけでも、その数は4種類います。

大きく分けて4種類!ティーカップーやタイニーは公認されていない?

国内にある一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)では、スタンダードプードル、ミディアムプードル、ミニチュアプードル、トイプードルの4種類で公認されています。国によっては、ミディアムプードルを公認していないところもあります。

大きさはそれぞれ異なりますが、基本的な体の比率、毛色の種類、性格傾向は同じと言われています。

また、近年人気のあるティーカッププードルやタイニープードルは正式なサイズとして公認はされておらず、トイプードルの1種とされています。

スタンダードプードルの大きさ・体重

体高45~60cm +2cmまで許容
体重16~25kg

JKCでは、「スタンダードプードルは、ミディアムプードルをそのまま拡大・伸展したものとし、ミディアムプードルと同一の特徴を有していなければならない」と定義しています。

プードル自体、活発な犬種であることに加えて、スタンダードプードルは体が大きいので運動量は豊富です。そのため毎日欠かさず散歩させてあげましょう。
海外では盲導犬として活躍しているワンちゃんもいるほど、賢くて穏やかな性格の持ち主です。

ミディアムプードルの大きさ・体重

体高35~45cm
体重8~15kg

2003年にJKCの認定を受けました。そのため、まだミディアムプードルについてはわかっていないことも多く、ミディアムプードルというサイズを公認していない国もあります。

ミニチュアプードルの大きさ・体重

体高28~35cm
体重5~8kg

日本国内ではあまり見かけないサイズですが、17世紀には存在していたと言われています。

プードルの賢さと運藤神経の高さを生かして、探知犬や災害救助犬、さらにはサーカスでも活躍している海外では人気のサイズです。

穏やかで社交的なプードルらしい性格を持ち合わせていますが、サイズ的には小型犬になるため神経質で怖がりな一面もあります。しっかりと子犬の頃から外の環境に慣れさせたり、吠え癖などがつかないようにしつけてあげましょう。

トイプードルの大きさ・体重

体高24~28cm 理想は25cm -1cm許容
体重2~4kg

日本では高い人気を誇るトイプードル。小型犬のため警戒心が強く神経質な傾向はありますが、頭が良いので教えたことはしっかり覚えてくれるでしょう。

タイニープードルの大きさ・体重

体高25cm以下
体重2~3kg

アメリカで生まれたJKCでは公認されていないサイズです。

作出が難しく、サイズも思っていたより大きく成長する場合もあるため、お迎えを検討する際は信頼できるブリーダーのもとで、親犬などのサイズまで確認するようにしましょう。

ティーカッププードルの大きさ・体重

体高23cm以下
体重約2kg

タイニープードル同様にアメリカで生まれたサイズです。こちらもJKCでは公認されていません。
ティーカップに入るほど小さいことからその名がつけられたと言われています。

体が小さいため、骨や関節が弱いので室内の段差や散歩中の環境には注意してあげましょう。

毛色の種類は?

プードルはあらゆる犬種の中でも、特に豊富な毛色が存在します。
ここでは、豊富なプードルの毛色の中から、その一部をご紹介します。

ホワイト


プードルという犬種の代表的な毛色といえば、このホワイトでしょう。比較的新しく作出されたレッドやアプリコットなどと比べると、個体差が少ないといえます。
性格的には安定して社交的。甘えん坊で気が強い面もありますが、プードルらしい頭の良さと従順さで、とても飼いやすいでしょう。
ほかの毛色と比べて汚れや涙やけが目立ってしまうので、お手入れには特に気を付ける必要があります。

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ブラック


ブラックは、ホワイト、ブラウンと並ぶ原種カラーで、運動神経に優れているので訓練向きといえます。他の毛色と比べて特に賢く気性も安定しており、飼い主に従順です。
プードルのカラーの中でも特に忠誠心が強く、しつけがしやすいといわれています。
均整のとれた体型をしている子が多く、狩猟犬らしい佇まいで気高さすら感じさせます。

ブラックの子犬を見てみる

 

ブラウン


現在は珍しいカラーとなっているため、滅多にみかけない毛色といえるでしょう。個性的なカットが似合うので、毛色の希少さも合わせて、ほかのプードルいは見られない珍しいカットにしてみるのもおすすめです。
マイペースな性格の子が多く、やや協調性に欠ける傾向があります。また、人見知りしやすく飼い主さん以外には懐かないことも。
ただし、プードルらしい賢さはあるので、しつけは比較的覚えるのが早いでしょう。

ブラウンの子犬を見てみる

シルバー


シルバーのプードルは、希少性が高い毛色で、見た目のおしゃれさもあり、人気の高いカラーです。
子犬の頃は黒のような色合いですが、成長とともに美しく輝くシルバーの毛色へと変化していきます。シルバーはブラックとホワイトの中間色なので、変化して白い毛が混じる個体も存在します。
性格は、独立心が強く少し神経質。納得しないと動かない頑固な面もありますが、飼い主への忠誠心は強いので、信頼関係が築ければ素直に従ってくれるでしょう。

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レッド


現在、プードルの人気No.1カラーがレッドです。プードルといえばこの色をイメージするか方も多いでしょう。同じ赤系統の色でも、ブラウンのように濃い色やアプリコットに近い薄めの色まで幅が広く個性豊かです。
子犬の頃が最も色が濃く、成長するに従い少しずつ色が薄くなる傾向にあります。
性格は明るく活発でやんちゃ。そのため、やや落ち着きに欠けるものの、プードルはもともと賢いのでしつけ次第で気にならなくなるでしょう。

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アプリコット


薄いオレンジ色したアプリコットは、レッドに次ぐ人気のカラーで、見かけることも多いでしょう。成犬になっても子犬のような可愛らしさが残っており、テディベアカットがよく似合うカラーです。他の色よりも細く柔らかな毛質をしており、毛が細く絡まりやすいため、ブラッシングする際は注意してあげてください。
色味と同様に性格はレッドに近い傾向にありますが、やや神経質でわがままなところもあるようです。

アプリコットの子犬を見てみる

クリーム


アプリコットの黄色味を強くしたクリーミーな色合いの毛色です。アプリコット同様に柔らかい毛質をしており、個体によっては毛が緩くウェーブがかっている場合もあります。お手入れを怠ると毛が絡まりやすくなるので、ブラッシングは欠かさないよう心掛けてください。甘えん坊で少しわがままなところもあります。

クリームの子犬を見てみる

体型にも3タイプの種類がある?

プードルは、大きさ以外にもその体型で、「ドワーフタイプ」「ハイオンタイプ」「スクエアタイプ」の3つの種類に分けられています。
ここでは、タイプごとの特徴について解説していきます。

ドワーフタイプ

胴に比べ足が短くて胴長・短足な体型が特徴のドワーフタイプ。
トイプードルのカットで定番の「テディベアカット」は、大きな丸い目が引き立つようにマズル(鼻から口の部分)を丸く仕上げ、全体的にふんわりとした優しいシルエットにカットしています。
このカットスタイルをドワーフタイプにしたところ、可愛さがさらに引き立ったことから人気に火がつき、今ではトイプードルのカットのなかで1番人気がある王道スタイルに定着しました。

ハイオンタイプ

胴に比べ足が長くて小顔なハイオンタイプは、スーパーモデルのような体型が特徴です。王道のプードルカットがスタイルを強調し綺麗に見えることから、ドッグショーでも活躍していることが多い体型になります。

スクエアタイプ

トイプードルの理想的な体型といわれるスクエアタイプは、胴と足の長さのバランスがよく、どんなカットスタイルでも似合う体型です。
どんな子を迎えたいのか検討するときは、体型なども調べておくと1つの基準として良いかもしれませんね。

まとめ

可愛らしい見た目と明るく賢い性格で、高い人気を誇るトイプードル。今回は、毛色や体型の違いを紹介してきました。
トイプードルを迎えることを決めても、いざ選ぶ段階になって悩むことは往々にしてあるもの。今回の記事を参考に、どんな子を迎えたいのか事前にイメージしておくと良いでしょう。

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