しつけの第一歩!フレンチブルドッグの簡単トイレトレーニング

フレンチブルドッグのトイレトレーニングは簡単?

しつけの第一歩!フレンチブルドッグの簡単トイレトレーニング
photo by freestocks.org

トイレトレーニングは、「家に迎えたその日から」始めることが大切です。
トイレのしつけは毎日の生活の習慣なので、一度習慣づけられてしまうとトイレの教え直しが難しくなります。そのため、できるだけ子犬のうちからトイレトレーニングをする必要があります。

中でも、フレンチブルドッグはトイレトレーニングが上手くいきにくいといわれています。個体差はありますが、トイレを覚えることが苦手な子が多い傾向があるため、根気よく教えていかなければなりません。
難しそうに思われるかもしれませんが、きちんと準備をして少しずつ教えていけばトイレトレーニングは成功するでしょう。

トイレトレーニングは準備から!

トイレの環境を見直して効果的にトレーニング

フレンチブルドッグに限らず、ワンちゃんはどこでも排泄ができるわけではありません。
基本的には以下の条件のもとで排泄をします。

<ワンちゃんが排泄する場所>
・地面が柔らかい場所
・寝床から離れた場所
・綺麗な場所

まずはこの環境が整っているかを見直してみましょう。環境が整っていない状態でのトイレトレーニングは難しく、間違って覚えてしまう可能性もあります。

ワンちゃんが排泄する場所に注目して、各場所の注意点を確認してみましょう。

●地面が柔らかい場所
もともとワンちゃんは土のように柔らかい場所で排泄します。そのため、トイレを覚えていない場合、ふわふわとした絨毯やマットに排泄する可能性が高まってしまいます。トイレを覚えるまでは、絨毯やマットは敷かないようにしましょう。

●寝床から離れた場所
ワンちゃんは自分の臭いが残る排泄物が寝床の近くに残ることを嫌います。狭いサークルの中にベッドとペットシーツを隣り合わせにしている飼い主が多いですが、覚えるまではしないようにしてください。

●綺麗な場所
ワンちゃんは綺麗好きな動物です。よく、ペットシーツにフレンチブルドッグのおしっこをそのままにして、臭いが残っているものを使ってトイレトレーニングをしようとする方がいます。足元がおしっこで汚れた場所で排泄はしないので、汚れたペットシーツは片付けましょう。

子犬の頃がトイレトレーニングのチャンス

子犬は、成犬の時期に比べておしっこの回数が非常に多いです。回数が多いとそれだけトイレを教えるタイミングが必然的に多くなるので、上手にタイミングを見計らって教えるようにしましょう。

特に排泄をしやすいとされているタイミングは、起きた直後や遊んだ後、食後です。
便意を感じると、地面の匂いを嗅いでうろうろし始めますので、速やかにペットシーツの方へと誘導をします。
教えるタイミングが多い時期だからこそ、愛犬の排泄するタイミングを把握しておくことも大切です。

トイレトレーニングの方法って?

サークルを使った簡単な教え方

トイレトレーニングの方法はさまざまありますが、サークルを使ったトイレのしつけは、非常にやりやすく効果的です。ここではその方法を紹介します。

~入門編~
1.ペットシーツを敷いてちょうどいいくらいのサイズのサークルを用意します。
2.排泄をするようなしぐさをとったら、すぐにサークルに入れます。
3.そのまま排泄をするまで待ちます。(サークルで囲われているため、シーツ以外の場所ですることはありません)
4.排泄をしたらよく褒めてサークルから出しましょう。

※4のとき、なるべくおやつなどのご褒美は使わないようにしてください。ご褒美を与えてしまうと、ご褒美欲しさに無理やり排泄をしてしまうことがあるためです。

~ステップアップ編~
1.フレンチブルドッグの活動スペースを、サークルがある部屋だけにしましょう。
2.サークルのドアをあらかじめ開けておきます。
3.なるべくサークルの近くで遊びます。
4.覚えていれば自分でサークルの中に入っていき、排泄をします。
5.できたらよく褒め、失敗した場合は入門編のやり方に戻しましょう。

トイレトレーニングのポイントと注意点

排泄時にコマンドを使う

排泄をする際、「ワンツーワンツー」などのコマンドを使うと、次第にコマンドを聞いただけで排泄をするようになります。そのため、コマンドがあるとフレンチブルドッグに排泄して欲しいときなどに非常に便利です。

こうした自律神経による反応を【古典的条件付け】といいます。

●古典的条件付けとは?
特に報酬を与えなくても、刺激(言葉)を与えたあとに目的(排泄)を達成することで成立します。この古典的条件付けはパブロフの犬が有名です。
パブロフの犬は、毎回同じ音を聞かせてからごはんを与えるようにしておくと、その音を聞くだけでよだれを分泌するようになるというものです。

叱るのは逆効果に
排泄で床を汚されると腹立たしく感じてしまうかもしれませんが、早くトイレを覚えさせるためには叱らないことが大事なポイントです。

トイレの失敗を叱るとき、飼い主は「トイレでない場所で排泄したこと」で叱ります。
一方で、フレンチブルドッグからすると「排泄したこと」で叱られたと思い込んでしまいます。
そうすると、フレンチブルドッグは飼い主の目に届かないソファの裏などで隠れて排泄をしたり、排泄を我慢してしまい膀胱炎になったりするケースも生じてしまうのです。

トイレを失敗した場合は叱らず、黙って排泄物を片付けましょう。

まとめ

フレンチブルドッグはトイレを覚えにくい傾向はありますが、きちんと環境を準備し根気よく教えていけば覚えてくれます。間違ったしつけをしてしまうと、排泄を我慢して病気になる恐れがあるのでトイレトレーニングの方法を理解した上で行いましょう。

トイレ以外のしつけに関しては下記ページで解説しています。こちらも参考にしてみてください。
フレンチブルドッグに必要なしつけは?いつから始める? フレンチブルドッグに必要なしつけは?いつから始める?
また、下記のページではフレンチブルドッグの基本的な飼い方や性格・特徴などを、ペット初心者の方にも分かりやすく紹介しています。気になる方はご覧になってくださいね。
初心者向けフレンチブルドッグの飼い方 初心者向けフレンチブルドッグの飼い方

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