フレンチブルドッグは臭い?軽減できるの?!原因と対策まとめ

ニオイも個性の1つ?!フレンチブルドッグの体臭

フレンチブルドッグは臭い?軽減できるの?!原因と対策まとめ
photo by LWYang

愛嬌があって“ブサかわ”で知られるブルドッグ。でも「フレンチブルドッグって臭いよね…」「臭いらしいよね」なんて話しを聞いたことはありませんか?それも個性の1つでもありますが、でもやっぱり体臭はシビア。どうしてフレンチブルドッグは、そんなにもニオイのイメージがあるの?!予防や対策ってないの?とお悩みの方に向けて、フレンチブルドッグの体臭について調べてみました!

体臭ってどこから来るの?

体臭は、汗と皮脂が混ざり合い酸化してできた脂肪酸に殺菌が繁殖して発生するニオイといわれています。「でもワンちゃんが汗をかいているのを見たことないよ?」と思う人も多いかもしれません。

動物の体には『エクリン汗腺』と呼ばれる全身の体表面に分泌している汗腺があります。このエクリン汗腺が水状の汗を産生・分泌します。特にヒトや馬などは、この汗腺が発達していることから全身に汗をかくことができるのです。

一方、ワンちゃんの場合はこのエクリン汗腺は肢の裏側や鼻の頭付近などにしか存在しないため、汗をかいている姿を見ることはありません。その代わり『アポクリン汗腺』と呼ばれるフェロモンを出すための汗腺が全身に発達しています。

このアポクリン汗腺は皮脂やタンパク質、アンモニアなどが含まれているので水分が少ないためベタベタします。また酸化したり、常在菌が分解したりすることでニオイも発生します。これは体臭の基ではありますが、ワンちゃんたちにとっては性的アピールなどのコミュニケーションの一環としての役割を果たしているのです。

独特の“ブルドッグ臭”には理由があった!?

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フレンチブルドッグから発する独特の“ブルドッグ臭”には以下のような理由があるといわれています。

●脂質肌
脂質肌のフレンチブルドックは、皮脂の分泌が多い犬種といわれています。皮脂は酸素に触れると酸化してニオイを放ちます。そのため、小まめにお手入れをしないと皮脂が溜まり全身からニオイを放ってしまうのです。

●顔のシワ
フレンチブルドッグの特徴の1つでもある『顔のシワ』。この顔のシワが体臭の原因だといわれています。脂質肌であるフレンチブルドッグは、顔のシワの間に皮脂や殺菌、汚れなどが溜まりやすいため常にきれいに拭いてあげないとニオイがきつくなってしまいます。また、フレンチブルドッグは涙やけによるニオイもあります。涙を放置してしまうと、雑菌が繁殖する原因にも繋がりますので注意が必要です。

●短毛種
短毛種は長毛種と違い毛ではなく、皮膚に汚れや殺菌が付着してニオイが発生します。そのため、小まめにシャンプーをしても直ぐにニオイが気になり始めます。

●よだれ
フレンチブルドッグは、他の犬種と比べてよだれが多い犬種です。口まわりだけではなく、胸元付近までよだれが垂れてしまうので、悪臭の原因に繋がってしまいます。

●口臭
短頭種であるフレンチブルドッグは、歯の隙間や口が狭いため歯みがきがとてもしづらい犬種です。そのため歯垢や歯石が溜まりやすく、口臭の原因にも繋がります。

●耳のケア不足
フレンチブルドッグは立ち耳ですが、皮脂が溜まりやすく耳垢が直ぐにできてしまう犬種です。そのため、定期的に耳のケアをしてあげないと外耳炎などを発症し、ニオイの原因にも繋がってしまいます。

●肛門腺
ワンちゃんは自らのニオイを溜めておく袋=肛門腺があります。この肛門腺は排泄物と一緒にニオイを排出します。うまく排出されないと、おしりから強い異臭が発するようになり破裂する恐れがあります。

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