【初めての方向け】室内犬に人気な犬種は?おすすめ10選

【初めての方向け】室内犬に人気な犬種は?おすすめ10選

現在、ワンちゃんを飼うのなら室内飼いが一般的です。
以前は屋外に犬小屋で飼うのが普通だったことを考えると、室内飼いにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、室内飼いのメリット・デメリット、室内飼いに向いていると思われる犬種を紹介していきます。

室内犬の人気犬種一覧

現在は室内でワンちゃんを飼うのが主流です。
では、一般的に室内犬といわれる犬種の中で、どのワンちゃんの人気が高いのでしょうか?
ここでは人気の犬種を紹介します。

JKCの犬種別犬籍登録頭数を元に、賃貸によっては中型犬以上の大きさだと飼えない場合もあるため、小型犬を選出しています

トイプードル

トイプードル

トイプードルの被毛はシングルコートなので抜け毛は少なく、体臭もほとんど気にならない程度です。そのため、お手入れの手間が少なく、室内で飼いやすい犬種といえるでしょう。
ただし、特徴的な巻き毛が絡まったり毛玉になったりしやすいため、ブラッシングと月1回以上のトリミングは必要です。

原産国フランス
体高24~28cm
体重3~4kg
性格利口、活発、従順
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チワワ

チワワ

世界最小の犬種として有名なチワワは、そこまで広い生活スペース必要ではないので、マンションなどの集合住宅でも飼育しやすい犬種です。小柄なわりにがっしりした体型で活発な犬種ですが、飼い主と遊んだりしているだけでも一日に必要な運動量をこなすことができるため、散歩の時間もそれほど必要はありません。
こうした室内飼いしやすいところも、人気犬種の理由の1つでしょう。

原産国メキシコ
体高12~20cm
体重1.5~3kg
性格注意深い、活発、勇敢
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ミニチュアダックスフンド

ダックスフンド

ミニチュアダックスは活発で甘えん坊、遊び好きな性格の子が多いので、遊びを交えながらしつけるとすぐ覚えてくれます。
お手入れの面では少し気を付ける必要があります。
皮脂が多いので、定期的なシャンプーで清潔に保ち、臭いや皮膚病を予防してあげましょう。また、垂れ耳なので耳の内側が蒸れやすく、外耳炎が発症しやすい傾向にありるため、小まめに耳掃除をしてあげると安心です。

原産国ドイツ
体高30~35cm
体重7.3~15kg
性格友好的、落ち着きがある、情熱的、辛抱強い
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ポメラニアン

ポメラニアン

ポメラニアンは、小柄ながらとても元気な犬種です。人懐こく人間が大好きで、何よりも飼い主と一緒にいることを好むため、室内飼いに向いている犬種といえるでしょう。分け隔てなく誰とでも気軽に接してくれる社交的な性格なので、多頭飼いにも向いています。
また、小型犬ということで必要な運動量が少ないので、その点も室内飼いに向いているといえるでしょう。とはいえ、非常に活発な犬種なので、できるだけ毎日、近所を歩くだけでもいいので散歩に連れて行ってください。
吠えやすい傾向があるので、無駄吠えをしないようにしつけをしてください。

原産国ドイツ
体高20cm程度
体重1.8~2.3kg
性格注意深い、忠誠心が強い
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ミニチュアシュナウザー

ミニチュアシュナウザー

長い眉毛と口ひげ、ふさふさとした顎ひげが特徴的なミニチュアシュナウザーは、忍耐強く、機敏で快活な小型犬です。小型犬の中でも賢く、飼い主に従ってくれるワンちゃんなので、しつけもしやすいでしょう。
また、とても友好的で穏やかな性格なので、多頭飼いにも向いており、異なる動物とも仲良くしてくれます。

好奇心旺盛で、ありあまる元気の良さもあり、思いがけないイタズラに走ってしまうこともあるので、その点には注意しておくと良いでしょう。

原産国イギリス
体高15~18cm
体重~3.2kg
性格用心深い、安定した気質、勇敢

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ヨークシャーテリア

ヨークシャーテリア

左右に均等に流れる美しい直毛が特徴的なヨークシャーテリアは、最も小さい犬としてギネスブックに登録されたことがある犬種です。被毛の美しさから「動く宝石」とも呼ばれています。
優雅な見た目とは裏腹に、元々はネズミを駆除するために生まれた犬種なので、大変勇敢で頑固な性格をしています。自己主張が強く勝気な反面、臆病な面もあるので、怯えて吠えることがあるので、その点には注意が必要です。

原産国イギリス
体高約20cm
体重~3.2kg
性格用心深い、勇敢、聡明、自信満々

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シーズー

シーズー

シーズーは人懐こい性格で、幼い子どもから高齢者まで、年齢を問わず相性が良いワンちゃんです。基本的に、他のワンちゃんや他の動物とも仲良くやってくれます。噛み癖は滅多にありませんが、吠え癖が出ることもあるので、しつけはしっかりしておきましょう。

シーズーは、室内飼いに向いているというよりも、室内で飼いたい犬種です。
その理由として、最大の魅力でもある被毛が屋外で飼っていると汚れてしまい、お手入れが大変だからという点が挙げられます。

原産国中国
体高20~28cm
体重4~7kg
性格活発、穏やか、友好的、愛情深い、大らか、思慮深い
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マルチーズ

マルチーズ

マルチーズは優しくて、知的なワンちゃんです。
被毛は細く絡まりやすいので、まめなお手入れが必要です。一度毛玉になると切るしかないので、お手入れのためにも室内で飼いたい犬種といえるでしょう。また、白い被毛は汚れが目立つので、屋外飼いには向いているとはいえません。
このほか、被毛はシングルコートなので体温調整が苦手なので、屋外で飼うのは難しいでしょう。

原産国中央地中海沿岸地域
体高オス21~25kg
メス20~23kg
体重2.5~3.2kg
性格知的、快活、大胆

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パグ

パグ

パグは外見のイメージそのままに、とてもユーモラスで陽気な性格です。飼い主をはじめ、人間が大好きなので、子どもや高齢者の方でも飼いやすい犬種といえます。
反面、とても寂しがり屋で甘えん坊なので、迎えるのなら常に一緒にすごすことができる室内で飼うようにしましょう。
また、短頭種なので呼吸器系が弱いため、体温調整が苦手です。そのためエアコンで温度が調整できる室内で飼う方が、健康面でも良いといえます。

原産国中国
体高オス30cm
メス25cm
体重6.3~8.1kg
性格愛嬌がある、安定した性格、愉快

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パピヨン

パピヨン

パピヨンは仲間意識が強く、ひとりでいることが苦手なので、室内で飼って可能な限り一緒にいてあげましょう。人間が大好きな性格で、他人にもすぐになつくので、いつも構ってあげられる方に向いている犬種といえます。
また、パピヨンは活発で運動神経が良く、小型犬の中では足の速さがトップクラスといわれています。室内飼い向きの犬種ですが、運動欲を満足させるためにも、散歩やドッグランに連れて行ってあげると良いでしょう。

原産国フランス、ベルギー
体高~28cm
体重オス3.6~4.5kg
メス3.2~4.1kg
性格聡明、警戒心が強い、友好的

パピヨンの
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室内犬に向いている犬の特徴は?

室内犬に向いている犬の特徴

近年、犬は室内で飼うのが基本となってきました。
これから犬をお迎えする方も、室内での飼育をイメージしていることが多いのではないでしょうか。

室内飼いにはどんなワンちゃんが向いているのか、ポイントをご紹介します。

ポイント①:大きさ

飼育環境をどれくらいの広さで確保できるかにもよりますが、一般的には成犬時の体重が10㎏未満ほどのワンちゃんが、室内で飼いやすいといえるでしょう。

また、賃貸物件では「小型犬のみ」「5㎏まで」など指定されていることも多くなっています。

ポイント②:性格

温和で従順な性格のワンちゃんが室内犬に向いています。

仕事などで留守にすることの多いおうちであれば、ひとりでも過ごせるように訓練が必要になることも。しつけの入りやすさもポイントとなるでしょう。

独立心の強い性格の子は、比較的お留守番が得意なことが多いですよ。

ポイント③:鳴き声

鳴き声の大きさも犬種によって大きく異なります。
室内犬として向いているのは、吠えにくかったり、吠えても声が小さい愛玩犬だといわれています。
また一般的に、大型犬よりも小型犬のほうが鳴き声も小さい子が多いです。

もともと狩猟犬や牧羊犬として活躍していた犬種は吠えるのが得意なので、大きく通る声を持っています。
飼い始めてから「鳴き声が大きすぎる…」とならないよう、事前に成犬時の鳴き声についても調べるようにしましょう。

室内であれ室外であれ、太く強い鳴き声は近所トラブルに発展する恐れもあります。「無駄吠え」のないよう、飼い主がしっかりしつけを行うことが重要になります。

室内犬とは?メリットとデメリット

室内犬とは?メリットとデメリット

以前は屋外で飼うことが当たり前だったワンちゃんですが、現在は犬種を問わず室内で飼うことが主流となっています。
では、愛犬を室内で飼うことには、どんなメリットがありデメリットがあるのでしょうか。

室内で飼育するメリット

室内で飼うメリットはいくつもありますが、その最たるものの1つが、安全性の高さでしょう。外飼いと違い脱走や事故の危険がなく、マダニやノミといった寄生虫のリスクを抑えることができます。

また、エアコンで室温を管理すれば、夏場や冬場の極端な暑さ・寒さから愛犬を守ることができるでしょう。雨や雪といった悪天候の影響も受けません。
もしも病気になったり高齢になったりして看病や介護が必要になっても、すぐそばで面倒をいてあげられます。

このほか、飼い主と近い場所で生活することになるので、一緒にいる時間が増え、コミュニケーションがとりやすくなるのもメリットといえるでしょう。ワンちゃんは本来群れですごす動物なので、ひとりになる時間が少ないのは、愛犬にとってもよいことです。しつけやトレーニングの時間も作りやすくなるでしょう。

室内で飼育するデメリット

基本的に、室内飼いはメリットが多くデメリットは少ないといえます。それでもあえてデメリットを挙げるなら、抜け毛や匂いといったお手入れの問題があげられるでしょう。
犬種にはよっては、抜け毛が多かったり匂いが強かったりします。しかし、そうした問題は日々のお手入れやお掃除で対応できるので、全ては飼い主さん次第です。

また、イタズラ好きな子の場合、家具をかじったり部屋の中を散らかしたりすることがあります。場合によっては、誤飲誤食をしてしまったり、大ケガをする可能性も否定できません。ワンちゃんにとって危険な物や傷付けられたくない物は、手が届かない場所にしまったり他の部屋に避難させるなどすると良いでしょう。

室内犬を飼う準備

室内犬を飼う準備

室内で犬を飼うときに用意しておきたいアイテムやグッズをご紹介します。

以下を参考に、ぜひ人もワンちゃんも快適に過ごせる環境をつくってみてくださいね。

  • ケージやサークル(ハウス)
  • トイレ
  • ベッド
  • ドッグフード
  • 給水器・食器
  • ペットシーツ
  • マット
  • 首輪やハーネス・リード
  • クレート
  • 空気清浄機

ケージやサークル(ハウス)

室内フリーで飼育する場合でも、ワンちゃんの落ち着けるテリトリーを用意する必要があります。
ケージやサークルなど、犬の「ハウス」となる環境を整えましょう。

設置する場所は、騒音や明るさがワンちゃんにとってストレスにならないような場所がベストです。

トイレ

室内のトイレを覚えると、大雨や台風などで外に出られないときや、ケガや病気で自力で動けなくなったとき、被災時にも安心です。

できれば子犬のうちからトイレトレーニングを始めましょう。

ベッド

ワンちゃんのサイズにあったベッドを用意しましょう。

季節に合わせて適切な素材のものに変更するのもおすすめです。

ドッグフード

「総合栄養食」と書かれたフードには、犬に必要な栄養素が含まれています。

年齢や大きさ、アレルギーの有無などによっても適切なフードが異なります。

給水器・食器

早食い防止の食器なども販売しています。

これも、ワンちゃんのサイズに合った適切なものをご用意くださいね。

ペットシーツ

ペットシーツは吸収力や防臭力が強く、トイレ以外にもさまざまな場面で活躍します。

マット

滑りやすいフローリングは犬の足や関節に悪い影響を与えるので、ワンちゃんの飼育環境内には滑り止めとしてマットやカーペットを敷くようにしましょう。

首輪やハーネス・リード

お散歩の必須アイテムです。

病院に行くときやワンちゃんと一緒にお出かけするときなども使用することになります。

クレート

ワンちゃんを持ち運ぶためのものですが、日頃からクレートに慣れさせておくのがおすすめです。

病院やペットホテル、緊急の災害時などクレートに入れる機会があったとき、ワンちゃんのストレスを軽減することができます。

空気清浄機

特に換毛期は犬種によっては大量の毛が抜けて、部屋中を舞うような状態になることも。
ハウスダストなどのアレルギーから飼い主を守るためにも、用意しておくとよいでしょう。

室内犬を飼う際に必要なしつけ

室内犬を飼う際に必要なしつけ

最低限のしつけは、人も犬も幸せに暮らすために必要なものです。

室内犬を飼う際に行うべきしつけをおさえておきましょう。

社会化トレーニング

犬は人と一緒に暮らす中で、さまざまな人や生き物と出会い、多くのことを経験していきます。

日々の生活ではワンちゃんにとって「初めて」のことがたくさん起こりますが、その都度興奮して吠えたり暴れ回ったりしたら、どうでしょうか。
飼い主も大変ですがワンちゃんにも危険がありますし、周りとのトラブルに発展するおそれもありますよね。

そうならないように、どんな場面でも落ち着いて過ごせるよう訓練することを「社会化トレーニング」といいます。

室内飼いのワンちゃんは家の中で耳にする生活音や車の音、お散歩中に出会う初めての人や生き物に、徐々に慣らしていくようにしましょう。

トイレトレーニング

トイレトレーニングは、多くの飼い主がぶつかる壁のひとつです。
基本的にとても時間がかかるトレーニングなので、根気強く行っていきましょう。

トイレは室内派と外派で分かれますが、それぞれにメリットデメリットがあります。
室内派であれば失敗したときの後処理の大変さ、外派であれば天候や健康状態などで外に出られないときどうするかなど、それぞれに考えるべき課題があります。

理想はどちらでもできるようになることで、特に室内ではペットシーツがあればどこでもできる状態になると、旅先などでも役立つでしょう。

とはいえ簡単にマスターできるものではありません。

それぞれの家庭に合ったトイレの方法で、しつけを行っていきましょう。

無駄吠えのしつけ

無駄吠えを放っておくと、早朝や夜中に吠えて起こされてしまうなど飼い主の生活に支障をきたすことが考えられます。
近隣トラブルにも繋がりやすい問題なので、なるべく早く対処したいところです。

「無駄吠え」と呼ばれますがワンちゃんからすると無駄に吠えているわけではなく、なにか理由があるもの。
なぜ吠えているのかを理解し、正しいしつけで改善していきましょう。

ケージに慣れてもらう

ケージやクレート内がワンちゃんにとって安心できる環境であるよう、慣れさせる訓練も行いましょう。

室内フリーで飼育する場合も、寝床や休憩場所として用意するようにしてくださいね。

ケージの中に慣れると、急な来客やお留守番などで入れておかなくてはいけないとき、ワンちゃんのストレスを最小限に抑えることができますよ。

食事のしつけ

食事は飼い主の許可が必要だと覚えさせることで、愛犬を誤飲・誤食から守ることができます。

愛犬に可愛くおねだりされると、ついおやつをあげたくなることもあると思いますが、ワンちゃんの要求のままに好き放題与えるのはNG。
健康状態に悪影響を及ぼすことに繋がります。

また毎日同じ時間に与えていると、その時間になると吠えて催促をしたり、そわそわと落ち着きがなくなるようになることも多いようです。
できれば毎日時間をずらし、食事の主導は飼い主にあることを認識してもらいましょう。

噛み癖のしつけ

はじめは可愛い甘噛みですが、そのままにするとエスカレートしていきます。どんどん噛む力が強くなり、そのうち手に負えなくなってしまうかもしれません。

噛まれた人がケガをする他、噛み癖には電気のコードを噛んで愛犬自身が感電するなどの危険も潜んでいます。

そうなる前に噛んではいけないものを教えるのも、大事なしつけのひとつです。

噛んでよいおもちゃなどを使い、噛んでよいものと悪いものを区別できるようにさせましょう。

まとめ

現在は、基本的に室内で飼うことが一般的になりましたが、僅か十数年前までは、犬は外で飼うのが当たり前でした。
今回の記事をご覧になり、ワンちゃんを室内で飼う意味を理解して、好みの犬種を見つけてください。

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