食事のしつけを詳しく解説!愛犬に覚えさせたい「おあずけ」など

誤飲誤食や拾い食いを防ぐために食事のしつけは大切

食事をするバーニーズマウンテンドッグ
photo by ArtTower

ワンちゃんのしつけはどれも大事ですが、その中でも最も重要なものの1つが「食事」です。

ワンちゃんは食いしん坊なので、あればあるだけ食べ続けてしまいます。飼い主からしても、かわいい愛犬には好きなだけ食べさせたいという気持ちはあると思いますが、ワンちゃんは食欲を自制することがないので、キリがありません。

節度を守らない食事は、ワンちゃんを肥満させてしまい、健康に悪い影響を及ぼします。また、食事のしつけができていないと、拾い食いや誤飲をすることもあるでしょう。場合によっては、犬に毒となる物を食べてしまい、命に関わる可能性も否定できません。
幼い頃から、食事に関してのしつけをすることで、愛犬の健康を守ってあげましょう。

※ワンちゃんが食べてはいけないものに関してはこちらの記事をご参照ください。

しつけの効果1:人間の食事を欲しがらなくなる

食事のしつけを身に付けることができれば、ワンちゃんは飼い主の食事をほしがることはなくなるでしょう。

そもそも、人間の食べ物とワンちゃんの食べ物は同じではありません。一般的に、人間の食べ物は、ワンちゃんにとって塩分が過剰なものが多い傾向にあります。

ワンちゃんは鼻や肉球にしか汗をかかないので、全身に汗をかく人間ほど塩分を必要としないのです。もしも、毎回飼い主と同じ食事をとっていたら、塩分過多でワンちゃんはすぐ病気になってしまうでしょう。

また、人間が当たり前に食べている食材でも、ワンちゃんにとっては有害な毒となるものも少なくありません。そのため、絶対に与えてはいけない食べ物もあり、一口でも食べてしまえば命に関わります。

かわいい愛犬に美味しい物を食べさせてあげたいという気持ちも分かりますが、ワンちゃんのことを想うのなら、ただ甘やかすのではなく時には厳しくしつけてあげるべきでしょう。

しつけの効果2:拾い食いをしなくなる

今でこそ「犬=ペット」という認識が当たり前ですが、元々は野性の動物です。そのため、私たち飼う側が「拾い食い」と呼んでいる行為も、ワンちゃんにとっては普通の食事でしかありません。そのため、拾い食いがいけないことと教えないといけません。

例え飼い犬であっても、ワンちゃんにとっては道に落ちているあらゆるものが「食べ物」になりかねません。煙草の吸殻や腐った物、カビであっても気にせず口にしてしまいます。

しかし、拾い食いは危険な行為なので、飼い主からすれば止めさせたいところです。
犬種や個々の性質によってしつけの難易度は変わりますが、しつければきちんとそれに応え、覚えてくれます。散歩中、気になる物があっても、まずは飼い主の反応を確認するようになるでしょう。

食事のしつけを行う上で重要なポイント

飼い主の食事中は食べ物を与えないこと

水を飲む犬
photo by 584652

ワンちゃんはにおいに敏感なので、飼い主が食事をしていると、物欲しそうな目で「ちょうだい!」と訴えてきます。ここでの正解は「無視」なのですが、愛犬のかわいさに負けて与えてしまった、という人も少なくないでしょう。ですが、一度でも与えてしまうと、ねだれば貰えることを覚えてしまい、以降も続くことになってしまいます。

そのため、食事中に自分の食べ物をねだられても、一切与えてはいけません。
元々、群れの中ではリーダーの食事が終わってから、それ以外が食事をするという習性があります。そのため、まず飼い主が食事を終え、その後でワンちゃんのご飯という順番を守るようにすれば、飼い主がリーダーであることを理解させることにもつながるでしょう。

食事は決められた時間内で

食事は、ワンちゃんにとって何よりも楽しみな時間の1つです。だからこそ、メリハリを持って、食事の時間とそれ以外をきっちり分ける必要があります。

例えば、いつでも食事できるように、フードを置きっぱなしにするのは、非常によろしくありません。こうすると、食事の時間という概念がなくなるので、飼い主に従う必要を感じなくなり、愛犬との主従関係が壊れてしまいます。また、出しっぱなしだとフードが劣化する上、一度でも口をつければ雑菌が繁殖するので、衛生面からもおすすめできません。

もしも、ある程度の時間待ってあげて、出した食事を食べないようなら片付けてしまいましょう。野生であれば毎日食事できるわけではないので、健康な状態であれば1食くらい抜いても害はありません。むしろ、飼い主との主従関係が壊れる方が、大きな問題に発展する可能性が大きいです。

食事の時間は飼い主の都合で、毎日決まった時間である必要はありません。
食事の時間を決めてしまうと、その時間になっても食事が出てこないことで吠えるようになるかもしれません。

食事のしつけを始めよう

まずは「おあずけ」を覚えさせる

ゴールデンレトリーバーの子犬
photo by jagdprinzessin

食事のしつけは、まず「おあずけ」を覚えることからはじまります。
この場合のおあずけは、食べ物を目の前に置かれても、飼い主が許可するまで食べるのを我慢できるようにするためのしつけです。これを身に付ければ、拾い食いや盗み食い、誤食などの事故を防ぐことができるでしょう。

特に、食べてはいけない物を口にすることを未然に防げるようになるので、食生活が異なる人間と暮らす上では必須といえます。

おあずけを覚えさせる手順として、まずはワンちゃんにリードを装着して、距離を置いた場所に食事を置きます。「食事に手を伸ばす⇒首が締まって届かない⇒苦しい⇒あきらめる」と、ここまで覚えてくれれば、次のステップに進んでも大丈夫でしょう。

「おうかがい」してきたら「待て」を指示

あきらめたワンちゃんは、次に飼い主であるあなたに視線を送り、どうしたらいいのか「おうかがい」してくるでしょう。そうしたら、「待て」と指示をしてください。

この時の指示は、以降も同じように統一してください。毎回違うやり方で同じ指示をしていたのでは、ワンちゃんが混乱していしまいます。

最初は、極短い時間でも大丈夫です。
一瞬でも待つことができたら、一言褒めてあげて本来の食事以外の簡単なご褒美をあげてください。ご褒美は、ドッグフード一粒でも、おやつ一欠けらでもいいでしょう。

これを5回ほど繰り返して、問題なくできたら「よし」の合図と一緒にに本来の食事をさせてあげてください。
この際注意したいのは、あまりしつこくしないこと。しつこく繰り返すことで、しつけや食事の時間を嫌いになっては、全てが台無しです。ワンちゃんの集中力は10〜15分程度といわれているので、この時間をこえないように、もしできないようであれば次回に持ち越しましょう。

できるようになったらリードを外して挑戦

ここまでのしつけが上手にできるようになったら、最後の仕上げにリードを外してこれまでと同じ内容のしつけを行いましょう。

リードなしでこれまでと同じようにできたら、しつけを身に付けたといえます。もしもリードを外してできなくなったのなら、やり直しです。再びリードをつけて、これまでと同じようにしつけてみましょう。

飼い主の手から食べることを覚えさせる

ここまでのしつけが身に付いていれば、通常の食事は問題なくできるでしょう。
しかし、これが不測の事態――例えば、飼い主が食ベ物を落したときや、散歩中に何かを口にしようとしたときになると、しつけの難しさは一段高くなります。リードを引いて止めることができれば最悪の事態は避けることができるものの、リードが機能しない時はそうはいきません。

そこで覚えさせたいのが、飼い主の手から与えられた食事だけを食べるという習慣です。
レバーやチーズなどのおやつを置き、リードを付けたワンちゃんの様子を伺います。この際、置いたおやつは絶対食べさせてはいけません。

落ち着いてきておうかがいを立ててきたら、すぐにご褒美をあげましょう。この時のご褒美は、おあずけしていた物ではなく、新たに飼い主の手からあげてください。

そうすることで、「落ちている物は食べられない」「飼い主から渡された物は食べられる」
と覚えさせることができます。

食事中の問題行動を直すには?

おやつを食べる犬
photo by Omerlavon

ワンちゃんに限らず、動物にとって食事は自分の生死に関わるとても大切なものです。そのため、中には食への執着が強く噛みつくなどの問題行動を起こす場合も見られます。
こうした食事中の問題行動は、様々なトラブルを招くことになるので、できるだけ早くしつけましょう。
ここでは、代表的な問題行動を紹介するとともに、その対処法も解説していきます。

ご飯をねだって吠える場合

ワンちゃんの要求に従っているだけでは、主従関係が崩壊する危険があります。そのため、「飼い主=リーダー」と認識させるためにも、安易に要求に従うことなく、飼い主の食事が先、その後に自分の食事というルールは遵守しましょう。

しかし、全てのワンちゃんの聞き分けが良いとは限りません。中には、飼い主の食事中に吠えることでご飯をねだるワンちゃんもいるでしょう。こうした状況で最もやってはいけないのは、吠えているときに食事を与えること。これをやってしまうと、吠えたことで要求に応えてもらえたと思い、ご飯をねだって吠える癖がついてしまいます。

どうしても吠えるのがうるさくて我慢できない場合は、食べ物以外の何かを使って意識を逸らしてあげるといいでしょう。例えば、お気に入りのおもちゃで誘導して、別の部屋で待たせるというのも有効です。

食事の時に唸る場合

ワンちゃんの感情表現の1つでもある「唸る」という行為は、攻撃する一歩手前に相手への警告の意味として行われます。

食事中に唸るワンちゃんは、自分のエサを守るために唸っており、過去に食事を奪われた経験があると、このような行動を取る傾向があります。場合によっては近づいただけで唸り声をあげ、エスカレートすると噛みつくことすらあるのです。

こうした問題行動を改善するためには、食事を奪われるという悪い意識から、良い方に意識を変えてあげる必要があります。そのためには、1回の食事を数回に分けて、少量を食べ終えたら少しずつ追加していく方法を取るといいでしょう。この際、少しでも唸るようなら無視して食事を与える手を中断してください。唸るのを止めたら再開します。

これにより、飼い主の手が近づくとご飯が貰えることを刷り込んでいきましょう。同時に、唸るとご飯がもらえないことを理解させることにも繋がります。

このしつけは、場合によっては噛まれる危険性もあるので、リードを付けた上で行うようにしてください。

拾い食いをする場合

拾い食いをさせないようにするしつけでも、リードを利用しましょう。
散歩中、普段はやや緩んだ状態で持ち、落ちている食べ物を拾い食いしようとしたら、リードを引いて行動を抑制します。

食べられなかったワンちゃんは、不満から飼い主さんのほうを見上げるので、その瞬間に褒めておやつをあげてください。これにより、「落ちている物は食べられない」ということを覚えます。

また、毎日の食事は、決まった器に入れてあげるようにしてください。これを習慣付けることで、「この器に入っているものは食べても大丈夫」ということを認識するようになります。

拾い食いで怖いのは、毒物の誤飲誤食です。屋外には飼い主が想像している以上にたくさんの危険物が落ちているので、ワンちゃんの安全のためにも、このしつけは徹底しておきましょう。

まとめ

生きていくために必要不可欠な食事は、同時にこの上ない楽しみの時間でもあります。しかし、拾い食いや誤飲誤食の心配もあるため、何のしつけもなく放っておくことはできません。安全に問題なくワンちゃんに食事してもらうには、やはり徹底したしつけが必要になります。
この記事を参考に、ワンちゃんの食事をより安全なものにしてください。

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