遺伝子検査をすると愛犬のなにがわかる?検査の種類や必要性について

遺伝子検査で分かること

シェルティ
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遺伝子検査の中には、体質や発症の可能性がある病気(遺伝性疾患)の把握などに活用できる検査があります。

人間の健康管理に取り入れられることが多いですが、最近ではワンちゃんへの活用も普及しています。

遺伝子レベルでワンちゃんの健康管理ができるだけでなく、繁殖の際に遺伝性疾患を避けることにも繋がります。

ただし、遺伝子検査で遺伝性疾患の兆候が見られても、必ず発症するとは限りません。
いつ発症するかも特定できないので、あくまでも可能性を調べる検査であることを認識しておきましょう。

そもそも遺伝子とは?

ロットワイラー
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遺伝子の説明の中で、DNAやゲノムという言葉も耳にするでしょう。
聞き覚えはあっても、どういうものなのか詳しくは分からないのではないでしょうか。
まずは遺伝子に関わる単語の意味について理解しましょう。

遺伝子・DNA・ゲノムについて

●遺伝子
遺伝子は親から子どもに受け継がれるもので、生物の設計図といわれています。
生物の体を作り、生命を維持するための大切な情報を記録しています。

●DNA
DNAは二重らせん構造をしている紐状の物質です。細胞の核の中にあり、デオキシリボ核酸という分子で成り立っています。
デオキシリボ核酸は4種類の塩素の集合体で、その配列によって遺伝情報などが作られています。

●ゲノム
ゲノムとは、DNAに書き込まれている遺伝子など(遺伝子以外の情報もある)の全情報を含めたものを指します。

主な3つの遺伝子検査

スピッツ
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遺伝子検査には親子関係を調べる検査など、さまざまな種類があります。
動物医療においては主に3つの遺伝子検査が活用されています。
どんな遺伝子検査があるのか、確認しましょう。

①感染症の原因を突き止める検査

感染症を引き起こす細菌やウイルスなどの病原体を突き止める遺伝子検査です。
例えば、下痢パネルという検査では、細菌やウイルス、原虫など一つの検体で多数の病原体を検出することができます。

また、遺伝子検査では糞便検査で見つけにくいトリコモナスなどの原虫を高確率で検出でき、診断がつきやすいメリットもあります。

②癌などの悪性腫瘍の治療に役立てる検査

悪性腫瘍によって起きた遺伝子変異を調べます。

例えば、代表的な悪性腫瘍であるリンパ腫は、細胞のタイプによって抗がん剤の効き目が異なるので、遺伝子検査をすることで診断や細胞のタイプが分かり、治療方針などの判断材料となります。

同じくワンちゃんに多い肥満細胞腫も、遺伝子検査によって抗がん剤の使用を検討する際に役立ちます。

③遺伝性疾患のリスクを調べる検査

生まれつき持っている生涯変わらない遺伝子の配列を調べ、親から子に遺伝する体質や病気を確認します。

ワンちゃんの遺伝性疾患は600種類以上といわれています。
犬種によって発症しやすい遺伝性疾患もあり、トイプードルやミニチュアダックスフンドは進行性網膜萎縮症、チワワは水頭症、レトリバー種などの大型犬は股関節形成不全といった疾患が多く見られます。

遺伝子検査の必要性

ボーダーコリーとシェパード
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遺伝子検査は病原体の検出や治療方針などの判断材料といった病気になってからするものだけではなく、遺伝的に発症する可能性がある病気を事前に把握する目的で行うものもあります。
発症後の遺伝子検査は治療に役立ちますが、前もって行う遺伝子検査にはどんな必要性があるのでしょうか?

特定の遺伝性疾患を防ぐことに繋がる

遺伝性疾患は親から子へ受け継がれるものです。両親の遺伝子検査をすることで、遺伝性疾患を持っていないワンちゃん同士を正しく交配し、遺伝性疾患を持たないワンちゃんを繁殖することができます。

そのため、繁殖を検討している方は特に遺伝子検査をする必要があります。現状、遺伝子疾患を発症していなくても原因遺伝子を持っている可能性があるので、遺伝子検査を行い、遺伝性疾患を防ぎましょう。

まとめ

遺伝子は将来、病気を発症する可能性に関わってくる場合があります。遺伝子検査で得られた結果はあくまで病気の兆候ですが、調べておくとワンちゃんの健康管理を遺伝子レベルで把握することができますよ。

ブリーダーナビは、日本全国のブリーダーが登録されており、さまざまな犬種と出会えます。子犬を迎え入れる際は、遺伝性疾患についてもブリーダーに訪ねてみましょう。

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