【アンケート結果発表】犬に『話しかける』ことの効果6選

ブリーダーナビの公式ツイッターで犬に『話しかける』効果で実感したものについてのアンケートを実施しました。アンケートの結果とともに、犬に話しかけることで得られる効果を6つご紹介します。

愛犬 に『話しかける』事で効果を実感したのは?


(ブリーダーナビ公式Twitterでのアンケート 2021年7月16日実施 回答数57)

「信頼関係を築けた」実感のある飼い主さんが約4割も!人間同士でも声を掛け合うことで繋がりが深くなるものですが、犬と人との間でも話しかけることでどんどん絆が深まるんでしょうね。

愛犬に話しかけるメリット


犬は、大好きな飼い主さんから話し掛けられることが大好きです。

飼い主さんが愛犬に声をかけることで「かまってもらえる」「自分のことを見てくれている」と感じ、それによって犬は安心感や幸福感を得るのです。

では、犬に話しかけることによって具体的な効果はどれくらいあるのでしょうか。

1.信頼関係を築くことができる

犬は、飼い主さんの言葉を全て理解できるわけではありません。

しかし声のトーンや表情、しぐさなどから何となく言葉の内容を理解し「自分は大切にされているんだな」と感じます。

犬が穏やかで安心した気持ちであれば、飼い主さんとの信頼関係もより築きやすくなり、お互いの思いがますます伝わるようになるのです。

2.ダイレクトに愛情が伝わる

飼い主の愛情がダイレクトに伝わるというのも、犬に話しかけることで得られる大きな効果の1つといえます。

日頃から話しかけることで「飼い主さんに関心を持ってもらえている」「家族の一員として大切にされている」と、犬は愛されている実感を得ることができます。

3.洞察力が身につく

普段から愛犬に話しかけることで、犬自身も「この声のトーンは褒めてくれているんだな」「この話し方は、自分に指示を出しているんだな」と、飼い主さんの気持ちや考えを汲み取ることができるようになります。

一緒に過ごす期間が長くなるほど、「うちの犬は人の話しを理解しているなあ」と感じることが増えてきますよね。それも日々の話しかけの積み重ねのたまものなのです。

4.しつけがしやすくなる

コミュニケーションの一環として、愛犬に声を掛けていると信頼関係が築けるだけではありません。

「お手」や「お座り」などといった指示語を理解し、飼い主さんの指示にきちんと従うようになります。

2011年に発表になったある研究では、1000語以上の言葉を覚えた犬がいると証明されました。犬はこれまで人が思っていたよりもずっと沢山の言葉を理解できるようですよ。

5.不安を取り除いてあげることができる

元々犬は、群れで生活する習慣があるため、本能的に寂しがり屋な一面を持ち合わせています。

そのため飼い主さんが近くにいないだけで不安な気持ちになり、ストレスが生じてしまうのです。

こんな時、飼い主さんが優しい言葉をかけてあげると、犬の不安は取り除かれ、安心した気持ちになります。

また幸福ホルモンも分泌されることから、犬に話しかけることはとても大切だということがわかります。

6.長生きに繋がる

毎日話しかけられている犬と、そうでない犬とでは平均寿命に2~3年の差が出たというデータがあります。

犬の寿命は食事管理や運動、飼育環境などによって大きく影響されるといいますが、ストレスをかけないこともとても大切です。

愛犬を長生きさせたいのであれば、愛情を持って優しく話しかけてあげることも忘れないでくださいね。

飼い主さん自身にも良い影響がある

犬に話しかけることは、私たち人間にもメリットがあります。

犬に話しかけたり、犬のことを周囲に話したりすることで、発語が増えて認知症の予防や改善に期待できるといわれています。

またリラックス効果が期待できるため、うつ症状なども改善する傾向にあるそうです。

現在日本では犬の飼育数が低迷していますが、こうした視点からも社会全体で犬を飼うことの意義を見直してみるとよいかもしれませんね。

犬に話しかけるときのポイント

犬に話しかける時、どのようなことを重点におけばよいのでしょうか。

抑えておきたいポイントとしては、以下の3つです。

優しい雰囲気で話かけよう

犬の中には、大きな声で話されるのが苦手な子もいます。まずは優しく穏やかな口調で話しかけてあげましょう。

前述した通り、犬は人の声のトーンや表情、しぐさなどから言葉を判断します。そのため強い口調で話しかけられると「叱られている」「怖い」といった気持ちになり、逆にストレスをかけてしまいます。

犬がリラックスできるように、優しい口調で話しかけてあげてくださいね。

起きている時に話しかけてあげて

私たち人間も、寝ている時に話しかけられると気分がよくないですよね。それは犬も同じで、無理に起こして話しかけることはストレスにしかなりません。

犬に話しかける時は、犬が起きていている時や甘えてきた時など、タイミングに気を付けながら話しかけるようにしましょう。

撫でながら話しかける

犬に話しかける時に身体を触る方も多いかと思いますが、犬は飼い主さんに撫でられることが大好きです。

撫でながら話しかけることで、犬にもリラックス効果が期待でき、幸せな気持ちになるからです。

犬に話しかける時は、身体を撫でながら優しい言葉をかけてあげてくださいね。

おわりに

犬に話しかけることは、信頼関係を築くだけではなく、お互いの心身を癒す大切な役割もあります。

日頃からコミュニケーションを忘れずに、愛犬の目を見ながら優しく声を掛けてあげてください。きっとあなたの愛情は愛犬にも伝わりますよ。