2016/6/10 01:03:20

仔犬の頃こそ重要!マルチーズの社会化レッスン♪

    1.社会化をしよう!

    社会というものを教える

     社会化は、マルチーズに限らずどの犬種でもとても重要なものと言えるものです。

    社会化とは、色々な物や人に触れさせ、馴致させる事を指します。社会化する事で、自身にとってあらゆる物が良い物か悪い物かを知り、【社会】というものを学びます。
    ここで示す【社会】は、人間社会でも犬社会でもあてはまります。

    この社会化は犬のある一定の期間に起こる事であり、その時期を【社会化期】ともいいます。

    あらゆる物事を吸収し、環境に適応していくための社会化期はどの動物にもあります。仔犬の頃は好奇心旺盛であり、初めて見る物に興味を抱き自ら近づいて吸収しようとします。
    まだ人間社会に馴染んでいないマルチーズの仔犬に、まずはこの社会化期を利用して人間社会について学ばせる必要があります。

    photo by kitty.green66

    基礎編と応用編

     物事を吸収し、学習しやすいと言われている社会化期は生後約5ヶ月までとされております。
    5ヶ月以降になると若齢期とも言い、この期間は社会化期と比べて物事の吸収が鈍くなりがちです。しかし、この期間にも社会化期とは違った重要な時期とも言えます。

    社会化期

    →あらゆる物事(刺激)に慣れさせ、その物事がマルチーズ自身にとって【どんな役割を持つか、敵か味方か】学習させる

    若齢期

    →社会化期で学んだ物事(刺激)を与え続け、自発的行動を起こさせるようにする。自立心を煽り立てる

    簡単に言えば社会化期は基礎編、若齢期は応用編です。
    個体差にもよりますが、5ヶ月を過ぎると急激に物事に対する関心が薄れてしまい、また、警戒心も強く抱くようになる為、社会化期に馴致させておく必要があるのです。
    photo by Kelly Hunter

    社会化をするメリットとデメリット

     社会化を行ってきたマルチーズと社会化を行わなかったマルチーズ、果たして成長とともにどう影響するのでしょうか?
    比較してみると一目瞭然です。

    【社会化をしてきたマルチーズ】

    ・自分に自信を持ち、周囲の物に対して怖がらない
    ・攻撃性が薄れる為、咬むなどといった問題行動が起きない
    ・落ち着いて行動できる
    ・コミュニケーション能力の高い子になる
    ・人間にとって不都合な行動を起こさない

    【社会化をしてこなかったマルチーズ】

    ・自分に自信がない為、周囲の物に対して怖がる
    ・攻撃性が高まる為、咬む、吠えるなどの問題行動が起きる
    ・周りへの関心が薄くなる
    ・ストレスがたまりやすい
    ・周囲とコミュニケーションをとれない

    photo by Denise Clarke

    社会化をしてきたからと言って・・・

     社会化を行ってきたマルチーズは、問題行動を起こしにくいお利口な子になるでしょう。ですが、ここでいう問題行動を起こしにくいというものは、あくまでもしつけをした上で、という事を指します。

    仔犬の頃にしっかりと社会化を行ってきたからと言って、その後の飼い主さんの接し方次第で、マルチーズは変わります。
    社会化としつけはまったくの別物です。

    社会化を行ってきたからと言ってあぐらをかかないように、しっかりとしつけはしつけで教えてあげましょう。

    2.社会化は、具体的にどういう事をすればいいのか?

    犬社会は犬から学べ!

     一般家庭で飼われているマルチーズのほとんどが犬社会から切り離されてしまっている為、充分に母犬や兄弟犬から犬社会というものを学んでおりません。

    そして、一般家庭にやってきたマルチーズは、犬社会から隔離されております為、犬社会を学ぶ機会がない子が多いです。
    しかし、機会がないからとはいえ犬社会を学ばさない訳にはいきません。
    犬同士のルールもしっかりと学ばせる必要があります。色々な子と触れ合わせる為にも、積極的に公園やドッグランなどに行って他の犬との接触の場を飼い主さんが設けましょう。

    知らない犬がいる場所に近づかなければいいと思うかもしれませんが、病院はどんな子でも必ず行く場所であり、色々な子が来る場所です。
    病院で万が一の事が起きないよう対人との社会化はもちろんですが、犬同士のコミュニケーションがとれるよう、社会化も必ず平行して行うようにしましょう。

    咬むかもしれないからと言って他の犬と接触させない事は虐待に等しい行為ですのでお勧めしません。

    photo by Deidre Woollard

    人間社会はひたすら色々な人と触れ合う事で学ぶ

     人との社会化として効果的なものが、色々な人の手からおやつやフードをもらう事です。
    人の手は良いものと判断し、人に近づくと良い事が起きると自身の中で判断してくれるのです。

    もしもマルチーズが知らない人に対して怯えているようでしたら、人が近づいて触らないよう、マルチーズ自らが近づいてくるまで待って、それから触れるようにしましょう。
    触れる時も、頭にいきなり手を置くのではなく、軽く背中をポンポン叩くようにする事で安心感を与えます。

    photo by tiarescott

    物に対しての社会化?

     社会化というものは、何も人や犬に限定した話ではありません。
    チャイムや車の音など、マルチーズが人と一生を過ごす上で必ず体験する音に慣れさせる必要があるのです。

    例えばですが、テレビを観せるだけで充分な効果が得られるのです。
    犬は動くものにとても興味を抱きます。テレビは画面の切り替えや、映るものが忙しなく動くため大変興味を抱きやすいです。特に動物(犬)が映る番組を特に好む傾向がありますので、もしもその時間帯に動物番組がやっていなかったとしても、録画をしたりしてあげて観せてあげると良いでしょう。

    また、テレビだけでなく色々な物でも刺激を与えると良いでしょう。車やバイクの音、自転車のベル、動物の鳴き声などの音を録音したものを聴かせます。台所で調理する音や、洗濯機をまわす音など生活に必要な音を聴かせて慣らせる事も重要なのです。
    音を聴かせる時は、マルチーズにおもちゃを与えておきます。
    聞いた事のない音がしている間でも「何も気にする事なく遊ぶ事ができる」と安心させてあげる事で社会化につながります。

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