2016/7/12 15:59:42

マルチーズの里親募集!応募するその前に知ってほしい現実

    1. ペット社会の日本。その現実とは

    とある事件が起きました

     2014年、佐賀県内にて大量の遺棄されたマルチーズが発見されました。
     その数はなんと30頭にも及び、すべて同じ人間が遺棄したと推測されます。これだけ大量のマルチーズを飼育放棄したという事は、犯人はブリーダーでしょう。
     すべての子がガリガリで健康状態は最悪、歩く事はおろか立つ事もままならないほど衰弱しきっていたマルチーズは、何を見て、何を教わり、どう生活してきたのでしょう。
     
     まともな環境で飼育されてきたとは到底思えません。
     犬は社会性の高い動物であり、ましてやマルチーズは人とのつながりを大事にする愛玩犬です。愛情を受けて育ったとは思えません、そこには「やむを得ない」理由も存在しないのです。
     
     食べ物を求めあちこちをさまよい、日に日に感じる身体の異常に恐怖を感じた子もいたでしょう。中にはすでに絶命していた子もいたのです。
     
     なぜ、犯人はこんなに大量のマルチーズを遺棄したのか、それは日本のペット社会に潜む闇があったのです。

    平等のいのち

     今やペット社会、ペット文化、ペット大国と言われている日本。ペット業界も様々な分野に発展し、賃貸もペット可でなければ入居者がなかなか来ないというほど、飼育率が非常に高いのです。
     
     こうしてみると日本は動物を愛し、愛護活動を積極的に行っているかのように思われますが、果たしてそうでしょうか。
     
     【ペットブーム】という言葉があります。
     諸外国では、動物に流行りはなく、ミックス犬、純血種犬、分け隔てなく色々な犬種が飼育されておりますが、日本はその時代背景毎に飼育される人気犬種が推移していきます。
     
     人と同じように生きている犬に、【流行】なんてあるのでしょうか。
     【いのち】に【流行】があるのでしょうか。
     
     某漫画から人気が爆発したシベリアンハスキーは、一時期いたる所で姿が見られましたが、実際飼ってみると飼いにくさ、しつけの難しさから飼育放棄する飼い主さんが急増。結果としてたくさんのハスキーが遺棄され、殺処分されていきました。
     
     このマルチーズの事件もそうだと思われます。小型犬ブームに便乗したものの、売れ残ってしまい遺棄したのでしょう。
     なんとも痛ましい事件ではありますが、メディアに踊らされる我々消費者にも責任があるのです。

    2.飼育放棄されてしまう理由を考えよう

    1でも30でも、棄てた事に変わりない

     里親募集サイトなどを見ると、たくさんのマルチーズが里親になってくれる方を待っています。
     こうしたところで募集されるマルチーズは、大抵が個人で飼育放棄をした方によるものです。30頭も遺棄をした一人のブリーダーと比べれば少ないですが、それでも【捨てた】という事実に変わりありません。
     
     マルチーズを一度家族として迎え入れたのに、なぜその後遺棄されてしまうのでしょうか。
     こうも飼育放棄されてしまうのは、様々な理由が見え隠れしているのです。
     

    考えられる理由

    photo by Johnny

     マルチーズに限らずですが、大抵のペットショップの店員は、良い事ばかりを言って購入意欲を高めようとします。
     そしてその言葉をそのまま鵜呑みにしてしまう飼い主さんがいる為、「こんなはずではなかった」と飼育放棄してしまうのです。
     
     どんな生き物も食事をとり、排泄をします。また、加齢とともに身体に悪いところが出てきます。マルチーズはぬいぐるみではないのです。
     
     重い病気になってしまった場合、金銭的な負担も想像以上にかかってしまいます。計画もなく衝動買いをしてしまった飼い主さんは、その金銭を捻出する事すら難しいという方も少なくはありません。
     
     ここでわかってほしいのは、犬は人間の言葉を話せないだけで、人と同じく手間がかかります。それをまずは理解しましょう。

    具体例として…

     飼育放棄の理由としてあげられるものはいくつかあります。
     
     ・老犬になってしまい、面倒をみきれなくなった
     
     ・あるいは、病気になってしまい、金銭の捻出が困難である
     
     ・吠え癖がすごくご近所とのトラブルが絶えない
     
     ・トイレを覚えない
     
     ・ペット不可の賃貸でのペット飼育が大家さんにバレた
     
     ・飼い主さんの突然の引っ越し
     
     
     上記の理由を見てマルチーズが悪いと言えるのでしょうか。大事な家族を捨てる事に正当な理由などありはしないのです。
     愛情と責任を持って最後まで案じる事が出来ないのならば飼う事は許されないはずです。
     
     マルチーズを家族として迎える際は、自分にもしも何かあった時の事も考慮して、譲渡先をいくつかピックアップしておきましょう。
     ずっと過ごしてきた家族を捨てる、殺処分されても良いのでしょうか。

    3.里親になりたい人の為に

    里親=無料で手に入るペットショップではない

     里親情報サイトに掲載されているマルチーズのほとんどが、上記の理由で飼育放棄されてしまった子たちばかりです。ペットショップにいる可愛らしい仔犬のマルチーズがいる事はまずないと思って下さい。
     例え、仔犬がいたとしても何らかの疾患がある可能性はゼロではありません。
     
     里親とは、無料で仔犬を入手する場ではなく、第二の飼い主さんとして助けてくれる人を探している場所なのです。
     迎え入れる子がどんな子でも大丈夫という絶対の自信がなければ里親の応募はおすすめできないでしょう。
     
     里親になる前に、必ずマルチーズがどういう子が多く、どういう病気にかかりやすいのか、あらかじめ把握しておきましょう。

    厳しい条件のもと

    photo by Rich Moffitt

     では、具体的に里親になる為にはどうしたらよいのか。里親になる為には、その募集されている場所によって異なりますが、基本的に条件があります。
     
     ・年齢制限
     
     ・お住まいの住宅環境
     
     ・今後の引っ越し予定はないか
     
     ・忙しくても散歩をしっかりさせられるか
     
     ・定期的にマルチーズの様子を報告する事
     
     ・ワクチン、登録、不妊去勢手術の行う事
     
     ・一人暮らし、未婚のカップルはお断り
     
     
     などといった厳しいものが提示されますが、これには事情があるのです。
     里親は、第二の飼い主さんを探す場所であります。
     
     もしも何かあって手放すような事になってしまえば…【二回】も大事な飼い主さんに捨てられてしまうという事になってしまうのです。
     
     そういう悲しい事が起きない為にも、里親募集の条件は厳しく定められております。

    里親になるまでの流れ

     里親になるまでの流れは、条件と同様に場所ごとに異なります。
     
     1.その施設にメールや電話で申し込みをし、面会の約束を取り付けます。一対一でお約束をする事もありますが、譲渡会というたくさんの犬猫、人が集まる会で面会する場合もあります。
     2.相性が合うかどうか確認する為にもトライアルを行います。簡単に言うと【お試し期間】で迎える事です。トライアル中は、施設の方が環境の適応性をチェックする為にご自宅へ訪問します
     3.相性が良ければそのまま里親に!
     
     基本的に譲渡会や面会の時は、汚れてもいい服装で行くようにしましょう。場所によっては持ち物の指定がありますので確認するようにしてください。

    直接ブリーダーから購入する事も大事です

     里親になるという事は、案外簡単ではない事が伺えます。
     これらを読んで、里親になる事を躊躇してしまった方、病気、問題行動を懸念してらっしゃるのならば最初からブリーダーの方で購入する事をお勧めします。
     
     仔犬のうちから正しいしつけをしていれば、ある程度の個体差はあるものの飼い主さんにとって最良の家族になってくれる事は間違いありません。
     病気に関しても遺伝性の疾患があるかどうか直接ブリーダーに確認をとる事ができますが、それでも老化するとともに身体は衰えてきますので、動物を飼う以上はある程度の病気は心構えを持ってください。

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