2016/7/12 15:58:16

マルチーズの拾い食い…そこには取り返しのつかない危険が待っているんです

    1.こんな事例があります

     【例1
     散歩中、目を離したすきにマルチーズが石を拾い食いしてしまった。取り出そうとしたら思い切り咬まれてしまった。
     
     【例2
     室内でまったりしていたところ、マルチーズの様子がおかしい事に気づく。慌てて病院へ連れていくとお腹の中にビニール袋が入っていた。
     
     【例3
     近所を散歩していたところ、急にマルチーズが吐き出した。口の中には、犬が食べたら中毒を起こすと言われている草花があった。
     
     これはちょっとした例の一部であり、他にも「食べ物ではないものを食べてしまう」という事故が多発しております。
     
     食べてはいけないものを食べてしまう…別名、異嗜症と言い、愛犬の命を脅かす問題行動です。この問題行動は早急になおさなければならないほどの重要性があります。
     
     大抵の問題行動は、人間社会にそぐわない行動、すなわち、人が不快に思う行動を指しますが、この異嗜症は常習化してしまうと取り返しのつかない事になってしまう恐れがあります。
     では、この例にあげた3つを一つずつ解説してまいりましょう。

    2.それぞれの原因、対策

    例1…訓練が必要です

     まず、マルチーズが異物を口に入れた事にすぐ気づいた事は素晴らしいです。しかし、その後の対応がこの場合まずいと言えるでしょう。
     
     犬は口の中に入れたものが取られそうになると、慌てて飲み込んでしまうパターンと、攻撃性を示す(咬みつく)パターンがあります。
     もしも飲み込んでしまったら、異物で内臓を傷つけてしまう恐れがあるでしょう。咬まれるのも……なるべくなら避けたいところですよね。
     
     ~対策~
     まず、あらかじめマルチーズに「ダシテ」を教えておきましょう。
     
     1、おもちゃをくわえさせます
     
     2、おやつを目の前にチラつかせましょう
     
     3、意識がおもちゃからおやつへ行くので、「ダシテ」という声かけと共におもちゃを軽く引っ張ります
     
     4、するとあっさり口からおもちゃを出してくれるので、おやつを与えてよく褒めましょう
     
     こうする事で「ダシテ」という声かけ=出すとなにかいいものもらえる、と思いますので、もしも現場に出くわしたらうまく活用するようにしましょう!
     しかし、信頼関係が出来ていないと、この訓練はまったく意味がありません。日ごろからマルチーズとたくさん接して愛される飼い主さんを目指すようにしましょう。

    例2…環境を整えよう

     拾い食いの危険は外だけに限りません。室内にも食べてはいけないものが多数あります。例2で出てくる異物はビニール袋ですが、たかがビニール袋と思って油断してはいけません。
     腸閉塞を起こしてしまい、最悪の場合命を落としてしまう事だってあるのです。
     
     家にある、食べてはいけない物を食べてしまう…口の中に入れてしまったらとりあえず「ダシテ」と指示を出せば良いでしょう。
     
     しかし、この場合ですと犬の届くところに、そのような物が置いてある事が問題なのです。
     散歩中は常に飼い主さんが傍にいますし、常に見ている事が多い為、異変に気づいたらすぐに対応できますが、室内の場合、飼い主さんがトイレやお風呂に入っている時に食べてしまったら対応が遅れてしまいます。
     
     ~対策~
     ・食べてはいけないものは絶対に届かない場所に置く
     
     ・輪ゴム、ビニール袋、飲み込めそうなほど小さいおもちゃも置かない
     
     ・どうしてもそこに置かなければならない理由があるならば、専用の誤飲防止スプレーをかけておく

    例3…飼い主さんのせいとも言える

     人が中毒を起こすように、犬も特定のものを口にすれば中毒症状を起こします。
     
     よく、タマネギ中毒・チョコレート中毒という言葉を耳にするかと思われますが、なにもその2つに限られた話ではありません。
     
     道端には、ありとあらゆる草花が生えており、また、それがマルチーズにとって有害な草花である可能性がゼロではないのです。
     
     ~身近な危険な植物~
     アサガオ
     スズラン
     つつじ
     アジサイ
     イヌホオズキ
     フクジュソウ
     キョウチクトウ
     ユリ科植物全般(タマネギ、チューリップなど)
     
     ~対策~
     道端に生えている草花を食べるのは、草を食べる事で栄養を補おうとしているという説もありますが、いずれにしろ道端に生えている植物を食べさせる意味などありません。
     
     この拾い食いは、飼い主さんが意識して気を付けて散歩をしていれば防げる事です。マルチーズの命を守る為にも、常に気にかけて散歩をしましょう。
     スマホを見ながら、だらだらよそ見をしながらの【ながら】歩きはしないようにしましょう。

    3.異嗜症そのものについて

    原因はここにあり!

     なんでも口に入れてしまう行動は、犬の習性ではありますが、上記に書いた通り、命を落とす危険性がある為、早急になおす必要があります。
     
     このように食べ物以外の物を口にして食べたり飲み込んだりしてしまう事を【異嗜症】といいます。
     この異嗜症を頻繁に繰り返すマルチーズの特徴として、運動不足や外界からの刺激が少ないといった、犬にとっての行動ニーズが満たされていない子に多いと言われております。
     
     なぜ行動ニーズが満たされないと物を口に入れてその物について調べようとするのか、まだ明確なメカニズムは解明されておりません。
     一説では、ただストレス解消の為に拾い食いをしている・飼い主さんの反応が面白くて・栄養不足を補う為などといったものがありますが、やはり因果関係は不明です。

    根本的に拾い食いさせない為には

     ・空間的自由の確保(ケージや家に閉じ込めっぱなしにしない)
     
     ・社会的刺激(人や犬とのコミュニケーション)
     
     ・行動欲求を満たす(吠える、噛む、嗅ぐなど)
     
     ・適度な運動によるエネルギー発散
     
     以上の行動ニーズを満たす事でも未然に防ぐ事が出来ます。また、常に注目される飼い主さんになる必要があります。
     散歩中の拾い食いは、マルチーズが常に下を見ているという事、言ってしまえば飼い主さんに対してあまり関心がないという事です。
     
     犬は信頼、敬愛している相手に常に意識を向け、ずっと見ている為、そこを利用すれば良いのです。常に注目されるようになれば、下を向く機会が減り、自然と拾い食いする事がなくなるのです。
     
     その為にも、【例1】でも触れましたが日ごろから、マルチーズにとって魅力的なふれあい、遊びをするように接していかなければなりません。

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