公開日:2017/5/10

最終更新日:2019/3/22

ポメラニアンをどこから迎える?優良ブリーダーの見極め方とは?

    1.ポメラニアンはどこからお迎えする?

    様々な場所からお迎えする事が可能

    ポメラニアン

    可愛さと賢さを兼ね備えたポメラニアンは、家庭犬として人気が高い犬種です。好奇心旺盛で活発な子が多く、人とコミュニケーションを取るのも得意!協調性もあり、他の犬とも仲良くできるので多頭飼いにも向いています。

    ポメラニアンは警戒心が強く吠えやすい面もありますが、比較的お留守番が苦ではない性格の子が多いといわれています。そのため共働きの夫婦にも人気があり、日本での飼育頭数も上位です。

    そんな幅広い世代に愛されているポメラニアンを飼いたいと思ったら、どこから迎えるべきなのでしょうか?身近な方法としてペットショップやブリーダーから迎えることを検討する方が多いと思いますが、里親になるという選択肢もあります。そこで今回は、優良ブリーダーについて触れながらポメラニアンをどこから迎えられるのかをご紹介します。

    2.ポメラニアンを飼う前に

    覚悟と知識は必須!

    犬 人

    動物を飼育するには、覚悟が必要です。決して「可愛いから」「寂しいから」という理由で衝動買いしてはいけません。

    ポメラニアンを飼うと決めたら、迎える前に飼い方やしつけ方はもちろんのこと、多少なりとも犬種の特性を学んでおく必要があります。ポメラニアンは家庭犬として向いている犬種ではありますが、警戒心の強さから吠え癖がつきやすいといわれています。マンションや集合住宅ではその吠え声が原因でトラブルに発展する可能性があるので、できるだけ子犬のうちからしつけを行わなければなりません。

    そのほか、動物愛護法という略称で知られている「動物の愛護及び管理に関する法律」についても学ぶ必要があります。日本の法律では犬を所有する者への責任が事細かく定められており、

    ・動物を遺棄してはいけない
    ・計画もなくみだりに繁殖をさせてはいけない
    ・病気やケガをした場合は速やかに病院へ連れて行く
    ・狂犬病の予防接種
    ・犬籍登録
    ・終生飼養

    上記の事項が義務づけられています。

    ペットを飼い始めた以上一生涯面倒を見なければいけない義務があるので、相応な理由がない限り保健所で引き取ってもらう事はできません。

    「飼いきれなくなったら保健所に連れて行けばいい」という安易な考えで犬を飼うことは、法律違反になるので絶対にやめましょう。それでは、もう少し詳しく法律内容をみていきます。

    動物に関する法律の一部紹介

    第七条  動物の所有者又は占有者は、命あるものである動物の所有者又は占有者として動物の愛護及び管理に関する責任を十分に自覚して、その動物をその種類、習性等に応じて適正に飼養し、又は保管することにより、動物の健康及び安全を保持するように努めるとともに、動物が人の生命、身体若しくは財産に害を加え、生活環境の保全上の支障を生じさせ、又は人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。
    出典:動物の愛護及び管理に関する法律 第三章 動物の適正な取扱い

    4  動物の所有者は、その所有する動物の飼養又は保管の目的等を達する上で支障を及ぼさない範囲で、できる限り、当該動物がその命を終えるまで適切に飼養すること(以下「終生飼養」という。)に努めなければならない。
    出典:動物の愛護及び管理に関する法律 第三章 動物の適正な取扱い

    動物の愛護及び管理に関する法律では、動物を取り扱う業者や飼い主の責任が定められています。難しい文章ではありますが、いざという時に役に立つ事もあるので目を通してみてください。犬の登録や、年に一度の狂犬病ワクチンはまた別に「狂犬病予防法」があるのでそちらをご覧ください。

    3.ペットショップでお迎えする場合

    ペットショップで迎えるメリット

    ペットショップ
    photo by William Murphy

    ポメラニアンをペットショップで迎える最大のメリットは、子犬を迎える際に必要なペット用品をすべてお店で揃えられることです。ケージやベッドなど環境を整えるために必要なペット用品から、ドッグフードや水飲み器といった子犬を迎えた当日から使用する物まで揃えられるので、即日に子犬をお迎えすることが可能です。

    また、ペットショップではとくに人気の高い犬種が販売されているので、人気犬種ランキングで常に上位のポメラニアン・トイプードル・ミニチュアダックスフンド・チワワ・マルチーズなどの小型犬は簡単に見つけられるでしょう。

    ペットショップで迎えるデメリット

    ポメラニアン

    すべてのペットショップが悪徳と言う訳ではありませんが、ペットショップは営利目的で運営されているため、中には悪徳業者も存在します。もちろん徹底した管理や接客を行っているペットショップもありますが、もしペットショップでポメラニアンを購入しようと思っているのならデメリットも知っておく必要があるでしょう。

    ●親犬の状態を見る事ができない
    →ペットショップの子犬のほとんどが、ブリーダーの元で産まれています。プリーダーの中には親犬の健康などそっちのけで子犬を産ませる“悪徳ブリーダー”が存在するため、ペットショップで迎えた子犬が遺伝性疾患を患っている可能性は捨てきれません。

    また、子犬がどんな親犬から産まれたか分からないという事は、成犬になった際の大きさや性格など、親犬が大きく関わる情報は知ることができないという事です。これはペットショップで迎える際の大きなデメリットといえるでしょう。

    ●十分な社会化ができていない
    →子犬は生後3ヶ月頃まで母犬や兄弟犬と共に過ごし、感受性豊かな「社会化期」に様々な経験をする事が大事だといわれています。ペットショップでは生後56日を過ぎない子犬を販売・展示・引き渡しをしてはいけないと法律で定められていますが、ブリーダーの元でしっかり社会化を行っているのかどうかを知る事はできませんし、実際は生後49日で販売が可能なので充分な社会化はできていない事がほとんどです。

    (幼齢の犬又は猫に係る販売等の制限)
    第二十二条の五  犬猫等販売業者(販売の用に供する犬又は猫の繁殖を行う者に限る。)は、その繁殖を行つた犬又は猫であつて出生後五十六日を経過しないものについて、販売のため又は販売の用に供するために引渡し又は展示をしてはならない。
    出典:動物の愛護及び管理に関する法律 第三章 動物の適正な取扱い

     

    第七条  施行日から起算して三年を経過する日までの間は、新法第二十二条の五中「五十六日」とあるのは、「四十五日」と読み替えるものとする。
    2  前項に規定する期間を経過する日の翌日から別に法律で定める日までの間は、新法第二十二条の五中「五十六日」とあるのは、「四十九日」と読み替えるものとする。
    出典:動物の愛護及び管理に関する法律 第三章 動物の適正な取扱い

    ●健康面に不安がある
    →ペットショップには免疫力の弱い子犬たちが多く集まっています。また、誰でも入店できるうえ気軽に子犬に触れられる環境から、病原体がどこから入ってくるのか分からず感染経路を全て遮断する事は難しいです。

    病気には潜伏期間があるので、潜伏期間中に迎えて家に連れて帰った後になって病気が発症する場合もあります。

    4.ブリーダーからお迎えする場合

    ブリーダーとは?

    子犬
    photo by kitty.green66

    ブリーダーとは、犬同士を交配させて犬の繁殖および改良に従事する人のことです。ブリーダーの中には1匹~数匹しかいない家庭的なブリーダーもいれば、会社組織で大掛かりに繁殖を行っているブリーダーまで様々です。

    犬のブリーダーになるには特別な資格は必要ありませんが、法的な登録をしないと犬の販売はできません。

    具体的には、適切な飼育環境を整え、しっかりと管理を行っているか等の基準が定められている「第一種動物取扱業」の登録が必要になり、また誰か1人は動物取扱責任者として登録しなければなりません。その責任者になるには、

    ・ペットショップや関連企業などで半年以上働いていて実務経験が認められる人
    ・専門学校などを卒業した人
    ・環境省が認めた資格を有する人

    上記の条件を満たしていなければなりません。さらに、毎年の研修会を受講する必要もあります。

    そのほか、生まれた子犬の販売をしたり、卸したりするには都道府県知事や政令市の長へ届出が必要になります。

    ◎ブリーダーの種類

    ポメラニアン

    ブリーダーは、どのような目的で犬を繁殖させているかによって大きく種類が別れます。

     

    【シリアスブリーダー】

    「シリアスブリーダー」とは、生まれた子犬を一切販売に出さず、利益を求めることなくドッグショーや犬種別の品評会に出場させるためだけに繁殖をさせているブリーダーのことです。シリアスブリーダーは、日本でも数少ないブリーダーです。

    シリアスブリーダーは、犬種特有の遺伝性疾患や健康管理、飼育環境を勉強し、犬種をスタンダードに近づけるために惜しみない時間と労力をかけています。そうして犬種の保存と質の向上に努めているので、繁殖犬には無理をさせず計画的に繁殖を行います。

    愛犬家の延長線上にいるシリアスブリーダーは利益を求めていないため、お金のためだけに人気犬種を繁殖させることはありません。

    例えば、ポメラニアンならポメラニアンしか繁殖しないブリーディングを行い、小規模な犬舎で母犬にも子犬にも愛情を持って接している人がほとんどです。そのため、基本的には一般の人への販売や譲渡は行っていないことが多いでしょう。

    【ホビーブリーダー(職業ブリーダー)】

    私たちが想像する一般的なブリーダーが、この「ホビーブリーダー(職業ブリーダー)」と呼ばれている人のことです。営利目的で犬を繁殖していますが、しっかりと知識を持ち、徹底した管理を行っています。

    ブリーダーナビのようなブリーダー検索サイトに登録し、子犬の売買をしたり、ペットショップに子犬を卸したりしているホビーブリーダー。その中には、悲しいことに悪徳なブリーダーが存在します。

    悪徳なホビーブリーダーは、

    ・バックヤードブリーダー
    ・自称ブリーダー
    ・素人ブリーダー

    とも呼ばれ、犬に対しての知識が乏しいのにも関わらず、お金になるという理由で繁殖して子犬を販売しています。悪徳なホビーブリーダーが販売する子犬は遺伝性疾患を持っている可能性があり、注意が必要です。

    しかしながら、良いブリーダーと悪いブリーダーは名前だけでは判断しにくく、優良ブリーダーだと名乗っているにも関わらず、実際はバックヤードブリーダーだったという話もあります…。「ブリーダーだから信頼できる」と思い込むのは危険でしょう。

    【パピーミル】

    完全に利益のみを目的としたブリーディングをする「パピーミル」は、別名「子犬工場」ともいわれます。犬を生き物として扱わず、ひたすら無理な繁殖をさせて子犬を大量に生産します。母犬は一生狭いケージに閉じ込められ、妊娠と出産を繰り返します。もちろん遺伝性疾患や社会化などは気にされず、人気犬種・人気カラーをひたすら繁殖させるのです。

    摘発されてもまた違う場所で繰り返すパピーミルは、良いブリーダーだと偽って子犬を販売し、ペットショップに卸しています。

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