2017/5/10 09:12:16

子犬時代が重要!?トイプードルの社会化について学ぼう

    1.社会化ってなんだろう?

    大切な時期を見逃さないで!!

    そもそも社会化ってなに?と思われたかたもいるでしょう。簡単に言うと様々な経験を子犬にさせてあげ、慣れていってもらうことです。この社会化が上手くいくと、とてもフレンドリーでどんな状況にも対応できる子に育ちます。しかし社会化不足だと攻撃的になったり、すべてのものが怖いビビリさんになってしまいます。この性格は問題行動を引き起こす原因となり、最悪の場合飼い主の手に負えない子になることがあります。そうならないためにも社会化をしっかり行わないといけませんね。

    生後3~12週までの間のことを社会化期と言い、子犬が社会化を行うのにぴったりな時期があります。この頃の子犬は新しいものに出会っても怖がらずに受け入れ、環境に柔軟に対応できるのです。だからこそ大切なこの時期を見逃さずいろんなことに慣れてもらいながら、人間や犬猫などの動物との正しい付き合い方をしっかり子犬にお勉強してもらいましょう。さらにこの時期に性格が形成されていくため、社会化期の過ごし方がその子の一生を左右するといっても過言ではないのです。「社会化期が重要なのは分かったけど具体的に何をすればいいの?」と思いますよね。それでは次でご説明いたします!

    ※ちなみに…
    社会化期の真っ最中である生後6~8週は最も人に懐きやすいとされている時期です。そのためこの時期の子犬のお世話は責任を持って慎重におこなってくださいね!人に嫌なイメージが付かないようなお世話の仕方、接し方を心がけましょう。

    どうやって社会化をすればいいの?

    なるべく多くの新しい経験をさせてあげることが重要です。決して難しいことではありませんがやり過ぎには注意してくださいね!一気に新しい情報が入ってくると子犬がびっくりしてしまうので、毎日少しずつにしましょう。もう一つ注意してほしいのが、子犬にとって出会いのすべてが楽しいものでなければなれないということです。生後8~9週は恐怖に対してかなり敏感な時期になるので特に注意して社会化を行ってください。経験させる時は無理やりではなく、自分から興味を持って近づいていくまで待ってあげてくださいね。また子犬が嫌な思い、怖い思いをしないように目を配ってください。楽しい経験を積み重ねることが社会化成功への近道です。ではいくつか社会化の仕方の例をご紹介いたします。

    触られることに慣れる
    体を触られることに慣れていないと、動物病院での診察やお手入れなどの際に手を噛んでくる…なんてことになりかねません。そのために子犬の足先や口元、耳などいろんな場所を触ってみましょう。とにかく触られることが楽しい、心地いいというイメージがつくようにしてくださいね。

    知らない人と出会う
    大きな男の人、若い女の人、子供、宅配の人…などとにかく様々な人々に出会わせてあげましょう。その際に知らない人からおやつをあげてもらったり、一緒に遊んでもらったりして子犬にとって楽しい出会いになるように仕向けてください。
    子犬の頃にワクチンを打ちに動物病院へ行きますよね?すると動物病院=痛いことされるという嫌なイメージがつきやすく、マスクをつけている人や白い服を着ている人など動物病院に関連する人も苦手になってしまうことがあります。その対策として先生や看護師さんに頼んでおやつをあげてもらうといいかもしれません。

    いろんな場所に出かけでみる
    「まだワクチンを打ち終わってないから外には出れないし…」といって大切な社会化期を逃さないでください!地面を歩かせて散歩はNGですが、子犬を抱っこして外の景色や音などを見せてあげることはできます。ですが「感染症になる心配はありません」と断言はできないので、十分に注意しながら外に出てみましょう。人ごみや交通量の多い場所、また車に乗って外の景色を眺めたりといろんな所に連れて行ってあげてください。ワクチンを打ち終わったら、砂利の上や芝生、ガラスタイルなどいろいろな感触の地面を経験させてあげましょう!

    同じ犬との接触
    犬同士の挨拶の仕方遊び方など子犬が学ばなくてはいけない犬の世界のルールはたくさんあります。ブリーダーさんの元で生まれた子犬はたくさんの犬に囲まれた状態で育っているため、ある程度そのルールを教え込まれています。しかしペットショップなどほとんど子犬時代に犬同士の関わりがなく育ってしまうと「挨拶ができない」「遊びの加減が分からない」などルールが分からなくて犬同士で仲良くなれないのです。
    あまり犬同士での関わりをもたずに育ってきた子に対しては、早めに他の犬との出会いをさせてあげましょう。子犬が集まるパピーパーティーに参加してみたり、性格が温厚で大人しい成犬と出会わせたりしてください。ちなみにパピーパティーは動物病院犬のようちえんなどで定期的に開催されています。

    2.犬のようちえん

    どんなことをする所なんだろう…?

    犬のようちえんとはたくさんのお友達と社会化のお勉強ができる場所です。人間の保育園や幼稚園をイメージしていただくと分かりやすいかと思います。「大切な時期だから失敗したくない」「本当にこのしつけの仕方で合っているのかな」と自分で社会化のしつけをすることに不安を感じたそんな方にオススメです。そうでなくても、たくさんの人や犬たちと出会える犬のようちんは社会化にはうってつけの場所です!

    犬のようちえんでは知識豊富なドッグトレーナーさんたちが朝から夕方まで預かってくれ、様々なお勉強を行います。またその子にあったペースでしつけのプログラムを組んでくれる所もあるので「うちの子だけできなかったらどうしよう」なんて心配はいりません。注意してほしいのは、「トレーナーさんに任せてれば安心」といって任せっきりにしてダメです。お家でも飼い主がしつけをすることで、より高い効果が期待できるのです。犬のお迎えの際にトレーナーさんから「家ではこういう風にしつけしてあげてくださいね」とお勉強の引き継ぎがあるので、飼い主自身もしつけにチャレンジしてみましょう!もしも不安な所、分からない所などがあればトレーナーさんに質問してみるといいですよ。

    犬のようちえんの多くは、覚えた芸をお披露目する会やクリスマスパーティー、お花見など犬と飼い主が楽しめるイベントを開催しています。そのイベントを通じて飼い主同士で仲良くなったり、わが子の成長に感動したり、きっと犬との生活がより楽しくなるはずです!楽しくなるだけでなく、愛犬に社会性も身につき一石二鳥ですね。
    「車もないし幼稚園まで送迎が難しい…」と悩んでる方には嬉しい自宅からようちえんまでの往復送迎サービスがあります。すべてのようちえんで行っているわけではありませんが、多くはこのサービスがあります。料金は送迎する距離で変わってくるようですが、ようちえんによって違うのでホームページや電話で直接問い合わせてみてくださいね。

    3.社会化不足だと言葉が下手くそ!?

    犬の言葉「ボディランゲージ」

    犬は人間のようにしゃることができないため、ボディランゲージつまり仕草や表情で自分の気持ちを表してコミュニケーションを取ります。犬にとってボディランゲージは重要なものですが、社会化不足だとそれをうまく使いこなすことができません。「相手の犬のことが理解できない」「うまく自分の気持ちが伝えられない」そうなってしまうと犬の社会だけでなく人の社会にも上手く馴染めなくなるので、社会化はしっかり行いましょうね!
    ボディランゲージについて知り、犬が何を伝えたいのかを理解してあげることも大切です。特に目、耳、口、シッポに出やすいとされているので、まずはそれぞれの部分ごとについて解説していきます。

    】垂れ耳のトイプードルは少し分かりづらいかもしれませんね…
    ・耳が後ろに倒れている→不安、服従を表している。
    ・耳を立てて前にピンと向ける→目の前のものに集中している時、威嚇している時、緊張を表している。
    ・耳を横に向ける→顔を動かさずに耳だけを動かし、周りを警戒している。また不安を感じている。


    ・目を見開く→犬が目を見開くと、白目が見えていて目が飛び出したような状態になる。不安、警戒、緊張もしくは興奮や期待を表している。目を見開いている状態で口元が笑っているように緩んでいれば、それは興奮していたり「なにかくれるのかな?遊んでくれるのかな?」と期待をしている。
    ・上目遣いをしている→不安、恐怖もしくはリラックスを表している。不安や恐怖はあるけれど、うれしい気持ちも入り混じっている時そんな複雑なときに上目遣いをする。リラックスしている時はあごをペタンと床につけたまま上目遣いする。


    ・口角をあげて、下の犬歯が見えている状態(笑っているような顔)→うれしい、リラックスしている。
    ・舌をぺろっと出している→リラックスしている。
    ・口を軽く開けている→リラックス、嬉しいもしくは不安を感じている。
    ・口を固く閉じている→不安、ストレス、緊張、集中を表している。

    シッポ
    ・普段のシッポの位置より上がっている→うれしい、もしくは警戒している。
    ・普段のシッポの位置より下がっている→警戒や不安を表している。
    ・シッポを丸めて後ろ足の間に入れて隠す→服従、降参を表している。
    ・シッポを高い位置でブンブン振っている→興奮、うれしさを表している。

    次は部分だけでなく全身を見てみましょう。

    お辞儀のポーズ
    これはプレイバウと呼ばれていて体の前だけを低く下げ、まるでお辞儀しているかのような体勢をしています。シッポを左右にブンブンと振り、顔は舌を出してリラックスした表情です。これはどういう意味なのかというと「僕とあそぼうよ」「かまって!」など遊びに誘っているのです。仲良しの犬同士が会った時やテンションが上がった時によく見られます。もし愛犬にこのポーズをされたら一緒に遊んであげましょう!

    キスしてくる
    犬が飼い主の口元をペロペロしてなめる時がありますが、これは「飼い主さん大好き」「僕から離れないでね」などの愛情表現なのです。祖先オオカミが口元をなめて愛情表現をする習性が受け継がれています。あまり衛生的に良いことだとはいえませんが、飼い主さんへの愛情が溢れだしている状態でなんとも愛おしいですね!また飼い主さんに会えなくて寂しかった時にもキスしてくる時があります。

    ん?と首をかしげるようなポーズ
    とっても可愛らしいこの仕草、何度か見かけたことはありませんか?うちで飼っている子は猫の鳴き真似をすると首をかしげるんですが、この仕草どんな時にするかというと気になる音をしっかり聞き取ろうとしている時にします。犬は耳が良いので人間には聞こえない音域の音や「なんだこの音!?」と気になった時に耳を傾けている姿が、首をかしげているように見えるのです。

    お腹を見せるポーズ
    犬にとって弱点となるお腹を見せるこのポーズには2つの意味があります。まず1つはお腹を見せる相手に対して「あなたを信頼しています」「安心しています」という意味です。もう1つは「あなたに敵意はありません」「ごめんなさい」と相手に対し完全に降参しているときです。この場合お腹を見せる以外に、シッポを内側に巻き込み相手を見ようとせずに顔を少し逸らしています。

    前足を片方あげるポーズ
    この仕草はパピーリフトと呼ばれ自分に関心を向けたい、構ってほしい、甘えたいといった時にでます。これは子犬が母犬にお乳をねだる動作の名残だといわれています。人間でも子どもが自分に関心を向けたい時、母親の服をひっぱってアピールする動作をしますよね。それと同じようなことです。このパピーリフトと「お手」の動きが似ているため、比較的すぐに犬はお手を覚えてくれます。
    場合によっては緊張からこの仕草をしていることがあるので、犬の表情を見て判断してあげてください。

    今回紹介したボディランゲージはほんの一部ですが、このように体や顔の表情から犬が何を思っているのかを知ることができます。犬の気持ちを理解することでコミュニケーションが取りやすくなり、よりいっそう犬との仲が深まることでしょう。

    4.ストレスや不安な時に現れるカーミングシグナルって?

    自分や相手を落ち着かせるために

    先ほどのボディランゲージの中の1つに「カーミングシグナル」というものがあります。カーミングは落ち着かせるシグナルは信号という意味なので、文字の通りカーミングシグナルとは「落ち着かせるための合図」なのです。相手との衝突や争いごとを避けたりする上でとても大切な犬の「言葉」になります。カーミングシグナルを出すことによって自分や相手を落ち着かせ、大きい喧嘩になる前にその場をなだめる効果があるのです。犬としては「引き分けにしてこの場を終わらせようよ」と提案しているわけです。

    カーミングシグナルは相手だけでなく、自分を落ち着かせる効果もあります。なんと人間がカーミングシグナルを真似をすることで、犬を落ち着かせることができると言われています。必ず落ち着かせられるとは言えませんが、愛犬が不安そうにしていたらやってみる価値はありそうですね。それでは具体的にどんなサインがあるのか紹介していこうと思います。

    あくびをする
    あくびをするのは眠たい時よりも、自分の不安な気持ちやストレスを和らげる、怒っている相手を落ち着かせようとしている時にあくびすることが多いようです。

    プイッとそっぽを向く
    犬は正面から目を見つめられると威嚇されていると感じるようで、その時にそっぽを向くのは「あなたには敵意はありませんよ」と相手に示しているからなのです。叱っている時に愛犬がそっぽを向いても「私に反抗している?」などと勘違いしないよう気を付けてください。それはあなたに「落ち着いて」もらいたくてしている行為なのです。

    体をふる
    犬は体が濡れた時、体をブルブルと振っていますよね。でも体が濡れていないのにブルブルとふるわせている様子を見たことはありませんか?それは犬が自分自身の緊張や不安を和らげようとしているのです。また緊張した状態から解放された時にもみられます。
    カーブを描きながら歩く
    犬同士がすれ違う際などに見られるのですが、カーブを描いて歩くことによって相手と距離を取り敵意がないことを示しています。

    匂いを嗅ぐ
    犬はクンクン匂いを嗅いでいろんなことを確認しようとしますが、過剰に匂いを嗅ぐ場合はカーミングシグナルだと考えられます。この仕草は周りで起こっていることに対し「僕は興味がないよ」と言わんばかりに無関心であることを示しています。

    体を掻く
    かゆがる必要がなさそうなのに体をボリボリ掻いている、それはストレスを感じていて気分を紛らわそうとしているのかもしれません。

    ストレスが溜まりに溜まって起こる常同行動とは?

    カーミングシグナルの中に転位行動と呼ばれるものがあります。これは自分が感じているストレスが最高潮に達してしまった時や、どうすればいいのか分からなくなった時にみられます。起こっている状況とは全く関係のない行動をして気を紛らわせようとしているのです。

    転位行動の例としては
    ・自分のシッポをグルグルと追いかける
    ・自分の体ををなめる
    ・穴を掘る(しぐさをする)
    ・自分の毛をむしる
    ・近くにあるものをガジガジと噛む

    これらの仕草は転位行動であれば一時的に見られるものですが、いつまで経ってもおさまらない場合は常同行動と呼ばれるものになります。常同行動とは意味のない行動や自分を傷つける行為をずっと続けている状態を言い、犬が精神的に限界を迎える寸前のサインでもあります。動物園にいる動物が柵の前を何度も行ったり来たりしているのを見かけたことはありませんか?あれも常同行動なんですよ。たくさんの人に見られてリラックスできない、十分な生活スペースが確保されていないなどストレスが溜まっているのでしょう。犬もストレスや不安が原因で常同行動を引き起こすと言われています。

    シッポを追いかけつづける
    前足を毛がはげるまでなめつづける、赤くただれ皮膚炎になることもある
    血がでるまでシッポを噛みつづけている

    常同行動の例としてはこのようなものがあり、精神的に限界を迎えるだけでなく体をもボロボロにしてしまいます。「なんとかしてあげたい」こんな愛犬の姿をみたら誰しもが思うことでしょう。体を噛んだり、なめたりすることへの対処としてエリザベスカラーを付けてなめないようにすることはできますが、それがまたストレスとなり別の常同行動を引き起こすかもしれません。1番の対処法はやはりその子のストレスとなる要因を取り除いてあげることです。なにがストレスになっているのかをいち早く発見してあげて、安心してストレスのない生活ができる環境を整えてあげましょう。また飼い主1人でなんとかしようとせず近くのドッグトレーナーや獣医に相談することをオススメします。

    5.まとめ

    社会化についていろいろと書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?少しでもトイプードルの飼い主さんに役に立ったと感じてもらえれば幸いです。

    トイプードルは元々明るくフレンドリーな性格であるとはいえ、社会化ができていなければとんでもない問題行動を抱えた子に育つ可能性があるのです。手に負えなくなった愛犬をなくなく手放す飼い主もいるでしょう。さらに社会化不足がゆえ犬の言葉であるボディランゲージが下手となれば、犬の友達を作ることすらままなりません。そんなの可哀想だと思いませんか?愛犬に楽しい人生を送ってもらうためにも社会化をしっかりと行う必要があり、できれば犬を飼う前に社会化の知識を頭に入れておくことが理想です。

    「社会化なんて知らなかった…時期も過ぎてるしもうダメかも」そんなことはありません。少し難しくはなりますが、1歳までの間であればまだ大丈夫です。諦めずゆっくり社会化のトレーニングを行なってあげてください。
    愛犬の今後を決める重要な社会化期を有意義に過ごすためにも、早いうちから社会化を行いましょう!

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