ヨークシャーテリアの抜け毛はどうする?ブラッシングなどのお手入れ

あらゆる犬種の中でも屈指の美しい被毛を持つヨークシャーテリアですが、美しさを維持するためにはお手入れが欠かせません。
今回は、『生きた宝石』と評されるヨークシャーテリアの被毛に関するお手入れについて解説します。

ヨーキーは抜け毛が多い?少ない?

ヨークシャーテリアは、『シングルコート』という単毛構造の被毛を持つ犬種です。
ワンちゃんの被毛にはもう1つ『ダブルコート』という二重構造の被毛がありますが、こちらは寒さに強い代わりに抜け毛が多く毎日のブラッシングが欠かせません。一方、シングルコートは抜け毛が少なく、そのため比較するとお手入れがしやすいという特徴があります。

抜け毛が多い場合は病気の可能性かも

基本的に抜け毛が少ないヨーキーですが、場合によっては抜け毛が増えてしまいます。
「抜け毛が増えてきた…」と思ったら、何かしらの病気の可能性があるかもしれません。

例えば、アレルギーやホルモンバランスの乱れが原因の場合、体の一部分だけ毛が激しく抜けることもあれば、全身の毛が抜け落ちて全体的に毛が薄くなることもあるでしょう。

ワンちゃんの毛が抜け落ちてしまう原因はさまざまです。
まずは原因を特定することが先決なので、おかしいと感じたらすぐ動物病院に連れていくことをおすすめします。

ヨーキーの被毛のお手入れ①:ブラッシング

ヨークシャーテリアを飼ううえで欠かせないお手入れの1つがブラッシングです。
ブラッシングといえば抜け毛を処理するという印象が強いお手入れですが、抜け毛が少ないヨーキーにとっても大切です。

絹のように美しい毛並みを維持するためには、日々のお手入れが欠かせません。特にブラッシングは、愛犬とのコミュニケーションという意味でも大切なお手入れです。

ブラッシングの頻度は?

ブラッシングは、ヨーキーの毛並みを整えるだけでなく、絡まって毛玉になりやすい被毛を解きほぐし、皮膚の健康を守るための役割もあります。

できるなら、ブラッシングは毎日行ってください。毎日が難しいという場合でも、3日に1度は欠かさずにブラッシングしましょう。

なるべく日を開けないよう、こまめにブラッシングしてあげてください。
皮膚や被毛をはじめ、ちょっとしたの変化にいち早く気づくことができるので、病気の早期発見にも役立ちますよ。

ブラッシングに必要なグッズ

  • コーム(ブラッシング前後に毛並みを整える)
  • 獣毛ブラシ(柔らかく、ホコリを取ったり全体を整えたりする)
  • スリッカーブラシ(もつれや毛玉をときほぐす)
  • ピンブラシ(皮膚を傷めずに被毛をきれいに伸ばせる)

ブラッシングのやり方

1.毛並みを整える
いきなりブラッシングすると、絡まった毛に引っかかって痛い思いをさせてしまいます。
そのため、下準備としてまずはコームで全体の毛並みを整えていきましょう。もつれがあれば手で裂いたりピンブラシでほぐしたりして、ブラシの通りを良くしていきます。
2.ブラッシング
スリッカーブラシで本格的にブラッシングしていきます。
「背中→腰→後ろ足→脇腹→前足→お腹→顔→しっぽ」の順でブラッシングしていくといいでしょう。毛玉ができやすいお腹や耳の後ろ、胸は特に丁寧に行いましょう。

強く押し付けると痛い思いをさせてしまうので、自分の手の甲にブラシを当て、跡が付かない程度の強さでブラッシングするようにしてください。
3.もつれている箇所をほぐす
毛をかき分け、根本から毛先に向けてブラッシングしていきましょう。

ブラシが引っかかったら毛がもつれている証拠なので、ピンブラシに持ち変えて丁寧にほぐします。全身まんべんなくブラッシングを終えたら、コームや獣毛ブラシで毛の流れを整えていきましょう。最終的に、コームが引っかからず滑らかに通るようになるのが目標です。

ヨーキーの被毛のお手入れ②:シャンプー


photo by Ed Garcia

ヨークシャーテリアの魅力である被毛を美しく保つためには、ブラッシングだけでなく定期的なシャンプーも欠かせません。

しかし、ワンちゃんのシャンプーは慣れるまで難しいので、無理はせずにプロにお任せするのもおすすめです。特に、ヨーキーはカットが必要な犬種なのでトリミングと一緒にお願いすると良いでしょう。

シャンプーの頻度は?

一般的に、ワンちゃんのシャンプーは3週間~1ヶ月程度といわれています。
しかし、ヨーキーは放っておくと被毛が伸び続け、絡みやすくなってしまいます。また、ヨーキーは他の犬種に比べて皮脂の分泌が多いので、1ヶ月に1回では、皮脂で被毛がベタベタになってしまいかねません。
こうした理由から、ヨーキーのシャンプーは2週間に1回程度が理想です。

シャンプーに必要なグッズ

  • 犬用のシャンプー、リンス
  • タオル
  • ドライヤー
  • スリッカーブラシ、コーム

シャンプーのやり方

1.準備
シャンプーをはじめる前に、ヨークシャーテリアをチェックしましょう。
被毛は濡れると絡みやすくなるので、まずはスリッカーとコームを使い、毛玉やもつれをほぐし被毛を整えていきます。

また、シャンプー液はそのまま使うと強すぎるので、2倍に薄めてよく混ぜてから使いましょう。
予防接種後や投薬後、元気がない場合は日を改めてください。
2.全身を濡らす
シャワーヘッドを皮膚に密着させ、全身を濡らしていきます。
濡らしていく順番は「お尻→後ろ足→胸→前足→顔」と、顔に遠い部分から毛の根本まで濡らしていきましょう。顔を濡らす際は、鼻や耳、目にお湯が入らないように注意してください。

お湯の温度は、少し温く感じる36~38℃の熱さに設定するといいでしょう。
3.洗い~すすぎ
濡らすときと同じ順番で、薄めたシャンプー液を使い洗っていきます。洗うときは爪を立てないよう、指の腹をつかってマッサージするように洗います。

全身を洗い終えたらすすぎです。
すすぐ際は「頭→耳→顔→背中→胸→前足→お腹→お尻→後ろ足」という高い部分から下に向かう順番で、シャンプーを洗い流してください。

シャワーヘッドは皮膚に密着させて、すすぎ残しがないように全身を洗い流しましょう。
4.乾燥
タオルで全身の水気をある程度拭き取ったら、ドライヤーを使って乾かしていきます。しっかり乾かすために、毛をかき分けてドライヤーの風を根本から当ててください。特に耳周りやお尻周り、指と指の間など、湿気が残りやすく乾きにくい部分もきちんと乾かしましょう。

生乾きのまま放置すると、雑菌が繁殖して皮膚トラブルの原因になるので、乾き残しがないように注意してください。
肛門腺絞りについて
お尻を洗う際には、肛門を時計に見立て、4時と8時の位置に指を当てて肛門腺を絞り上げ、中に溜まっている分泌液を絞り出す肛門腺絞りを行うといいのですが、少々難しいです。

慣れれば自分でもできますが、はじめはよく分からないという飼い主も多いため、無理せずトリマーにお願いしましょう。やり方を教われば、自宅でもできるようになりますよ。

ヨーキーの被毛のお手入れ③:カット(トリミング)


photo by Cindy Kowalski

ヨークシャーテリアの美しい被毛は、人間の髪の毛と同様、放っておくと伸び続けてどんどん長くなってしまいます。そのため、ヨーキーは定期的な被毛のカットが必要な犬種なのです。

カット(トリミング)の頻度は?

被毛が特徴的なヨーキーですが、抜け毛が少ない代わりに被毛が伸び続けます。ヨーキーの毛は絹のように細く絡まりやすいため、長くなれば余計に絡まりやすくなります。

特に理由がない飼い主さんの場合は短めにしておく方が多く、人間の髪の毛と同様に伸びてきたらカットすると良いでしょう。
頻度は、1~2ヶ月に1回を目安にしてください。

自宅でカットはできる?

愛犬の被毛を自分の手でカットしたいと考える飼い主さんは、少なくないと思います。
しかし、動き回るワンちゃんの被毛を素人がカットするのは難しいでしょう。そのため、自宅でカットするのであれば、比較的難易度が低い部分的な箇所だけにとどめることをおすすめします。

例えば、足の裏やお尻周りなど、伸びることで何かしらの不都合が出てしまう場所に絞ってカットするといいでしょう。
ただし、顔周辺の毛は万が一を考えると、プロの手にお任せした方が安全です。

まとめ

美しい毛並みと優雅さから、「動く宝石」と呼ばれるヨークシャーテリアは、その美しさを維持するために被毛のお手入れが欠かせません。
シングルコートの犬種なので抜け毛は多くないものの、毎日のブラッシングと定期的なシャンプーは忘れないようにしましょう。

被毛のお手入れ以外の飼い方に関しては、下記のページで詳しく解説しています。ヨークシャーテリアを飼うときに気をつけたい温度管理のことや、しつけなどについても解説しているので、ぜひご覧くださいね。
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