ラブラドールレトリーバーはどんな犬種?歴史や特徴などを解説

大型犬の人気犬種として、安定した人気を誇るラブラドールレトリーバーですが、ここまで人気の理由はどこにあるのでしょうか?
ラブラドールレトリーバーが歩んできた歴史とともに紹介していきます。
ラブラドールレトリーバーの基本データ
- 原産国:イギリス
- 理想体高:オス56~57cm、メス54~56cm
- 平均体重:オス27~34㎏、メス25~32㎏
ラブラドールレトリーバーの性格傾向
ラブラドールレトリバーは、穏やかで飼い主に従順な性格をしています。また、介助犬や盲導犬として活躍していることからも分かるように、賢くしつけの覚えが早いので、飼いやすい犬種としても有名です。
ラブラドールレトリーバーの性格について、より詳しく知りたいという方は、下記リンク先のページもご覧ください。
ラブラドールレトリーバーの性格!ゴールデンレトリーバーとの違いも
ラブラドールレトリーバーの毛色の種類
ラブラドールレトリーバーの毛色として知られているのは、「黒」「イエロー」「チョコレート」の3つ。
黒はラブラドールレトリーバーの代表的な毛色です。イエローは日本で最も多く見かける毛色で、盲導犬として活躍している姿を街中で見かけた方も多いでしょう。チョコレートはレバーとも呼ばれ、アメリカで最も一般的な毛色ですが、日本ではあまり見かけることはない毛色です。
下記リンク先のページでは、ラブラドールレトリーバー毛色や種類について詳しく解説しています。これからラブラドールレトリーバーの子犬をお迎えしようと考えている方は、こちらの内容も参考にしてみてくださいね。
ラブラドールレトリーバーの歴史と身体的特徴
現在も盲導犬など、人間をサポートしてくれるパートナーとして活躍しているラブラドールレトリーバーですが、実は昔から身近な存在でした。
ここでは、ラブラドールレトリーバーの歴史を、身体的な特徴と合わせてご紹介します。
ラブラドールレトリーバーの起源は?
ラブラドールレトリバーはカナダに起源を持つ鳥猟犬ですが、イギリスに輸出されそこで繁殖した結果、現在は原産国がイギリスになっています。
ラブラドールレトリバーの祖先は、16世紀にイングランドからニューファンドランド島へ持ち込んだ使役犬と島原産のニューファンドランド犬とのミックスです。
当時ニューファンドランド一帯は「ラブラドール」と呼ばれていたため、明確に犬種を区別するため「ラブラドールドッグ」と呼ばれるようになりました。ここに「獲物を回収する」という意味のレトリーバーと言う言葉が加わり、現在のラブラドールレトリーバーと呼ばれるようになったといわれています。
水かき持つ水鳥回収の王
ラブラドールレトリバーは、別名『king of water fowl(水鳥回収の王)』と呼ばれています。
この呼称からも分かるように泳ぎが得意で、撃ち落された水鳥を回収するための狩猟犬として活躍してました。また、小さな船を引くなど漁師の手伝いをするなど、泳ぎが必要な場面でさまざまな活躍をしていたのです。
身体的な特徴にもその名残があり、ラブラドールレトリバーの指の間には、水かきがついているので、機会があれば確認してみてはいかがでしょうか。
アメリカでは圧倒的な人気を誇る犬種
ラブラドールレトリーバーは、アメリカでは圧倒的な人気を誇る犬種で、「アメリカンケネルクラブ(AKC)」が発表した「米国で最も人気のある犬種」では、なんと29年間連続1位という快挙を達成しました。住宅事情から小型犬が好まれる日本とは、好まれる犬種の違いが分かる結果といえるでしょう。
では、なぜラブラドールレトリーバーは、アメリカでここまでの人気を誇るのでしょうか。
もちろん、単純にかわいいという点が挙げられますが、それだけでなく、賢くしつけやすく飼いやすいという点も大きく関係しているのは間違いありません。
それは、盲導犬など多くの使役犬として活躍していることからも分かるように、我々人間にとって頼れるパートナーとして愛されていることが、何よりの証といえるでしょう。
まとめ
人気の大型犬といえば、必ず名前が挙げられるラブラドールレトリーバー。
温厚でおとなしい性格と賢さから、どんなご家庭でも安心して迎えられる点も人気の理由といえるでしょう。
本記事の内容をご覧になり、魅力的なラブラドールレトリーバーの理解をより深めていただければ幸いです。
また、下記ページではラブラドールレトリーバーの飼い方について解説しています。こちらも参考にしてみてくださいね。