公開日:2016/2/15

最終更新日:2019/2/26

チワワが発症しやすい水頭症って?!症状は?どんな病気なの?

    チワワにとって恐ろしい病気の1つ

    とっても小さな犬種でもあるチワワ。彼らは陽気で活発ではありますが、かかりやすい病気があるのはご存知でしたか。特に命の危険性もある“水頭症(すいとうしょう)”は完治がしづらい病気でもあります。きちんと治療に専念すれば延命は可能ではありますが、治療への反応が乏しい場合は短期間で命を落としてしまう危険性も…
    そんな恐ろしい病気水頭症。一体どんな病気でどんな症状が起きるのでしょうか。

    発症率が高い“水頭症”

    水頭症ってどんな病気?

    脳のまわりには、脳や脊髄をめぐる脳脊髄液(のうせきずいえき)と呼ばれる体液が溜まり、クッションのような役割を果たして脳を守っています。水頭症とはこの体液が頭蓋骨内に過剰に溜まってしまい、脳が圧迫して様々な症状が発症する病気です。

    水頭症の原因について

    チワワを始め、水頭症を発症しやすい犬種は脳脊髄液の循環が何らかの原因によって妨げられることが原因で発症するといわれています。


    【水頭症が発症する原因】
    ・脳脊髄液の循環が悪化
    ・脳脊髄液の産生量が多い
    ・脳脊髄液の吸水が阻止されている


    脳脊髄液の循環が悪化し停滞することによって、水風船のように脳室が拡がり始めます。拡がることにより、脳室が脳を圧迫して様々な症状が現れるのです。

    1歳未満に発症しやすい?!

    水頭症の原因は遺伝的なもので、生まれつきの異常といわれています。はっきりとした症状が見られるのが生後2~3か月以降で、1歳になる頃までに診断されることが多いとされています。まれに事故などによる後天性によって脳炎や脳腫瘍、外傷などの病気になった結果、脳脊髄液の循環が悪くなり発症することもあります。

    チワワが発症する確率は3.3%!?

    水頭症は「神経疾患」と呼ばれる病気に含まれます。特にチワワは水頭症を発症する確率が高く、他の犬種が約1.9%の発症率に対し、チワワは約3.3%の高い確率で発症するといわれています。つまり約1.7倍の確立で発病するということです。かなりの高い発症率ということがわかります。

    どんな症状が見られるの?

    チワワの水頭症の特徴について知りたい

    チワワが水頭症を患うと、歩行障害を始め視力障害や沈うつなどがあげられます。もっとわかりやすく説明すると以下のことが起こりやすいといわれています。


    ●おでこが出ているようなドーム状の頭
    外見ではっきりわかるのが、ドーム状に膨らんでいる頭です。チワワの頭はアップルヘッドといわれる丸い頭が特徴的ですが、水頭症になると明らかに面長の形になり、球体のような顔の形になる場合があります。
    「なんだか最近頭が大きくなってきた?」と違和感を覚えたら、直ぐに動物病院で検査を受けてください。


    ●攻撃的になる
    脳が圧迫されていることで急に攻撃的になることがあります。普段は大人しかったのに急に攻撃的になってしまった場合は獣医師に相談をしてみてください。


    ●動作がのんびり
    普段は機敏に動き回るチワワですが、急におっとりと動作が遅くなり始めたら、水頭症を患っているかもしれません。「ここは走る!」「ここでは動く!」とどんなに脳が指令を出しても、水頭症が発症していると脳が圧迫されているためか、うまく脳が伝達しません。明らかに動きが鈍くなった場合は水頭症ではないかと疑い、動物病院へ行くことをオススメします。


    ●痙攣(けいれん)を起こす
    突然激しく震え始めて意識を失ったら、それは水頭症が進行している可能性があります。非常に危険な状態ですので、直ぐに動物病院で診療を行ってください。万が一、夜遅くに突然発症した場合に備えて近くに夜間診療を受け付けている動物病院を調べておきましょう。

    水頭症の治療方法とは

    まずは外見から判断

    チワワの水頭症診断に関しては、まず頭がドーム状になっていないか外見から判断を行います。その後目が外に向いていないか確認後、CTやMRI検査、超音波検査などから詳しく検査を行っていきます。もしこれらの検査で脳室が異常に大きくなっていた場合は、水頭症であると判断されます。

    内科治療と外科治療の2パターンを用いる

    ●内科治療
    脳圧降下剤(のうあつこうかざい)で頭蓋内圧を下げる薬や脳脊髄液の産生を抑える薬を使用し、神経症状を和らげていきます。


    ●外科治療
    内科治療では反応がない場合は、手術を行う必要があります。脳内室の過剰な脳脊髄液を腹腔内へ流す“ドレーン”と呼ばれるチューブを使用します。但し、この手術が行える施設は限られているのはもちろんのこと、感染や合併症のリスクなどが懸念されるため、丁寧なケアと継続的な経過観察が必須とされます。そのため、よく獣医師と相談した上で行うことが賢明といえるでしょう。

    予防することはできないの?

    水頭症は現時点では効果的な予防法はありません。特に遺伝性となると防ぐことは現実的に困難であります。比較的軽度で薬によるコントロールがうまくできるようであれば、延命は可能といわれています。しかし、治療への反応が乏しい場合は残念ながら長くはもたないでしょう。

    もしこれから新しくチワワをお迎えするのであれば、子犬の親や先祖が水頭症を発症したことがないかブリーダーさんに確認して参考にするとよいでしょう。また、チワワの体が平均よりも小さくないか変な動きをしていないかなどよく観察した上でお迎えすることをオススメします。

    まとめ

    現在の獣医療では水頭症を予防することは困難ではあります。しかし発育状態をよく観察していき、少しでも異常が見受けられれば動物病院で検査を受けることにより、投薬でうまくコントロールしながら生活ができるかもしれません。まずは早期発見ができるように、常に愛犬の様子を見るようにしましょう。

    チワワをお迎えしたいとお考えの方へ

    “ブリーダーナビ”では、優良ブリーダーさんが大切に育てたチワワから生まれた元気な子犬(パピー)を多数ご紹介しています。どんな親から生まれ、どんな特徴があるのかなど詳しく掲載されていますので「どんな子がいるのかな?」と一目でわかる内容にまとまっています。ぜひ一度アクセスしてみてくださいね。

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