公開日:2016/2/9

最終更新日:2019/4/9

トイプードルの歴史とは?祖先や原産国、古くから愛される理由も

    トイプードルの祖先は?

    プードルには4つのサイズが存在しており、
    ・スタンダード
    ・ミディアム
    ・ミニチュア
    ・トイ
    上記のように分けられますが、犬種としてはすべて同じプードルになります。これら4つのサイズは大きさが違うだけで身体構成や性質は同じであり、サイズの成立した時期が不明であることから同じ犬種と考えられています。

    プードルの祖先については諸説あり、そのひとつに紀元前30年頃のローマ皇帝の記念碑に彫刻が施されているドイツ原産の「バーベッド」という犬ではないかという説があります。

    バーベッドは“水たまり”や“水を跳ねる”という意味をもち、プードルという名前の由来ともいわれています。その名前通り、初期のプードルは泳ぎが得意であったことから水猟犬としてカモ狩りに従事していました。

    トイプードルはいつから存在したの?

    次第にプードルは小型化され、愛玩犬としてフランス上流階級の間で人気を博すことになります。トイプードルがいつ頃から存在したかは明確ではありませんが、15世紀のドイツの画家アルブレヒト・デューラーの版画の中にミニチュアプードルまたはトイプードルのような小さい犬が登場していたことから、15世紀にはすでに存在していたのではないかと考えられています。

    18世紀には宮廷画家ゴヤの絵画にも登場しており、その頃には熱心なブリーダーが品種改良を加えてトイプードルを作出していたと考えられています。

    原産国はどこ?

    プードルの起源については不明な部分が多いため、原産国を特定することは難しいものの、フランスを代表する犬種であることからフランス原産とされることが多いようです。

    しかし、歴史的には発祥はロシアまたは中央アジア北部ではないかと考えられており、その後ヨーロッパを横断し地域の犬と交雑されながら、最終的にドイツからフランスへ入ったというのが最も有力な説となっています。

    トイプードルが古くから愛される理由

    一般的に賢く、訓練性が高い犬種として知られるトイプードル。ブリティッシュコロンビア大学の研究によると、知能の高さは全ての犬種のなかでボーダー・コリーに次ぐ第2位という結果が出ています。

    元々プードルはその特性を活かして、水猟犬として活躍していました。フランスでは、プードルの水猟犬としての能力の高さから「chien canard(カモ犬)」を語源として「caniche(カニッシュ)」などと呼ばれていたそうです。

    また、鋭い嗅覚をもつプードルは高級食材のトリュフを探すためにも使われてきました。トリュフが自生している場所を探索するのはミニチュアまたはトイプードルで、イギリスで始まったこの仕事はフランスやスペインでも広まりました。

    そのほか、訓練性の高さから軍用犬として活躍した時代もありました。それ以外にも、器用な面や知能の高さをサーカスに活かしたことで、フランスでのプードル人気が急激に高まったともいわれています。

    さらに近年では、毛が抜けにくいことを活かして病院などを訪問するアニマルアシステッドセラピー犬としても活躍しています。また、警察犬試験に合格して嘱託警察犬として採用されるなど、トイプードルは単なる愛玩犬とは一味違う活躍をみせています。

    そのほかにも、介助犬や聴導犬など働く犬として活躍の場を広げるトイプードル。このように、トイプードルはその能力の高さを時代に合わせて活かしつつ、古くから愛され続けてきたのでしょう!

    貴婦人を虜にしたオシャレ犬

    プードルはフランスに渡ると、優雅な愛玩犬として流行に敏感なフランスの女性たちに愛されることになります。フランスの貴婦人たちはプードルに洗練されたカットを施し、アクセサリーを付けてオシャレに熱中しました。そのためカットが上手なワンちゃんの美容師は、宮廷でもたちまち人気を集めたといわれています。

    貴婦人をたちまち虜にしたプードルは圧倒的な支持を集め、最終的にはフランスの国犬までのぼり詰めました。そして、愛玩犬として飼い易いようにと、より小型のトイプードルがが生み出されていったのです。

    プードルにも絶滅の危機があった?

    現在は人気犬種ランキングでも常に上位に君臨するほど、人気が高いプードル。じつは、そんなプードルにも絶滅の危機があったようです。

    プードルの絶滅の危機を迎えた国、それはアメリカです。1920年代後半にアメリカでのプードルの人気が急落し、プードルは犬種としての絶滅の危機を迎えました。しかし、1930年代に入ると少しずつ人気は持ち直し、現在は人気のある犬種として有名になっています。

    トイプードルは今後も愛され続ける!

    トイプードル
    photo by Yasuhiko Ito

    現在はスタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイの4種類しか登録されていませんが、トイプードルよりさらに小さい極小サイズの「ティーカッププードル」という名前も定着しつつあります。

    ティーカップ・プードルという犬種は正式には存在しませんが、人気が高まっているため高額で取引されることもしばしば。将来的には、正式にティーカッププードルが公認されるかもしれませんね。

    トイプードルの進化はサイズだけに留まらず、被毛の色にも表れています。現在、被毛の色についてジャパンケネルクラブ(JKC)では、単色(ソリッドカラー)しか認められていません。しかし、すでに海外や日本の一部のブリーダーでは2色以上のパーティカラーも認められるようになっています。ティーカッププードルと同様に、被毛の色についても将来的には公認されるかもしれません。

    また、近年トイプードルをベースにした「ミックス犬」の人気も高まっていますね。トイプードル×チワワの交配で生まれるチワプー、トイプードル×ダックスフンドの交配で生まれるダップーなどのミックス犬は、ペットショップでも見かけることが増えてきました。

    トイプードルだけでなく、相手が大型犬の場合は大きなサイズのスタンダードプードルが使われます。その際はミックス犬という名称ではなく「プードル・ハイブリッド」と呼ばれます。

    プードル・ハイブリッドには、「プードル×アメリカンコッカースパニエル」のハイブリッドであるコッカプー、「プードル×ラブラドールレトリーバー」のハイブリッドであるラブラドゥードル、「プードル×ゴールデンレトリバー」のハイブリッドであるゴールデンドゥードルなどが有名ですね。

    今後もプードル本来の良さを見失わず、時代に合わせて進化して愛され続けていくのでしょう!

    まとめ

    プードル
    photo by Koji Ishii

    トイプードルの歴史について解説しました。

    トイプードルの歴史は諸説あり、起源や原産国については今なお不明です。しかし、ローマ皇帝の記念碑に彫刻が施されていたり、時代を代表する有名画家たちが描いたりしていることから、古くから私たちの身近に存在して愛されていたのだということが分かります。

    愛らしい容姿はもちろんのこと、賢く訓練性も高いことから働く犬種としても活躍しているトイプードル。トイプードルを迎える際は、その特性を理解したうえできちんとしつけを行いたいですね。

    古くから愛され続けるトイプードルをブリーダーからお迎えしたいと考えている方は、下記のリンクからもぜひ検討してみてください!

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