
長く美しい被毛が特徴的なシーズーですが、毛色も豊富で、まったく同じ毛色のシーズーを見付けるのが難しいほどかもしれません。
 
 ここでは、それほどに多種多様なシーズーの毛色について解説していきます。
シーズーはどんな毛色も公認されている?
シーズーの毛色は、大きく分けて、『パーティーカラー』と『ソリッドカラー』の2種に分けられます。
 
 日本でよく見るのは、白と黒など毛色が2色のパーティーカラー。一方ヨーロッパでは、単色のソリッド・カラーが主流です。
 
 日本でワンちゃんの血統書を発行しているJKCでは、シーズーのあらゆる毛色を公式に認めています。
シーズーのパーティーカラー
日本でシーズーといえば、パーティーカラーが主流です。
 パーティカラーとは、2色の毛色が混じったカラーで、日本で最も多く見かける色が『ゴールド&ホワイト』でしょう。
ゴールド&ホワイト

日本で最も人気の毛色で、多くの方がイメージするカラーでしょう。ベースカラーとなるホワイトに、頭部や目の周りから背中にかけてブラウン系の色が入ったパーティカラーです。
 
 一口にゴールドといっても濃淡によって微妙な差異があり、色によって以下のような名種類があります。
- ハニーゴールド
- マホガニーゴールド
- オレンジゴールド
- レッドゴールド
ホワイト&ブラック
ベースとなるホワイトと差し色のブラックのコントラストがはっきりとしたカラーです。
 
 割合や色が出る場所には個体差があり、背中がほとんどブラックの子もいれば、ブラックが班に出る子もいます。
 
 ブリーダーナビに掲載しているホワイト&ブラックのシーズーの平均価格は約19万1,636円でした(2020年10月29日時点)を入れてほしいです。
グレー&ホワイト
白の遺伝子が強く出たブラック&ホワイトで、黒の色素が薄くなった毛色です。
 
 グレーの濃淡には個体差があり、黒に近いグレーから白に近いグレーまでさまざま。ただし、個体数が多くないので、こちらの毛色の子犬を探すのは難しいかもしれません。
シーズーのソリッドカラー
ソリッドカラーとは単色のことで、シーズーの場合ブラックやホワイト、ブラウンなどがあります。日本ではパーティーカラーが主流なので、見かける機会は少ないかもしれません。
ブラック
シーズーは目も黒いため、口を閉じていると全身真っ黒になってしまうカラーです。丁寧にお手入れすればそれだけ被毛の美しさが際立ちます。
 
 ブリーダーナビに掲載している、ブラックのシーズーの平均価格は約32万8,000円でした(2020年10月29日時点)。
ホワイト

全身純白のカラーで、シーズーの美しく長い被毛と相まって綺麗という言葉がピッタリなカラーです。
 
 ただし、生まれたばかりの頃はホワイト1色でも、成長につれて他の色が出てくる可能性もあるので、純白が目当てなら親兄弟を確認してみると良いでしょう。
ゴールド
ソリッドカラーの優雅さと、ゴールドの柔らかな雰囲気を合わせて持つカラーです。
 
 上述したように、ゴールドにもさまざまな色合いがあるので、実際に見てみるまではイメージしたカラーとは限りません。
 サラサラな長いゴールドのシーズーは、ゴールデンレトリーバーと似た毛並みになります。
グレー
グレーのカラーは、シーズーの可愛らしさにスタイリッシュさをプラスします。色の雰囲気は、ミニチュアシュナウザーに近いでしょう。
 
 グレーのシーズーも、他のソリッドカラー同様、日本ではあまり見かけることがない毛色です。
ブラウン
柔らかで優しげな雰囲気のカラーで、ゴールドやグレーと同様、同じブラウンであっても濃淡によってさまざまな色合いがあります。
 
 そのため、ブラウンの色を探す場合は、具体的に「明るめ」や「チョコレート色」とイメージを伝えると良いでしょう。
そのほかの毛色
パーティカラーやソリッドカラー以外にも、シーズーには毛色があります。
 滅多に存在しないレアカラーなので、見かけたことがあるだけでもラッキーかもしれません。
ブリンドル
ブリンドルとは、ベースとなる黒地に赤みがかった茶褐色の色が混じった毛色で、フレンチブルドッグによく見られる毛色です。
 
 近年シーズーでも人気が高まっていますが、こちらはかなり珍しいので滅多に見かけることはないでしょう。
 
 色の割合いは個体によって差があり、中にはブリンドル&ホワイトになる個体も存在します。
3色以上の毛色も
シーズーの毛色のなかには極めて珍しいものの、3色以上の色が混ざった個体も存在します。
 
 例えば、顔周りはグレー、耳はゴールドとブラウン、足先はホワイトなど、体の部位で出現する色が異なる個体も確認されています。
シーズーの毛色は変化する?
シーズーの毛色は、成長とともに変化することをご存じでしょうか。
 
 例えば、産まれたばかりはきれいなホワイト1色でも、成長するに従って他の色が表れることがあるのです。そのほか、色が薄くなったり逆に濃くなったりと、変化の仕方にも個体差があります。
 
 シーズー以外では、チワワやパピヨンも毛色が変化する犬種として知られています。
 あくまでも可能性があるというだけで、必ずしも変化するわけではありませんが、愛犬の毛色を重視する方は気を付けてください。
 
 これからシーズーを迎えようとお考えの方は、「シーズーは毛色の変化も楽しめる犬種」と覚えておくと良いでしょう。
まとめ
シーズーは、あらゆる毛色が公認されており、毛色のタイプや種類がとても多い犬種です。
 日本でメジャーなパーティカラーや単色のソリッドカラーのほか、3色以上の毛色や近年人気のブリンドル、成長に伴う変化もあり、毛色の選択肢が無数にあります。
 
 これからシーズーを迎えようと考えている方は、理想の子犬探しに今回の記事の内容をお役立てください。下記のページでは初めてシーズーをお迎えする方に向けて、基本的な情報を分かりやすく解説しています。こちらも参考にしてみてくださいね。
   非公開: 【初心者さん向け】シーズーの飼い方は?価格や必要なものも
 非公開: 【初心者さん向け】シーズーの飼い方は?価格や必要なものも 
著者/ブリーダーナビ編集部

