公開日:2016/6/17

最終更新日:2019/6/18

本能?ボーダーコリーが走る車やバイクを追いかけるのを防ぐために

    1.ハーディングという本能

    古くから羊を追いかけてきた牧羊犬、ボーダーコリー

    ボーダーコリーは古くから牧羊犬として活躍し、牧場の羊を追いかけ誘導していました。現在でもスイスなどでは、ボーダーコリーが牧羊犬として活躍している姿を見ることができます。ボーダーコリーはこうした仕事柄、「動く物を追いかける」習性があります。

    これは「ハーディング」と言う本能で、遺伝子に刻まれた癖のようなものでもあるため、なかなかやめさせるのは難しいといわれています。家庭犬として飼われる日本では、この習性を発揮する機会がないため、車やバイクを見るとついつい夢中になってしまうのです。

    作業をするには非常に優れた能力ではあるものの、日常で生活する上では色々な危険があり、なんとしても抑えたいものです。

    ハーディングに潜む危険とは

    ボーダーコリーの持つハーディングは動く物を追いかける本能で、基本的には獲物となる動物に強く反応し、興奮します。ただ、家庭犬として暮らすボーダーコリーは、動く車やバイク、自転車などに反応することがあるのです。

    もしも車やバイクを追いかけたらどうなるのでしょうか?誰でも分かるように、そこには危険しかありません。

    例えば…

    〇信号待ちのときに、ボーダーコリーが車に興奮して追いかけようとしたが、それを止めようとした飼い主が引きずられて転んでしまった

    〇車通りの少ない道路でのんびり散歩をしていたら、前からくる自転車を見て走ってとびついてしまい、相手を大ケガさせた

    〇散歩中に突然車を追いかけ、リードをうっかり離してしまったことで愛犬が車にひかれてしまった

    ボーダーコリーのハーディングは、家から1歩でも外に出たら強く注意しなければなりません。車やバイク、自転車の通る場所はボーダーコリーにスイッチが入る要素がたっぷりとあります。また、虫や猫、ほかのワンちゃんなど、動く動物にも注意が必要です。
    散歩中の小型犬を追いかけて噛みつき、怪我をさせるという可能性もゼロではありません。

    こうした事故が起きないためにも、飼い主は愛犬をしっかりと制御できるようにならなければいけないのです。また、これはボーダーコリーが持っている本能によるものであるため「うちの子はしつけがなっているから大丈夫」という過信や油断も禁物です。

    2.ハーディングを抑える方法は?飼い主にできること

    ハーディングのスイッチを切る

    ボーダーコリーは「動く物を見かけると追いかけたくなる」習性があるため、追いかけるのをやめさせるには、「対象の物から意識を反らす」ことが重要となります。車やバイク、自転車に意識が向かないように、飼い主に集中させるのです。

    こうして繰り返しハーディングに入るスイッチをすべてオフにすることで、ボーダーコリーは車やバイクを追いかけることをしなくなります。
    しかし、スイッチを切れるようになるには、かなりの時間を有するため、飼い主もワンちゃんも根気が必要です。

    〇方法
    車やバイク、自転車などハーディングの対象となるものが確認できたら、「オスワリ」や「マテ」をかけ、飼い主の目を見るようアイコンタクトを取ります。
    落ち着いて待っていられたらよく褒め、我慢すれば良いことがあると学習させましょう。

    こうした訓練はボーダーコリーをコントロールするために重要です。必ず1歳頃までには教えておきましょう。

    服従訓練の教え方に関してはこちらの記事をご覧ください。

    命を守るために厳しさも必要

    ときには追いかけたい衝動が勝ってしまい、飼い主が何を言っても夢中な状態から抜け出せないときもあるでしょう。

    そんなときは、少し大きな声でワンちゃんの名前を呼んだり、ブザーなどで大きな音を立てたり、リードを強く引くなど、様々な方法でスイッチをオフにしましょう。

    ハーディングを抑えるには、いかに飼い主に意識を向けさせられるかが肝心です。

    リードを強く引っ張る行為は、やり過ぎでは?と感じる方もいるかもしれませんが、ハーディングに潜む危険は愛犬の命にも関わります。愛犬の命を守るため!とときに厳しくすることも必要でしょう。

    また、ハーディングを予測し、事前に意識を反らさせる飼い主の努力も大切です。ぜひ常に周囲の環境や愛犬のボーダーコリーに目を向けてあげてくださいね。

    まとめ

    車やバイク、動物など、動くものを追いかけるのは、ボーダーコリーが持つ本能によるもの。かつてはこの本能が大変役に立ち、人々を助けました。なお、現在でもその能力を活かして活躍しているボーダーコリーはたくさんいます。

    ボーダーコリーが暮らす環境に応じて、飼い主はハーディングを抑制する必要があるでしょう。愛犬の命にも関わる大事なことです。ぜひハーディングについての意識を高めていってださいね。

    また、以下のリンクからはボーダーコリーの子犬とそのブリーダーをチェックできます。こちらも合わせてご覧ください。

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