【柴犬の外飼い】室内飼いとの違いは?トイレなどのしつけは必要?

【柴犬の外飼い】室内飼いとの違いは?トイレなどのしつけは必要?

現在は家の中で飼うことが一般的なワンちゃんですが、外で飼うことが当たり前の時代がありました。現在から考えれば昔のこととはいえ、それ程大昔というわけでもなく、「犬を飼うなら外で番犬として飼いたい」という方もいることでしょう。

では、柴犬を外飼いするのは問題ないのでしょうか?
元々狩猟犬である柴犬は、独立心と警戒心が強い犬種で、日本の気候にも適応できているため、外飼いの番犬向きといわれていました。
ここでは、現在の日本で柴犬を外飼いするのは問題ないのか、解説していきます。

外飼いのメリット・デメリット

外飼いは、室内飼いに比べてワンちゃんのイタズラの影響が出にくく、動物特有の臭いが家に沁みつかないなど、飼い主側には何かとメリットがあります。

しかし、ワンちゃんの視点から見ると、過酷な環境の元ひとり家族から離れた場所で生活することになるなど、どうしても辛さが目立ってしまいます。
では、外でワンちゃんを飼う場合、どのようなデメリットがあり、どんな点に気を付けて飼う必要があるのでしょうか?

外飼いにはどんなデメリットが?内飼いとの寿命差

ワンちゃんを外で飼うのは、おそらく皆さんが想像している以上に様々なデメリットが存在します。

分かりやすいところでいえば、「外であること」自体がデメリットといえます。例えば、
天候の影響を受けやすいため、台風が来れば屋内に退避させる必要がありますし、砂埃などで汚れやすいので、まめに体を洗ってあげる必要があるでしょう。
また、良くも悪くも自然の環境にさらせれているので、室内飼いと比べて寄生虫やウイルスに感染する可能性が高くなるでしょう。

ワンちゃんの性格による部分もありますが、敷地内から脱走して迷子になったり、道路に飛び出して事故に遭う危険もあります。通行人に吠える、噛みつくといった、外部への迷惑行為も考えられるので、室内飼い同様しつけは必要です。

そのほか、滅多にないとは思いますが、飼い主の目が届かないところで、ワンちゃんにイタズラやケガをさせる人がいないとも限りません。

もちろん室内飼いにも相応のデメリットはありますが、ワンちゃんの安全面を考えれば、外飼いよりもメリットがあると思われます。
室内飼いと外飼いで寿命を比較した場合、室内飼いの方が長生きする傾向があるとも言われています。

下記ページでは室内飼いについて詳しく解説していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
【柴犬の室内飼い】一人暮らしや共働きでも飼える?お留守番できる? 【柴犬の室内飼い】一人暮らしや共働きでも飼える?お留守番できる?

外飼いするための注意事項

柴犬
photo by Kadisha

外飼いするには、室内で飼う以上に健康や環境に配慮する必要があります。
ノミやダニ、蚊など、室内でも注意が必要なのは勿論ですが、外で飼ううえで避けては通れないのが、近隣への配慮です。場合によってはご近所トラブルに発展する危険もあるので、しつけはしっかりしておきましょう。

外飼いを始めるタイミング

ワンちゃんを外で飼う場合、「いつから飼うか」も考えなければなりません。
なぜなら、飼い始めた季節によっては、迎えたばかりの愛犬をいきなり過酷な環境に置くことになるからです。そのため、外で飼う場合は、1年を通して比較的気候の良い時期に、生後1年ほど経過してからスタートするといいでしょう。
理想的な季節は地方によって異なりますが、概ね春先がいいと思われます。
日本の気候に適した柴犬とはいえ、できる限り負担をかけることは避けたいところです。

フィラリア予防と蚊の対策

外飼いされているワンちゃんの死因トップが「フィラリア症」。
フィラリア症とは、心臓や肺に寄生虫が寄生する、蚊を介して感染する病気で、一度感染すると完治が見込めず、放置すれば死に至る重大な病気です。蚊を媒介とする寄生虫なので、外飼いするときは蚊の活動が活発化になる5月頃から、毎年予防薬を服用するようにしましょう。

現在の都心部では、「心配いらない病気」と言われていますが、それでも油断はできません。水が溜まる環境では、蚊の幼虫であるボウフラが発生しやすいので、周囲から水溜まりをなくすようにするといいでしょう。
この他の対策として、ペット用の蚊取り線香があるので、犬小屋の近くに置いてあげるのもおすすめです。

ノミ・ダニには気を付けて

ダブルコートという二重構造の被毛を持つ柴犬は、年に2度訪れる換毛期以外でも抜け毛が多い犬種なので、毎日のブラッシングが欠かせません。このブラッシングは、被毛のお手入れ以外にも、「ノミやダニ」といった寄生虫を除去することによる、耳や皮膚トラブルの予防という側面があります。

ブラッシングに加えて、犬小屋の掃除や寝床に敷いているクッションや毛布の洗濯により、ノミ・ダニの発生を抑止しましょう。

比較的病気に強いといわれる柴犬ですが、アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルを抱えやすい傾向があるので、その原因であるノミやダニへの対策は十分にしておく必要があります。

外でもトイレのしつけは大切

室内と違い、「外ならトイレのしつけはいらない」と考えている人はいるかもしれません。しかし、外飼いであっても室内飼い同様、トイレトレーニングは必要です。「外ならどこでやっても同じ」と考えているのなら改めてください。
ワンちゃん――特に柴犬はキレイ好きなので、寝床とトイレを一緒にするとストレスを感じてしまうだけでなく、排泄物をそのまま放置することは不衛生です。

トイレは特定の決まった場所に作り、排泄のタイミングでそこへ連れていくようにしましょう。早い時期からトレーニングを始めることで、トイレの場所を覚えさせることができます。

近隣への配慮も忘れないように

当然のことですが、世の中の人間全てが犬好きというわけではありません。
中にはワンちゃんが嫌いな人や苦手な人もいるので、近隣のお宅や訪問者への配慮として、ステッカーや注意書きで「犬がいる家」をことを知らせるようにしておくと親切です。
こうした少しの気遣いで、余計なトラブルを減らすことができるでしょう。

シャンプーはどうすればいい?

肌が敏感な柴犬には、刺激の少ないシャンプーを選んでください。
基本的には月に1度で問題ありませんが、もしも皮膚トラブルがあるようなら、獣医師に相談した上で負担にならない程度にシャンプーしてあげましょう。

まずは、全身のブラッシングで抜け毛を取り除きシャンプーしやすい状態にしましょう。
お湯は熱すぎないぬるま湯に調整して、顔から遠いところから濡らしていきます。柴犬は短毛ですがダブルコート(二重構造)なので、地肌までしっかり濡らしましょう。
シャンプーは、お湯で薄めたり手の平で泡立ててからつけてください。優しく地肌をマッサージするように、指の間も含め全身を洗っていきます。

洗い終えたら、シャンプー剤を洗い流しましょう。
毛が密集している部分や指の間など、流し難い部分はより丁寧に、すすぎ残しがないようにすすいであげてください。
すすぎ終えたらタオルで水気を拭き取り、その後ドライヤーで被毛の根元まで完全に乾かしていきましょう。

しっかり乾かさないと皮膚トラブルの原因になるので、すすぎ~乾燥はより丁寧に行う必要があります。

夏や冬など気候や天候にも注意

雪と柴犬
photo by zimt2003

外で飼うということは、当然家の中に入れることは基本的にないのですが、ご自分が外で生活することを考えると、それがどれだけ過酷分かるのではないでしょうか?
一昔前は、「犬は外飼い」が当たり前でしたが、今は屋内で飼うのが一般的です。
台風や大雪などの悪天候で外飼いの犬に危険があるときは、決して無理をさせずに家の中に入れるようにしましょう。

夏の暑さ対策

暑さに弱い柴犬を外で飼うのなら、高温多湿な夏場は熱中症に気を付ける必要があります。直射日光が当たらないよう屋根を付けたり、常に日陰になる位置に移動したりするのもいいでしょう。
コンクリートやアスファルトなど、日の光で灼ける場所は肉球に火傷を負う危険があるので、できるだけ土など熱くならないところで過ごせるようにしてください。

散水するだけでも大分違うので、少しでも暑さから離れられるように、涼しくなれる環境を作ってあげましょう。こまめな水分補給も大切です。

冬の寒さ対策

柴犬は寒さに強い犬種です。
換毛期に毛が生え変わり、冬場の寒さにも耐えられるようになりますが、それでも限度があるので外飼いする場合は寒さ対策が必要です。

最も簡単な対策方法として、犬小屋に毛布やフリース、ペット用のヒーターや湯たんぽといった暖房器具を入れてあげましょう。また、犬小屋を断熱材で囲ったり、置く場所を風を凌げる温かい場所に移動したりするだけでもかなり違います。

地域によっては、大雪や吹雪の心配があるので、天候や気温によっては家の中に入れてあげる必要があるかもしれません。

外飼いに犬小屋は必要?

家の外で飼うとはいえ、常に吹きっ晒しの状態で生活するのは無理があります。雨風から身を守るためにも、愛犬だけの寝床を用意するためにも、犬小屋のような専用スペースは必要といえるでしょう。

犬小屋はどこに置くのが正解?

犬小屋は、外飼いのワンちゃんが暮らす家であり部屋でもあります。
家族の一員でもある愛犬が暮らす犬小屋は、ストレスの原因になる騒音ができるだけ少なく、家族と近い場所におくといいでしょう。何かあればすぐに様子を見に行けて、気軽にスキンシップを取れるようにすれば、心理的な距離も近く安心できます。
外から見えないように、入り口の向きを調節すれば、落ち着いて休むことができるでしょう。
コンクリートやアスファルトの上だと、寒暖差がより顕著になるので、できるだけ土の地面に置くいてください。

必要な大きさはどのくらい?

ワンちゃんは背中が触れていると落ち着いて眠れるので、寝転んだときに背中と壁に接する程度のサイズが良いでしょう。

しかし、子犬を迎えた場合、その時のサイズで犬小屋を選んでしまうと、成長して大きくなったら当然ですが小さくなってしまいます。とはいえ、将来を見越して最初から大きいサイズを用意すると、落ち着いて過ごせないかもしれません。

犬小屋の大きさは成犬になってからのサイズを考えて選ぶことを前提に、まずは一般的な中型犬用の犬小屋を用意するといいでしょう。

敷地内でもリードは付けるように

外飼いする場合、特に気を付けたいのがリードです。
室内で飼う場合、行動範囲をサークルで仕切れば、必ずしもリードを付けておかなくても大丈夫ですが、外の場合そうはいきません。脱走の恐れがあるので、リードは必ずつけておきましょう。

繋いでおくリードの長さは、サークルのなかを無理なく動き回れる長さで、短すぎても長すぎてもよくありません。短いと動きにくいでしょうし、長すぎると絡まってしまい思わぬ事故の原因になりかねません。
長すぎも短すぎもしない、適切な長さに調節しましょう。

柴犬は番犬向き?

外飼いする飼い主の多くは、番犬としての役割を求めているようです。
元々猟犬として活躍していた柴犬は、自分が認めたリーダー以外には懐きにくく、警戒心が強いため、番犬向きの犬種といえます。では、番犬として柴犬を外飼いするためには、どのような準備が必要なのでしょうか?

番犬として育てる場合もしつけは必要

柴犬の性格的な特性として、元々猟犬であった性質から警戒心が強く、自分が認めたリーダー以外に懐きにくい傾向があります。そのため宅配業者やご近所さんが尋ねてきても、警戒して吠えたり威嚇するなど、外で飼っていれば番犬としての役割を果たしてくれるでしょう。

こうした柴犬の番犬向きの性格は、裏を返せばしつけの難さにつながります。
番犬として知らない訪問者を警戒するのは優秀ですが、近寄って来た人を誰彼構わず吠えたり威嚇したりするのでは、しつけができていないと見なされるでしょう。
番犬として飼うのであっても、飼い犬である以上相応のしつけは求められます。

そのため、番犬としての役割を全うしつつ、しつけを身に付け社会に適応するのは難しいかもしれません。それでも、番犬として飼うのであれば、飼い犬である以上基本的なしつけは求められます。
何よりもワンちゃん自身が、番犬として常に周囲を警戒して気を張っている状態なので、心が休まる時間がありません。世間的にも飼い主的にも、何よりも愛犬のためにも、子犬の頃から様々な人と接して、人間好きな柴犬に育ててあげてください。

まとめ

柴犬は比較的丈夫な犬種で、日本の気候にも適応しているため、内でも外でも飼うことは可能でしょう。
しかし、家族と近い距離で生活する内と比べ、外は飼い主の目が届かないため、病気などの異変が気付きにくいといえます。また、季節によってはとても厳しい環境なので、まだ幼い子犬や体力が落ちたシニア犬には辛い環境です。

「番犬」という役割を与えて外で飼うという選択肢はありですが、愛犬への負担を考えると、室内で飼う以上に気をかけてあげてください。

「柴犬の飼い方」について、下記ページで詳しく解説しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
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