ヨークシャーテリアはどんな病気にかかりやすいの?症状や予防法も!

皮膚真菌症

“皮膚糸状菌”という真菌によって引き起こされる皮膚病です。一般的に免疫の低い子犬や、抵抗力が落ちている状態のワンちゃんに発症しやすく、全身にさまざまな症状を引き起こします。

皮膚糸状菌症に感染した動物と接触することで、ヒトにも感染して皮膚炎を起こすことがあるので注意が必要です。

症状

円形の脱毛・フケ・湿疹・かゆみといった症状が現れます。多くは顔や四肢に発症し、時間が経つと感染が広がって症状が全身に現れるようになります。

また、皮膚の表層から角質へ侵入すると「肉芽腫」と呼ばれるしこりができることもあります。さらに、爪の周辺に感染すると、爪の根元が炎症して赤みや腫れを引き起こします。

原因・治療法

原因は、皮膚や被毛への真菌(カビ)の感染です。真菌は土壌などに存在し、接触すると犬などの動物だけでなくヒトにも感染します。

治療は、抗真菌剤の投与・薬浴・基礎疾患の治療の3つを組み合わせて行います。一般的に、症状が改善するまで数ヶ月かかることが多いようです。

予防のために

●衛生的な環境を保つ
健康なワンちゃんはかかりにくい病気だといわれています。しかし、劣悪な環境で過ごしていると感染リスクが高くなります。清潔な環境を整えることが大切です。

●免疫力へのケア
免疫力が低下したワンちゃんには、普段から免疫力を高めるサプリメントを導入するなど工夫しましょう。サプリメントを用いる場合は、かかりつけの動物病院に相談してみてくださいね。

尿石症

尿路(腎臓・尿管・膀胱・尿道)のいずれかに結石ができる病気です。主にストラバイト結石・シュウ酸カルシウム結石・シスチン結石・尿酸塩結石などに分類され、それぞれ治療法が異なります。

尿石症は、人間が体験できる3大激痛の1つだといわれています。ヨークシャーテリアに痛い思いをさせないためにも、あらかじめ予防法を知っておきましょう。

症状

頻尿になったり、血尿または尿が濁ったりします。また、排尿の際に痛がって「ピーピー」と鳴いたり、食欲不振に陥ったりすることもあります。

症状が進行すると結石が尿路に詰まり、尿が全く出ない状態になってしまいます。そこまで悪化すると、腎不全や尿毒症になったり、膀胱破裂を起こしたりして命に危険が及ぶこともあります。

原因・治療法

大きな原因は、ミネラルバランスの悪い食事だといわれています。結石は、食事で摂取したリンやマグネシウムなどのミネラルが結晶化することで形成されます。また、飲水量が少ないことや、排尿回数が少ないことも原因のひとつだといわれています。

それ以外にも、膀胱炎などの感染症が原因となって発症することもあります。ワンちゃんの尿石症はヒトと同じく雄犬で発症率が高い傾向にあるので、雄のヨークシャーテリアを迎えた場合はとくに注意しましょう。

●ストラバイト結石の場合
結石を溶解するために食事療法を行ないます。ストラバイト結石は尿がアルカリ性に傾くと形成されやすくなるため、尿を酸性化する食事や低リン・低マグネシウムの食事がすすめられます。

血尿や尿路感染がある場合は、止血剤や抗生物質を投与して対症療法を行います。また、結石の大きさや位置によっては、外科手術による摘出が必要になります。

●シュウ酸カルシウム結石の場合
一度できてしまうと食事療法では溶かすことができないため、手術で摘出するしかありません。

●シスチン結石の場合
治療にはタンパク質を適度に制限した食事や、低ナトリウム食での食事療法が行われます。また、尿をアルカリ化する薬やサプリメントを服用したりする場合もあります。

ほかに血尿や尿路感染がある場合は、止血剤や抗生物質を投与して対症療法を行います。結石の大きさや位置によっては、外科手術による摘出が必要になります。

予防のために

●ミネラルバランスのとれた食事
ヨークシャーテリアの尿石症を予防するには、毎日の食事管理が重要になります。ミネラルバランスのとれた食事を与え、獣医さんと相談して尿石症予防のサプリメントを与えるのもいいでしょう。

もしドッグフードに迷ったら、尿石症の治療に用いる療法食を処方してもらうのもひとつの方法です。

●体重管理
脂肪が代謝されるとシュウ酸ができるため、摂取する脂肪分が多いとシュウ酸カルシウム結石ができやすくなります。このように肥満は尿石症の原因となるので、食事や運動に気をつけて適正体重を維持しましょう。

●水分摂取量を増やす
膀胱内に尿がたまった状態が長時間続くと、結石ができやすくなります。排尿を促すためにも大きい水飲み用の食器を用意して、いつでも水を飲める環境を整えておきましょう。

それでもヨークシャーテリアがなかなか水を飲んでくれない場合は、ドライフードをふやかしたり、ウェットフードを与えたりして水分摂取量を増やす工夫をしてみてくださいね。

●排尿しやすい環境を作る
ワンちゃんは綺麗好きなので、トイレが汚れていると排尿を我慢することもあります。それを防ぐために、トイレはいつでも清潔にしておきましょう。

また、日頃からヨークシャーテリアの排尿の回数や尿の色をチェックし、異変がないか観察することで病気の早期発見に努めましょう。

●定期検診を受診する
尿石症になりやすいヨークシャーテリアは、定期的に尿検査などを行いましょう。そこで結石を作りやすい状態になっていることが発覚した場合、結石予防の食事に切り替えることで尿石症を未然に防ぐことができます。

まとめ

ヨークシャーテリアがかかりやすい病気についてご紹介しました。

小さな体と美しい被毛が魅力的なヨークシャーテリアは、後天性の病気だけではなく先天性の疾患をもっていることも少なくありません。先天性の場合は予防ができないものの、早期発見することで症状の進行を緩やかにできることもあります。愛らしいヨークシャーテリアに少しでも長生きしてもらうためにも、今回ご紹介した病気の知識を早期発見・早期治療に役立ててくださいね!

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