2016/2/22 17:42:23

鼻の穴が狭まる?フレンチブルドッグの鼻腔狭窄症とは?

    1.フレンチブルドッグに多い鼻腔狭窄症ってなに?

     鼻ぺちゃでかわいいフレンチブルドッグですが、呼吸の仕方がやけにうるさいなと思ったことありませんか?それはもしかしたら鼻腔狭窄症という病気かもしれません!鼻腔狭窄症とはどんな病気なのか?治療法はあるのか?フレンチブルドッグがなりやすいこの病気について説明しましょう!

    どういう仕組みでどういう風になっちゃうの?

     外鼻孔(鼻の穴)から始まり、そのまま後鼻孔によって咽喉部に通じているのが鼻の仕組みです。この鼻腔狭窄症とはこの外鼻孔(鼻の穴)が狭まってしまうという病気です。この鼻孔狭窄症になることで呼吸がしづらくなってしまい呼吸困難、開口呼吸につながります。まさに短頭種であるフレンチブルドッグにとても多い病気です。 
     
     
     

    photo by Josh Henderson

    鼻の穴が狭いせいで意外な病気になってしまう?!

     呼吸がしづらいということは、呼吸困難に陥るだけでなく、熱中症にかかりやすいと言えるのです。なぜ熱中症になりやすいかというと、犬は人違って汗をかくことがほとんど出来ません。そこで犬は呼吸をすることで体温を調節しようとするのです。暑い日、フレンチブルドッグに限らず犬が呼吸が荒いときがありませんか?まさしくそれは体温を整えているところなのです。
     その呼吸がうまく出来なくなってしまう鼻腔狭窄症になってしまったフレンチブルドッグは、体温がいつまで逃げず熱が体内にこもってしまうために他犬種と比べて熱中症にかかりやすくなってしまうのです。

    先天性?

     フレンチブルドッグはもともとはブルドッグをベースにして生まれた犬種です。ブルドッグを愛玩犬用にしようと試行錯誤した結果生まれたのですが、その時のブリーダーはブルドッグが持つ特徴のある顔を残すために必死になって異種交配を繰り返しました。この異種交配は短期間で行われたので、早い段階でフレンチブルドッグは生まれたのですが、その結果体のつくりが本来の体と見合っていない、アンバランスな状態になってしまったために鼻腔狭窄症になりやすい体になってしまったのです。 鼻腔狭窄症はフレンチブルドッグにとって今でも遺伝として引き継がれやすい病気です。

    photo by Josh Henderson

    後天性?

     遺伝として表れやすいこの病気ですが、何かの病気をきっかけにして発症することもあります。左右の鼻の穴が狭まってしまう両側性狭窄症は粘膜ポリープ、何らかの感染により皮膚に肥厚を起こす皮膚病、腫瘍、のどの奥が垂れ下がってしまう軟口蓋過長症、喉頭の位置が変化することによって発症します。この時、鼻孔が狭い鼻腔狭窄症、のどの奥が垂れ下がる軟口蓋過長症、顔周りの皮膚のたるみ、これらの症状が合わさることを短頭種気道閉塞症といいます。

    どういう症状が表れるの?

     では、この鼻腔狭窄症の症状とはどういうものなのか。非常にわかりやすいもので、呼吸が荒い・呼吸音がうるさい(豚のような)・いびきがうるさい・鼻水が飛び出る・水を飲んだときに勢いよくむせるなどといったものがあります。鼻ぺちゃのフレンチブルドッグだから呼吸音がうるさくて当たり前と思いがちですが、少しでもうるさいな、と思ったら念のため獣医さんに診察してもらうことが良いでしょう。 
     
     

    2.治療法は?

     鼻腔狭窄症は、外科手術で治すことが可能です。狭まってしまった鼻の穴の周りの肉を切除したりすることで治すのですが、治療せずにそのままにする人もいます。フレンチブルドッグは鼻ぺちゃでいびきがうるさい、呼吸がうるさいなどといった情報が出回っていることもあり、呼吸音がおかしくても「フレンチブルドッグは鼻ぺちゃだからまあ仕方ないか」という理由で放置してしまう人も中にはいるからです。正しい情報が身についていないとこういうことが起きてしまうのです。

    大変だけど上手に付き合っていく方法もあります

     ですが、わざと残している人もいます。それは手術によるフレンチブルドッグの負担を避けてか、あるいは手術をするまでもないほどの軽症であるかはそれぞれです(あまりにも重症な鼻腔狭窄症は絶対手術が必要です!)。しかし、残す場合には健康のフレンチブルドッグよりもより手間をかけてあげる必要があるのです。
     前述のとおり、熱中症になりやすいため暑い日の散歩は控えたり、部屋を常に快適な状態にするために一日中クーラーをかけてあげたりしなければなりません。また、呼吸障害が起きやすいため、就寝時の体の向きにも気をつけなければなりません。仰向けで寝ていると、鼻水が逆流したりして呼吸がさらに困難になるため、その点でも飼い主さんが意識しなければなりません。 
     
     

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