愛犬を睡眠不足から守るには?大切なのは運動とストレス管理

愛犬が睡眠不足になる原因は?

フレンチブルドッグ
photo by GLady

人間と同様、ワンちゃんも睡眠不足などの睡眠障害になることがあります。
人間と比べて睡眠が長いワンちゃんですが、もし愛犬の眠りがいつもより長い、もしくは短いようなら、それは病気のサインかもしれません。

愛犬の眠り方をチェックする

一般的に、動物は人間と違い薬や病院に頼ることができないため、体調が悪化した場合は可能な限り体を休めて回復を図ろうとします。そのため、成犬が平均睡眠時間よりも長く眠っているようなら、病気やケガなど何らかの体調不良が原因で体を休めている可能性があります。

普段の行動の変化や体重の急激な増減、睡眠時の呼吸の回数などを注意してください。こうした細かい変化から、早期に病気を発見できるかもしれません。
異常に気付いたら、早めに動物病院で診察を受けるようにしてください

ストレスは睡眠不足の元

病気やケガでもないのワンちゃんが普段以上に長く眠っているようなら、何かしらの理由で落ち込んでいたり精神的なストレスを抱えているのかもしれません。

例えば、引っ越しなどで生活環境が劇的に変化した場合、ワンちゃんは強くストレスを感じてしまいます。こうなると、ストレスからいつも以上に疲労を感じてしまうため、睡眠時間が増加するのです。

こうした状況が長引き、長期間環境に上手く適応できないと、最悪うつ病などを引き起こす恐れもあります。

また、環境としては、眠る時の室内の明るさにも注意が必要です。

ワンちゃんは昼夜関係なく気が向いたら眠っているように思えますが、体内時計によって1日の時間を把握しています。そして、体内時計は明るさによって時間を認識しているので、明るいままだと熟睡できません。夜眠る時は、明かりを消して暗くしてあげましょう。

老化による睡眠の衰え

成犬よりも体力が衰える高齢犬は、一般的に若い頃より睡眠時間が長くなる傾向があります。

人間同様、犬も年を取ると体力が衰え、若い頃に比べて体力の回復に時間を必要とします。そのため、成犬期に比べて活発に遊ぶことが少なくなり、本来の睡眠時間に加えて、横になってうとうとしている時間も増えてくるでしょう。

また、「逆に睡眠時間が短くなった」「夜中に突然起きて吠える」といった行動が見られるようなら、それは認知症の症状かもしれません。

成長のための睡眠

老犬だけでなく、生まれたばかりの子犬も、成犬に比べて睡眠時間が長いのが一般的です。
子犬は好奇心旺盛で、とにかく活発に動き回るため、運動量が多くエネルギーをたくさん消費します。そのため、回復に十分な睡眠時間が必要となります。

子犬がよく眠れるということは、安心できる環境である証拠です。
「寝る子は育つ」は、人間だけでなくワンちゃんにもいえることなので、健やかに育ってもらうために、可愛い子犬がたっぷり眠れる環境を整えるようにしましょう。

まとめ

人間同様ワンちゃんの睡眠時間も、年齢や生活環境、病気やストレスなど、さまざまな要因で長くも短くもなります。愛犬の健康長寿のためにも、今回の内容を参考に安心してぐっすり眠れる環境を整えてあげてください。
ネットの動画配信サービスにある、ワンちゃん向けの睡眠用BGMを利用してみるのもいいかもしれませんね。

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