寿命が短いって本当?フレンチブルドッグがかかりやすい病気について

4.心臓に虫が住み着いてしまう「フィラリア症」とは?

フィラリア症は感染予防が大切

フィラリア(イヌ糸状虫)とは、そうめん状の細長い寄生虫のことです。蚊を使ってワンちゃんの体内に入り込み、心臓や肺動脈内に住みつきます。フィラリアに寄生されると血液の流れが妨げられ、心臓や肝臓などに様々な障害を引き起こします。

具体的な症状としては貧血や呼吸困難、腹水、肝臓の肥大、咳などが挙げられます。これらの症状が長引くと命の危機にさらされるため、予防が欠かせません。

フィラリア症は、動物病院で処方される予防薬を指定された期間投与することで確実に予防できます。投薬期間は地域によって異なるため、まずは動物病院に問い合わせてみましょう。なお、フィラリア予防薬には副作用があるため、投与前にフィラリア感染の有無を確認することが重要です。

かかりつけの動物病院を探しておこう!

緊急時にも対応できるように

病気やケガなど、愛犬の万が一に備えてかかりつけの病院を探しておきましょう。同じ獣医に担当してもらうことでワンちゃんも安心できますし、なにより獣医がその子の性格・状態を把握できているため、小さな異変にも気付いてくれます。

しかし、動物病院は全国にいくつも存在しており、その中から信頼できる病院を探すのは難しいですよね。そこで、動物病院の選び方についてご紹介します。

①丁寧で親切な対応
獣医や動物看護師などのスタッフが丁寧で親切な対応をしてくれるか、これは動物病院を選ぶ上で重要なポイントです。こちらの質問に真摯に答えてくれたり、診察結果を分かりやすく伝えてくれたりする動物病院が好ましいです。

②治療費の明細を出してくれる
動物病院の価格設定は自由ですので、病院によって費用が異なります。それを良いことに明細を出さず、高額な治療費を請求する動物病院も存在しているようです。そのため、治療費の明細を出して、どういった治療にいくらかかっているのか説明してくれる動物病院を選びましょう。

③時間外の診察にも対応してくれる
愛犬が病気やケガをするのは、いつも診察時間内だとは限りません。そのため、診察時間外や夜間でも対応をしてくれる動物病院が好ましいです。

④セカンドオピニオンに対応してくれる
その病院がセカンドオピニオンに対応してくれるかどうかもチェックしましょう。セカンドオピニオンとは、かかりつけの獣医ではない別の獣医から意見を求めることです。第三者から意見を聞くことにより、新たな発見があったり、より良い治療に繋がったりします。動物のことを第一に考えている獣医なら快く対応してくれるはずです。

もしセカンドオピニオンの相談をして嫌な顔をされるようであれば、その動物病院は避けた方が良いでしょう。

7.まとめ

フレブル
photo by matthias_e

大切な家族だから健康で長生きして欲しい、これが飼い主の1番の願いでしょう。この願いを実現するにはフレンチブルドッグがかかりやすい病気について知り、いち早く異変に気付くことが重要です。また、お迎えする前に病気を把握しておけば、万全の予防対策ができますよ。

フレンチブルドッグがかかりやすい病気について知ることができたら、今度は家族の一員となる子を探してみませんか?

基本的なフレンチブルドッグの飼い方については、下記の記事にて紹介しています。こちらもどうぞご覧ください。

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