フレンチブルドッグって抜け毛があるの!?原因と対策について

一緒に住むとわかるフレンチブルドッグの抜け毛について

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photo by Winsker

お迎えする前は「フレンチブルドッグは毛が短いし、抜け毛なんてそんなにないでしょ!」って思っていませんでしたか?でも実際お迎えしてみると「抜け毛がすごい!」「ソファやカーペットが毛だらけ…」など、頭を悩ませている飼い主も少なくないはず。一見抜け毛なんてなさそうなのに、なぜここまで抜け毛が多いのでしょうか。

抜け毛の理由は毛質にあった!

フレンチブルドッグの毛質は“ダブルコート”

皆さんは長い毛の犬と短い毛の犬、どちらの犬に抜け毛が多いと思いますか?

「毎日ブラッシングが必要な長い犬じゃない?」
「短い毛より、長い毛の方が抜けるでしょ?!」

などと、思う方が多いのではないでしょうか。
実は、長い毛の犬よりも短い毛の犬の方がよく抜けるのです。その理由は、毛質のタイプでわかります。

犬の毛質には2タイプあり、“ダブルコート”と“シングルコート”があります。


●ダブルコート(二重毛)
固くて太いオーバーコート(上毛)とやわらかくて綿毛のようなアンダーコート(下毛)の二重構造になっている。防寒の役割も果たしており、寒い地方を故郷とする犬種の多くはダブルコートである。
換毛期と呼ばれる春から夏にかけてアンダーコートが抜け落ちるため、ケアを怠ると部屋中が毛だらけになるので注意が必要。主に短毛種がダブルコートであることが多い。

ダブルコートと呼ばれる犬種:フレンチブルドッグ、パグ、ポメラニアン、ウェルシュコーギー、秋田犬、柴犬、ラブラドールレトリバーなど


●シングルコート(単毛)
犬の被毛が一重のものをシングルコートと呼ぶ。シングルコートの犬にも、オーバーコートとアンダーコートはあるが、アンダーコートが多く抜けないのでそのまま伸び続けることが多い。
シングルコートの犬種は、冬の寒さから身を守ることがさほどない温暖な地域を故郷とする。また、シングルコートの犬は元々人間が作りだしたものともいわれている。

シングルコートと呼ばれる犬種:プードル、シーズー、ヨークシャーテリア、マルチーズ、パピヨン、グレイハウンド、ボクサーなど


フレンチブルドッグはダブルコートに分類され、毛が抜けることで季節に合った体温調整を行います。そのため、毛が抜けることはとても大切なのです。

抜け毛の時期っていつ?

春と秋の年2回が換毛期とされている

photo by Tomas Cuba

抜け毛が多くなる時期のことを“換毛期”といい、フレンチブルドッグの換毛期は春と秋の年2回にかけて行われます。


●春
暑い夏を乗り越えるために、冬毛から夏毛に切り替わる。


●秋
夏毛から冬毛へと切り替わり、寒い冬の時期に耐えられる準備を行う。

換毛期以外にも抜け毛が気になる…なぜ?!

フレンチブルドッグがいらっしゃるご家庭で「季節関係なく抜け毛がある」という方もいらっしゃるかと思います。実はフレンチブルドッグの体質だけではなく、生活環境も影響しているのです。


フレンチブルドッグを飼われている多くのご家庭は、室内で飼われている方がほとんどかと思います。そのため常に夏は涼しく冬は暖かい環境下にあるので、本来自分の毛で温度調整をするはずが人の手によって管理されている状況です。これらが原因で換毛期の時期がずれたり、換毛期でない時期に毛が抜けたりするのです。


とはいえ、フレンチブルドッグは体温調整をコントロールが必要な犬種です。そのため、常に抜け毛問題に向き合うことが求められてきます。少しでも抜け毛によるストレスを軽減したい場合、どうすればよいのでしょうか。

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