初対面でも犬に好かれる人はこんな人!なつかれる方法とは?

犬に好かれる人の特徴って?

初対面でも犬に好かれる人はこんな人!なつかれる方法とは?
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ワンちゃんはコミュニケーションが大好きな動物ですが、場合によっては触られることを嫌がる場合もあります。犬好きであれば、ワンちゃんに好かれたいと思うもの。
では、ワンちゃんはどんな人が好きなのでしょうか。

優しく話しかけてくれる人

ワンちゃんは、「優しく話しかける」人を好きになる傾向があります。
言葉こそ通じないものの、ワンちゃんとのコミュニケ―ションは、触れ合うだけではなく優しく話しかけてあげることも重要です。
「優しく話しかけてから触れる」ことを心がければ、警戒することなく受け入れてくれるでしょう。

落ち着きがある人

ワンちゃんに好かれる人は、「落ち着いている」という特徴があります。
明確な理由は分かっていませんが、ワンちゃんはテンションが高い状態を嫌う傾向にあります。これは人間に限ったことではなく、ワンちゃん相手でもいえることです。テンション上がりっ放しで落ち着きがない犬を、ほかの犬たちが避ける場面を見かけたことがある方もいるでしょう。
つまり、こうしたタイプとは逆に、感情的に安定して落ち着いた、ゆったりとした雰囲気の人が好かれます。

構いすぎない人

友好的で人間好きなワンちゃんは多いですが、過剰に構うと嫌がられてしまいます。大人しく触られて一見喜んでいるように思えても、実は我慢しているだけでストレスを感じているかもしれないので、注意してください。
犬の習性として、においを嗅ぎ合うこと挨拶になっているので、構いすぎず適度な距離感を保って接してくれる人はワンちゃんに好かれやすいといえるでしょう。

犬になつかれるポイント「ワンちゃんを怖がらせない」


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ワンちゃんと接するうえで、大切なのは怖がらせないことです。そのうえで、接するポイントを守ればきっとなついてくれます。では、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

正面にしゃがまず脇に回り込むように

飼い主さんから許可を得たうえで、初対面のワンちゃんと接する場合、まずは目線の高さを近づけるためにしゃがみましょう。
これは、ワンちゃん相手に限らず、子どもと接する時も同じなので、理解していただけるでしょう。

ただし、注意したいのが正面にしゃがまないこと。飼い主や家族など、慣れた人でもない限り、ワンちゃんの正面にしゃがむと余計な警戒心を抱かせることになってしまいます。人間でも、知らない人がいきなり目の前に現れたら、かなり警戒してしまいますよね。それが自分よりもずっと巨大であれば、恐怖すら感じるでしょう。

そのため、ワンちゃんの横に回り込むように移動し、横並びになり目線を近づけることで、余計なプレッシャーを与えずに触れ合うことができます。
ワンちゃんを相手にする場合でも、相手を思いやるという基本的なコミュニケーションの方法は変わりません。

触るならワンちゃんが見える範囲を

ワンちゃんの警戒心を解いて触れることができるようになったら、次に注意したいのは触り方です。
ワンちゃんに触れる上で注意したいのは、

  • 頭を触らない
  • 尻尾を触らない
  • 背後から触らない

の3つ。

ワンちゃんに触れる場合、多くの人が頭を撫でていると思いますが、これは良くありません。ワンちゃんからすれば、家族以外の人間は自分よりも大きい何かで、巨大な手が頭を覆うのは恐怖こそ感じても嬉しくはないでしょう。また、尻尾は背骨の一部なので、いわば腰やお尻の延長です。背後から触らないというのも、ワンちゃんが見えない部分を触るという意味では共通しています。

触るのに適した場所は?
おすすめはあごの下から頬の辺り。寝転がってお腹をみせてくれるような子なら、胸前を優しく撫でてあげるといいでしょう。
触るのに適しているのは、「ワンちゃんが目で確認できる場所を触る」ということになります。
もし触ろうとした時に後ずさりしたり、少しでも嫌がるような素振りを見せたら、それ以上のスキンシップは止めてあげてください。

目をじっと見つめるのはNG

かわいいワンちゃんの目、つい見つめてしまうという人も多いでしょう。しかし、ワンちゃんに限らず、多くの動物の世界では「目を合わせる=威嚇」に受け取られる行為です。そのため、人間側の意図はどうあれ、ワンちゃんを警戒させています。

元来、犬は上下関係の中で活動するいきものです。そのため、飼い主と飼い犬で明確な上下関係が構築できていれば、余計なケンカを避けるために目を逸らすようになります。初対面で目を合わせることが、動物にとってどんな意味を持つのかを考えれば、見つめないようにした方が安全ですね。

挨拶代わりに自分のこぶしを嗅がせよう

ワンちゃんの嗅覚がとても優れていることは最早一般常識です。ですが、その優れた嗅覚を使った「においを嗅ぐ」といった行為が、ワンちゃんにとってどれだけの意味を持っているのか、ご存知でしょうか?

ワンちゃんがにおいを嗅ぐのは、人間でいえば見るという行為に相当します。
人間が「気になる物、興味ある物」を見たいと思うのと、ワンちゃんがにおいを嗅ぐのは同じ意味を持っているのです。

なので、ワンちゃんがあなたのにおいを嗅ぐということは、興味を持ってくれたということ。かわいいワンちゃんが近づいてきたら、思わず撫でたくなるのが人情ですが、そこはワンちゃんの立場で考えて、もっとにおいを嗅いでもらえるように協力してください。

具体的には、握りこぶしを作り「手の甲」をワンちゃんの鼻先に差し出しましょう
手の平でもいいのですが、怖がりなワンちゃんの場合、開いた手の平を怖がることがあるので、手の甲が無難です。

そして、においを嗅ぐことに集中している間は、何もせず好きにさせてあげましょう。それで好意を持ってくれたら相手をしてあげてください。

嫌われる接し方は?


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ワンちゃんへの接し方次第で、好かることもあれば嫌われることもあります。
人間相手でもワンちゃん相手でも、「基本的なコミュニケーションの方法は嫌がることをしない」です。
では、どのようなことをすると、ワンちゃんに嫌われてしまうのでしょうか。

急になでる・触る

お散歩中のワンちゃんをいきなり撫でる方も少なくありませんが、これはワンちゃんに嫌われる行為です。ワンちゃんも人間と同様で、知らない人に近づかれたりいきなり触られたりするのは気持ちの良いことではありません。

仮に大人しくしていたとしても、それは我慢をしているだけで、喜んでいるわけではないのです。

また、眠っていたり何かに集中している時に触るのは、驚かせることになるので止めましょう。愛犬相手であっても一声かけてください。

触ってほしくない部分を触れてしまう

ワンちゃんには、触られることが嫌な部分があります。
具体的には、目や鼻といった大事な器官が集まる頭部周辺

ワンちゃんを見かけたら頭を撫でに行くという人は少なくありませんが、ワンんちゃんにとって頭は信頼している人間以外には本来は触られたくない場です。また、マズルや耳、足の先、しっぽは、触られたくない子が多い部分になります。

正面からジッと見つめる

野生の動物と正面から目を合わせて見つめるのは、敵対行為と同義です。そのため、飼い主以外がワンちゃんを正面から見つめるのは、嫌われる行為の1つといえます。

素早い動きで正面から近付くのは嫌がられるので、初対面のワンちゃんに友好を示すには、ゆっくり回り込むように近付いていきましょう。

怒鳴るなど、大きな音を出す

ワンちゃんの聴覚は、人間の約400倍といわれており、大きな音に対しては人間よりもはるかに敏感です。そのため、人間の子どもや大声を出す人は苦手で、避けられやすい傾向があります。また、大きなくしゃみや怒鳴り声は、ワンちゃんには威嚇に聞こえることもあるようです。

香水やタバコなどの強い匂い

ご存じの通り、ワンちゃんの嗅覚は人間とは比べ物にならないほど鋭く、様々な匂いをかぎ分けます。そのため、嫌いな人が多いタバコの匂いはもちろん、香水などの人間にとってはいい匂いでも、ワンちゃんにとっては不快なこともあります。

仮に、ご自身の匂いではなかったとしても匂いが移ることもあるので、ワンちゃんを飼っているご家庭なら注意した方が良いでしょう。

まとめ

犬好きにとっては、ワンちゃんに好かれることは、何より嬉しいでしょう。しかし、ワンちゃんに好かれたいのなら、人間の気持ちを押し付けることなく、ワンちゃんの都合を優先してあげる必要があります。
今回の内容を参考に、何が好かれるのか、何が嫌われるのか理解して、ワンちゃんと接してください。

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