チワワのしつけは難しい?吠え癖・噛み癖のしつけ方や怒り方は?

3.しつけの基本を覚えよう

しつけに最も大事なこと

しつけに関して最も大切なことは、チワワと飼い主との主従関係や信頼関係です。
ワンちゃんは家族に順位(上下関係)をつけて、自分より上の者に従う習性があります。問題行動をしつけるとき、新しい芸を覚えるとき、自分より下の者に命令されても基本言うことを聞きません。自分は飼い主よりも上位だ!と認識してしまうと、数々の問題行動に発展してしまうこともあります。

また、チワワも嫌いな人に命令されるのは嫌ですし、聞きたくないですよね。「この人の指示を聞くのは楽しい!」「飼い主が喜ぶのが嬉しい♪」と思ってもらえるような飼い主になることを目指しましょう。

「愛情=甘やかす」とはき違えることなく、しつけも愛情のひとつと思って接することが大切です。

やってはいけないこと

チワワのしつけや訓練上でやってはいけないことがあります。それは叩いたり、暴力を加えたりすることです。
当たり前のようにも思えますが、言うことを聞かないチワワに対してついつい手が出てしまうことも全く無いとは言えません。

臆病なチワワは叩かれたことに対して恐怖が勝り、叩かれて怖かったことしか記憶に残らず、何のしつけにもなりません。また、強気で勝気なチワワを叩いてしまうと、自己防衛や逆ギレで噛んでくることもあります。

世界で最も小さい犬種であるチワワは、他の犬種と比べ衝撃にとっても弱いです。飼い主さんが大事な愛犬に思いもよらないケガをさせてしまう危険性もあるため、体罰は決してよくありません。

4.しつけのコツは「褒めること」

チワワ笑顔
photo by Didgeman

しつけでは基本、褒めて伸ばすことを行います。
特にチワワのような少し強気な性格のワンちゃんは、反抗心を生む可能性もあるため特に重要です。

良いことをしたら、めいっぱい大げさに褒めます。また、良いことをした直後に褒めることが重要です。行動をした直後に褒めたり叱ったりしないと、ワンちゃんは何に対して褒められているのか、叱られているのかわかりません。

こうしたしつけには根気が必要です。何度やっても上手くいかないときも、イライラせずに根気よく向き合っていきましょう。

また、一概にこれが正しい!と言われているしつけ方法はありません。様々あるしつけ方法の中から、愛犬にあったものを選び実践してあげてください。

5.家族で協力するのもしつけ成功の近道

チワワ
photo by HG-Fotografie

しつけはその家に住む家族全員で行うことが大切です。
特定の人のみがしつけや訓練をしてしまうと、犬にとってはその人だけがご主人になり、その人の言うことしか聞かなくなってしまいます。

また、吠えや噛み癖などの問題行動も一人でしつけを行うより、家族みんなで協力して行った方が、チワワの理解も早くなるなどメリットもたくさんです。

コマンドを統一しよう

コマンドとは、「おて」や「おすわり」といった指示のこと。
チワワは人間の言葉を理解している訳ではないので、「おいで」「こい」「よし」「いいよ」など同じ意味を持つ異なる言葉を認識できません。そのため、家族のコマンドがバラバラだと、何が何だかわからず混乱してしまうのです。

家族でしつけを行うときは褒める言葉も叱る言葉も、指示を全て統一します。
また、ワンちゃんは高い声を好み、唸るような低い声は少し苦手です。褒めるときは嬉しい気持ちが伝わるように高い声で、叱るときは怒っていることが分かるように低い声を出すなど、声のトーンを変えてあげましょう。


<ポイント確認>
・チワワが混乱しないようにコマンドを統一(褒める言葉も叱る言葉も全て)
・「おすわり」等のコマンドを連呼しない
・コマンドは短く、人も言いやすく、犬も聞き取りやすいものに
(例)褒め言葉:いいこ、グッド、叱る言葉:ダメ、NO
・褒める時は高い声で
・叱る時は低い声で

下記のページでは「おすわり」などのしつけ方について詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
チワワに服従訓練は必要?おすわり、まてなどのしつけ方を解説! チワワに服従訓練は必要?おすわり、まてなどのしつけ方を解説!

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