【柴犬が吐く原因は?】病院に連れていくのはどんな時?対処法は?

「愛犬が吐いた、何かの病気では?」
心配するのは当然ですが、ワンちゃんが吐くのは珍しいことではありません。
しかし、「いつものことだから」と油断していると、命にかかわる病気を見逃してしまうかも。ここでは、柴犬が吐く原因や対処法、どんな時病院に連れて行けばいいのかなどを解説します。

柴犬が吐く原因とその対処法

柴犬が吐く
photo by Azoreskid14

ワンちゃんは、人間と比べると頻繁に【吐く】動物です。
とはいえ、体の不調が原因というわけではなく、一度吐いたらすぐ元気になり、食欲が戻ることがほとんどです。それでも、場合によっては病気を患っている可能性もないとはいえません。
では、ワンちゃんはどういうった時に【吐く】のでしょうか?

お腹が空いて吐くことも?

長時間空腹が続くと、胆汁が胃に逆流することで嘔吐してしまいます。朝起きて、愛犬が黄色味の強い液体や泡状のものを吐く光景を見た飼い主の方もいるのではないでしょうか?

見慣れない色に驚くかもしれませんが、黄色や緑色の原因は胆汁で、それ自体は大きな問題ではありません。

この症状を胆汁嘔吐症候群といい、便や尿に異常が見られなければ、特に心配する必要はありません。胆汁と胃液を吐くだけで、一度戻せばその後はケロッとしているでしょう。

毎朝繰り返すようなら、食事の方法やタイミング、回数を見直して、空腹にさせないよう工夫してください。

例えば

・朝食の時間を早くする
・夕食の時間を遅くする
・一度の量を減らして回数を増やす
・間食や少量の夜食を与える


といった対応をすれば、予防につながります。

早食いが負担になっているかも

ワンちゃんが吐く理由の1つが、「体を正常な状態に保つための生理的現象」です。

ワンちゃんと人間では、そもそも食事の仕方が違い、人間の場合、口に入れた物を細かくかみ砕いてから飲み込みますが、ワンちゃんは、ほとんど噛まずに飲み込みます。

そのためワンちゃんの食道や胃は大きく作られていますが、それでも消化しきれない物や、害があるような物を飲み込むと、体を守るため吐いてしまうのです。
つまり、ワンちゃんが吐くのは、一種の防衛機能といえます。

柴犬は、他犬種と比べて食事への執着があまりありませんが、早食いの傾向があるなら、食事のさせ方を工夫しましょう。食べるスピードを遅くするほか、早食い防止用の食器を利用するのも効果が期待できます。

食物アレルギーが原因かも?

ある特定のフードや食材、サプリメントを与えた時だけ嘔吐する場合、何かしらのアレルギー物質が原因の場合があります。アレルギーの原因となる食材は個々によって違うのため一括りににはできませんが、代表的なものは下記の通りです。

・穀物類
・大豆
・卵
・肉類
・牛乳
・きゅうり、すいか、りんご、バナナ


上記は、あくまで一例です。実際には検査をしてみないと原因の特定は難しいので、食物アレルギーと思われる症状が出たら、食べさせた物をメモして獣医さんに相談するといいでしょう。

吐く以外にも、目やに、涙やけ、皮膚のかゆみや湿疹、下痢などの症状が出たら、アレルギーの可能性を疑ってください。

乗り物酔いの可能性も

乗り物酔いするのは、何も人間だけではありません。ワンちゃんの中にも、乗り物に弱い子がいます。乗り物に慣れていないワンちゃんは、車の振動で平行感覚を乱されてしまい、短時間でも乗り物酔いして吐いてしまうのです。

ワンちゃんを車に乗せる場合、多くの飼い主はクレートに入れると思いますが、狭い空間で振動に晒されると三半規管や平行感覚が狂いやすくなります。それでなくても、乗り物の振動はストレスの原因になるので、1度車酔いで嫌な記憶が残ったワンちゃんは、乗り物酔いによる吐き癖がついてしまうかもしれません。

車酔いへの基本的な対処方法は、人間でもワンちゃんでも同じです。
車に乗せる前に

・食事を与えない
・トイレをすませる
・走行中にこまめな休憩を入れる


などを心掛けましょう。また、愛犬が乗り物に弱いと分かっているなら、事前に動物病院で酔い止めを処方してもらうのもおすすめです。

ストレスで吐くことも

乗り物酔いの項目でも説明しましたが、ワンちゃんはストレスを感じると吐くことがあります。ワンちゃんがストレスを感じる要因は様々で、生活環境や運動不足、飼い主とのコミュニケーションなど、日常的に何らかのストレスを感じているといえるでしょう。

ある程度のストレスであれば、毎日の遊びや散歩で解消することができますが、それでは発散できないほど慢性的なストレスを抱えている場合、自律神経が乱れ胃腸の機能に支障が出てしまい、吐く原因となってしまいます。

なるべくストレスを与えない生活を心がけ、自分だけでは対処できないと判断したら、獣医さんに相談するのもいいでしょう。

その吐き方、病院に連れて行きましょう

珍しいことではないといえ、特定の状況で吐くようなら、病院に連れて行く必要がある場合もあります。
時に命に関わるような状況もあるので、「いつものことだから」と軽く考えるのではなく、愛犬の状況を見て判断するようにしましょう。

水を飲んだら吐く

食事をしていないのに、水を飲んだだけで吐くようなら、何かしらの病気が関係しているかもしれません。腎臓病や糖尿病といった、場合によって死に至るよう重篤な病気の可能性もあるので、以下のような症状が確認できたら、至急動物病院に連れて行ってください。

・吐しゃ物に血が混じっている
・繰り返し吐く
・下痢をしている
・排尿がない
・お腹が膨れている
・ぐったりして元気がない
・苦しそうにしている

誤飲誤食が原因の場合

ワンちゃんは口で物を咥えるため、誤飲誤食はよくあります。
飲み込んだ物が中毒を起こすような物でなければ、自然に排泄されるのを待つことも可能ですが、飲み込んだ物の種類・大きさ・量によっては至急動物病院への搬送が必要です。

ワンちゃんにとって毒物となるネギ類、チョコレートといった食べ物は、どのご家庭にも普通に置いてある物なので、自力では届かないような場所に置いておくといいでしょう。散歩時に落ちているタバコの吸い殻にも注意してください。
こうした危険な物であれば、口に咥えた瞬間すぐ吐き出させるようにしてください。

少量であれば問題ない物であっても、誤食の量によっては腸閉塞を起こしてしまうこともあります。こうなると一刻を争う危険な状況なので、すぐに動物病院に連絡して指示に従いましょう。

食べさせてはいけないものについては下記のページでも詳しく解説しています。
絶対に口にさせてはダメ!犬が食べてはいけない害のある食べ物リスト

下痢の症状もあるなら

ワンちゃんは吐くことが多い動物ですが、これに下痢が加わると、原因によっては非常に危険な状況かもしれません。

症状が一過性で、すぐに元気や食欲が戻るようなら、安静にしていれば問題ないでしょう。しかし、下痢と嘔吐を繰り返す場合は、胃腸炎や大腸炎、膵炎(すいえん)といった内臓系の病気やウイルス性の感染症の疑いがあります。

感染症の中でも、とくに緊急性の高いものが「パルボウイルス腸炎」で、1〜2日で死に至る可能性がある危険な病気です。犬の便を介して感染する病気なので、外出時は注意しましょう。嘔吐から下痢の症状が出始め、血液混じりのドロドロのうんちが出るようになります。

主に3ヶ月齢未満の子犬が発症する病気で、ワクチンによる予防が可能です。

目に見えて元気がない

吐いた後、目に見えて元気がなく明らかにぐったりしているようなら、どこかに異常がある可能性が高いので、可能な限り早く動物病院に連れて行きましょう。

特に緊急性が高いものとして、胃拡張や胃捻転症候群が挙げられます。そのまま放置すると倒れて動けなくなり、内臓の壊死(えし)や多臓器不全で死に至る危険な病気です。

また、感染症が原因の場合、多頭飼いをしている環境だと、感染が拡大する恐れがあるため、被害を最小限にとどめるためにも急いで獣医さんの診断を受けましょう。

吐いたものに血が混じっている

吐しゃ物に血が混じっている場合、異物を飲み込んで口腔や喉を傷つけてしまったり、炎症や腫瘍ができていたりなど、様々な原因が考えられます。いずれにしろ、放置して良いものではないので、吐いたものに明らかに血液が混ざっている場合はすぐ動物病院へ連れてきましょう。

愛犬が吐いたときに確認して欲しいこと

愛犬が吐いたら、「吐いたものの色」や「どんな状況で吐いたのか」確認するようにしましょう。それにより、動物病院で診察してもらう時に、より詳しく早く原因の特定ができるようになり、適切な治療につながります。
可能であれば、ワンちゃんが吐いたものが分かる写真を撮っておくのもおすすめです。

吐いたものの色から原因を考える

吐しゃ物の色考えられる原因
茶色未消化のフードを吐いている
食べたものに血液が混ざっている
ピンク、赤口腔や食道、胃からの出血
濃い赤、赤黒い、黒胃潰瘍や腫瘍、胃の粘膜からの出血
黄色、緑空腹による胆汁の逆流
胃腸の働きが悪くなり泡状の胆汁が出た
透明、白水の飲みすぎ、空腹、ストレス、胃酸過多、逆流性食道炎

「吐き方」から考える

ワンちゃんは人間と比べて吐くことが多い動物ですが、吐き方によって「早急な対応が必要な吐き方」と「様子を見て問題ない吐き方」があります。

単純に「吐く」というだけでも、【嘔吐】と【吐出】があるのをご存知でしょうか?
まず、【嘔吐】は胃や小腸上部の内容物が口から吐き出されることをいいます。一方、【吐出】とは、食べたものが胃まで届かず、食道を通る段階で吐き出されることです。

この内、問題があるのは吐出の方で、食道炎や食道拡張症といった食道のトラブルが原因として考えられ、確実に病気を患っている状態になります。嘔吐も病気の可能性はあるものの、問題がない場合も多く、吐いた後の食欲や飲む水の量などで判断しなければなりません。

いずれにせよ、吐いた際に確認したいのは、1日に吐いた回数です。1日に2回以上嘔吐するようなら、かなり危険な状態なので、翌日といわずその時に動物病院へ連れて行ってください。

また、様子を見ても問題ない「吐き方」もあります。
1日に1回しか吐いておらず、その後に食欲が戻り食事をしたり水を飲んだりできるようなら、病院に行かずとも大事に至ることはないでしょう。しかし、翌日もまた吐くようなら、注意が必要かもしれません。

まとめ

ワンちゃんは吐くことが多いものの、重大な病気を患っていることが原因の場合もあります。深刻に考える必要はありませんが、万が一のことを考えて、余裕がある内に一度診察してもらった方がいいでしょう。

吐くだけでも体力を消耗し、脱水症状になる恐れがあるので病気を悪化させる可能性もあるからです。

下記ページでは、柴犬がかかりやすい病気について詳しく解説しています。柴犬が吐く原因として、食道や消化器系などの病気を患っている可能性もあるので、不安な方は一度ご覧ください。
【柴犬がかかりやすい病気は?】症状や予防法・遺伝病についても
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