自分の名前を覚えてもらおう!
熟考に熟考を重ね、せっかく付けた名前だからこそ、本人には覚えてほしいですよね。
 では、ワンちゃんに自分の名前を覚えてもらうには、どうすればいいでしょうか?
 
 基本中の基本として、「目を見て名前を呼ぶ」ことが挙げられます。飼い主が目を合わせて呼ぶことで、ワンちゃんは「自分のことを呼んでいるんだ」と認識するのです。
名前を覚えさせる方法
ワンちゃんに名前を覚えさせるには、「名前=良いこと」という記憶を残すことが重要です。名前を呼んで反応してくれたら、おやつなどのご褒美を与えることで、「名前を呼ばれるとご褒美がもらえる」と思わせましょう。
 
 この際注意したいのが、反応しなくても決して叱ったりしないこと。しつけではないので、罰を与えてはいけません。
 
 愛犬にとって嬉しいこと、楽しいことだけを覚えさせるようにしましょう。
 
 ・名前が覚えられない理由
 【聞き取れない】
 名前が長かったり複雑だったりすると、ワンちゃんはなかなか名前を覚えてくれません。
 特に家族が多い場合、呼び方がバラバラだと混乱させてしまいます。
 
 【呼び方に特徴がない】
 呼びかける際、声の調子が平坦だとほかの言葉に紛れてしまい、自分が呼ばれていると気付いてもらえません。そのため、名前を呼ぶ時は意識して「高い声を出す」「抑揚をつける」などの工夫をしましょう。
 
 【罰を与えている】
 名前を呼んだ時に叱ったり怒ったりと、何かしらワンちゃんに嫌な思いをさせる行動を取ると、名前を呼んでも反応してくれなくなります。これは、「名前=良くないこと」と認識している可能性があるためです。
 
 【関係が構築できていない】
 厳しくしつけないで甘やかしていると、主従関係が築けず言うことを聞かなくなります。ペットとの主従関係は、家族という群れにワンちゃんを迎えるために必要です。
 良好な関係が構築できていないと、名前を呼んでもコミュニケーションを図ることは難しいでしょう。
名前を覚えさせるメリット
・信頼関係
 自分の名前を覚えると、ワンちゃんは飼い主の声への反応が良くなり、より強い信頼関係が構築できるようになります。ペットと飼い主の健全な関係は、主従のコントロールがあって成り立ち、そのためには信頼関係が欠かせません。
 
 ・コミュニケーション
 愛犬をしっかりとしつけるためには、アイコンタクトが大切です。何か指示をする際、目と目を合わせて呼びかけることで、飼い主の意思や意図が明確に伝わります。
 
 名前を覚えさせることで、呼べばすぐに目を見てくれるようになるので、愛犬とのコミュニケーションがとりやすくなるでしょう。
 
 ・万が一の時に
 ワンちゃんが何か仕出かした時の静止や、急いで近くに来てほしい時など、名前を呼べれば咄嗟の時に便利です。万が一のトラブルの時など、名前を呼ばれることで一瞬行動を止めたり、飼い主の方を見たりするだけでも、最悪の結果を防ぐことができるでしょう。
まとめ
人間関係と同様、ペットとの関係を構築するには名前が必要です。
 名前があることで、個別の存在として認識できるだけでなく、家族として迎えた証にもなります。
 
 命名は、飼い主とペットとのコミュニケーションの「はじめの一歩」であり、家族に迎えるための儀式のようなものです。
 愛犬のためにも真剣に考えて、自分の名前だと教えてあげてください。
 
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著者/ブリーダーナビ編集部



