おとなしい犬種とは?おすすめ9選

おとなしい犬種とは?おすすめ9選

ワンちゃんを飼う場合、日本の住宅事情を考えると近所迷惑にならないように考えざるを得ません。基本的に小型犬が好まれる傾向にありますが、求められるのは集合住宅でも飼いやすい犬種ではないでしょうか。

今回は、そうした要望に応えるべく、小型犬、中型犬、大型犬の中からおとなしいと言われている犬種について紹介していきます。

おとなしい犬とは?

本記事で紹介する「おとなしい犬」とは、

  • 攻撃的になりづらい
  • 神経質な面が少ない
  • 穏やかでフレンドリー

といった性格傾向にあり、人間社会に馴染みやすいワンちゃんを指しています。

穏やかでおとなしいワンちゃんは、人に優しく接してくれる子が多いため、小さい子どもがいるご家庭や、お年を召した方がいるご家庭でも上手く馴染んでくれるでしょう。

ただし、子犬期は活発であることも多いです。子犬は楽しいことや新しいことに興味を示すので、この時期は走り回ったり吠えたりすることは当然あります。人と同じように成長とともに落ち着いていくものです。

また、おとなしい傾向にある犬種でも、その子によって個性はそれぞれあります。育て方や環境によって性格が変化することも理解してあげましょう。

シーズー

原産国チベット(中国)
平均体高~27cm
サイズのみでは判断できない
平均体重4.5 ~8kg
理想は4.5~7.5kg
一般的な性格友好的、自立心が強い

シーズーはとても穏やかで人懐っこく愛嬌たっぷりな性格の、甘え上手な犬種です。基本的に吠えることもなく、おおらかなので、小さなお子さんや高齢者がいるご家庭でも飼いやすいでしょう。

また、元気に駆け回って遊ぶというよりも、飼い主に寄り添っていることを好みます。
このように、静かで大人しい性格のシーズですが、一方でプライドが高く頑固な一面もあるので、しつけには気を付けましょう。

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トイプードル

原産国フランス、中欧
平均体高24~28cm
理想は25cm、-1cmまで許容
平均体重3~4kg
一般的な性格活発、従順

トイプードルは、大人しく社交性があり、人懐っこい犬種です。子犬のうちはやんちゃで活発な犬も多いですが、そんな子たちも成犬になると落ち着きが出てきます。

とても頭が良いので、初めて犬を飼う人でもしつけに困ることは少ないでしょう。
しつけ次第では穏やかで無駄吠えをしない子に育ってくれます。また、オスに比べてメスはおとなしく落ち着いた性格の子が多いといわれています。

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パグ

原産国中国
平均体高20~25cm
平均体重6.3~8.1kg
一般的な性格愛嬌がある、愉快、活発、安定している

パグはとても人懐っこく社交的な性格で、飼い主にはもちろん、家族以外の人やワンちゃんとも仲よくできる性格の犬種です。

ほかの犬種と同様に子犬の頃はやんちゃですが、しっかりとしつけられれば優しい子に育ってくるので、小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭でも安心して飼うことができます。
気まぐれでマイペースな一面や、頑固なところもありますが、初対面の人にも警戒することがありません。

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バセンジー

原産国中央アフリカ
平均体高オス:43cm
メス:40cm
平均体重オス:11kg
メス:9.5kg
一般的な性格潔癖、独立心が強い、愛情に溢れ、用心深い、他人に対しては、よそよそしい

バセンジーは猟犬の性質を持つ中型犬で、家の中を走り回るようなことも少ない、非常に落ち着いたおとなしい犬として知られています。ほとんど吠えることもないので、騒音を気にするような環境でも飼いやすい犬種といえるでしょう。「吠えないことが最大の特徴」と評されるほど、吠えることがありません。

また、飼い主に従順で家族には甘えることはありますが、その際も興奮して騒ぐようなことはありません。
反面、家族以外には警戒心が強く、眉間にしわを寄せたまま無表情で対応する面も。独立心や自己主張が強いという一面も持ち合わせています。

ウィペット

原産国イギリス
平均体高オス:47~51cm
メス:44~47cm
平均体重6.8~14kg
一般的な性格優しい、愛情豊か、むらがない

ウィペットは、普段から物静かで吠えることも少なく、おとなしくて誰にでも従順な犬種です。
元は闘犬でしたが、ペットとして改良されたことで、室内でも飼いやすい犬種になりました。飼い主への愛情がとても深くしつけもしっかりと覚えてくれるうえ、子どもに対しても優しく接し、人の言うことをよく聞いてくれます。

ただし、内向的な面もあるので、無理にしつけると負担になってしまうことも。元闘犬らしく警戒心は強いものの、家族以外であっても危害を加えるようなことはありません。

フレンチブルドッグ

原産国フランス
平均体高オス:27~35cm
メス:24~32cm
±1cmは許容
平均体重オス:9~14kg
メス:8~13kg
+500gは許容
一般的な性格社交的、活発、独占欲が強い

愛嬌たっぷりの外見と明るく穏やかな性格のフレンチブルドッグは、活発ではあるものの、うるさく暴れるようなことはないため、集合住宅や高齢の方でも飼いやすい室内犬です。

好奇心旺盛で気まぐれ、しかも甘えん坊という他の犬種にはない自由さで、飼い主を楽しませてくれます。
発する音はイビキの方がうるさいかもしれないと思うほど、ほとんど吠えることはありません。

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ゴールデンレトリーバー

原産国イギリス
平均体高オス:56~61cm
メス:51~56cm
平均体重オス:30~34kg
メス:25~32kg
一般的な性格従順、優しい、友好的

明るく人懐っこい性格のゴールデンレトリーバーは、屈指の飼いやすさを誇ります。攻撃的な面がほとんどなく、噛みついたり吠えたりすることが少ないおとなしい犬種です。
それでも他の犬種と同様、1〜2歳頃まではやんちゃ盛りで活発。イタズラをすることも少なくありません。

人間が大好きで飼い主以外の人間にもよく懐き、小さな子どもに対して優しく接することができる、賢く友好的なワンちゃんです。

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ラブラドールレトリバー

原産国イギリス
平均体高オス:56~57cm
メス:54~56cm
平均体重オス:29~36kg
メス:25~32kg
一般的な性格気立てが良い、従順、人懐っこい、優しい

ラブラドールレトリバーは、盲導犬や警察犬、セラピー犬として活躍することからも分かるように、学習能力が非常に高く、穏やかでおとなしい犬種です。
同じレトリバー種であるゴールデンレトリーバーと同様、子犬の頃は活発で留守番の最中にいたずらをしてしまうこともあります。

それでも、しっかりとしつけができていれば、成長に伴いおとなしいワンちゃんになります。ほとんど吠えることはないのですが、十分な運動ができていないとストレスから吠えてしまうことがあるので、散歩には付き合ってあげましょう。

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セントバーナード

原産国スイス
平均体高オス:70~90cm
メス:65~80cm
オスはバランスがとれており、動きが正常であれば最高体高を越えても許容される
平均体重50~90kg
一般的な性格人懐っこい、穏やか、快活、用心深い

超大型犬に属するセントバーナードは、体の大きさもあり一見強そうに見えますが、性格は至って穏やかでのんびり。辛抱強さと責任感を兼ね備えた犬種です。
雪山救助犬として有名なことからも分かるように、とても賢く従順で比較的しつけしやすいといえるでしょう。

体が大きいので、しっかりとしたしつけができていないと思わぬ事故が起きてしまう可能性があるので、その点には注意が必要です。例えば、嬉しくて飛びついたり、散歩中に興奮して引っ張たりするだけでも、小型犬とは比較にならないほどの力があります。

まとめ

日本の住宅環境を考慮すると、近隣に迷惑をかけないよう、飼うのならおとなしい犬種が理想的です。今回は、おとなしく飼いやすい犬種を紹介してきました。
それぞれ特徴はあるものの、飼い主がしつけをできていれば問題行動を起こすことがない、良い子に育ってくれるでしょう。

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