【アンケート結果発表】犬にも反抗期がある?!時期や行動と対策を解説!

犬の反抗期をご存知でしょうか。人間の子供に反抗期があるように、犬にも飼い主に従わなくなる反抗期が存在します。ブリーダーナビでは、インスタグラムで愛犬に反抗期があったかのアンケートを実施しました。この記事ではアンケートの結果とともに、犬の反抗期について解説していきます。

愛犬に反抗期はあった?


(ブリーダーナビ公式Instagramでのアンケート 2021年7月20日実施 回答数89)

「反抗期はない」ワンちゃんと、「いまだに反抗期だ!」というワンちゃんがほぼ同数という結果になりました。また「犬にも反抗期なんてあったの?」と驚いている飼い主さんも約2割。犬の反抗期とはどんな期間なのか、どんな行動をするのか、詳しくみていきましょう。

犬にも反抗期はある?


人間と同じように、犬にもいわゆる反抗期があると考えられています。とはいえ、明確な定義や研究データが存在するわけではないので、獣医学的にも【反抗期】という言葉が使われることはほぼありません。

では、犬の反抗期とはどんな期間なのでしょうか。

子犬には、社会化期の後に若齢期と呼ばれる期間があり、この期間が第1次反抗期といわれる時期と重なります。

若齢期は、子犬の恐怖心や警戒心が強くなるデリケートな時期になり、体やホルモンバランスの変化により物事の感じ方や行動が変わるため、反抗的とも取れる行動が増えていくのです。

ただし、すべてのワンちゃんに必ずしも反抗期があるわけではなく、もともとの性格やそれまでの生活環境が大きく影響するため、個体差があると考えらえています。

そのため反抗期らしい時期がないまま成長する子もいれば、反抗期を招きやすい子もいるようです。

反抗期の行動

反抗的な行動

反抗期に入ると、飼い主への従順さが弱くなり反抗的な行動が増えます。

あるテストの結果、反抗期の犬は飼い主など『身近な人にだけ』反抗的な態度を見せることが分かりました。

警戒心が強くなる

警戒心が強くなり、それまでおとなしかった子でもさまざまな刺激に対し吠えるなどの反応を見せるようになります。これは社会化の訓練をしていたとしても関係なく、反抗期を迎えると急に警戒心が強くなるようです。

こだわり

反抗期を迎えると、さまざまなこだわりが強くなり、それまではどんな物事にも柔軟に対応していた子でも、嗜好性が偏ったり執着が強くなることがあります。

主張が強くなる

こだわりとともに主張が強くなり、おもちゃなど自分の物に触られることを嫌がるようになります。これは物だけでなく場所や行動にも見られるようになり、お気に入りの場所からどかされそうになったり、散歩中行きたい方向以外には動かなくなることも。

反抗期はいつ頃から?

犬の反抗期には、第1次反抗期と第2次反抗期があります。人間でいえば、第1次反抗期はイヤイヤ期で、第2次反抗期が思春期といったところでしょうか。

第1次反抗期は生後6ヶ月~1才頃で、第2次反抗期は2~3歳頃といわれています。しかし、反抗期が全くない子もいれば、いつまでも反抗期のような接し方をする子もいるので、厳密に「いつからいつまで」と断言することは難しいでしょう。

また力で抑えようとしたりするのは、かえって反抗期を長引かせるだけということが分かっているので、無理に言うことを聞かせようとはしないでください。

反抗期の対処法


反抗期だからと言って特別なことをする必要はありません。基本的には、それまでと態度を変えないのが一番です。

力で抑えようとすると反発を強めるだけで逆効果なので、『無理に言うことを聞かせる』という態度はNG。ご褒美のおやつをちょっと豪華にしたり、機嫌が良いタイミングを見計らってコミュニケーションを取ったり、上手にコントロールしてあげましょう。

また吠えるなど反抗的な行動をされても叱ったりせずに、無視して相手をしないのがベターです。

まとめ

犬にも人間同様、自我や個々の性格があるため、成長とともに反抗期を迎えることがあります。

飼い主からすると、言うことを聞いてくれない愛犬を従わせたくなるかもしれませんが、力づくは逆効果です。今回の内容を参考に、ベストな対応を心掛けてください。