甘噛み?それとも本気噛み!?トイプードルの噛み癖を直したい!

甘噛み?それとも本気噛み!?トイプードルの噛み癖を直したい!

不動の人気を誇るトイプードル。すでに家族の一員として一緒に過ごしている方も多いかと思います。
そんなトイプードルの性格は、とても賢くて甘えん坊な性格の持ち主。そのため甘えん坊がエスカレートすると、わざといたずらをしてきたり、吠えたりして問題行動を起こしてしまうことも…

そんな問題行動で特に困ってしまうのは『噛み癖』
どうすれば噛み癖を直すことができるのでしょうか。また、なぜ噛み癖がついてしまったのでしょうか。その原因と対策について解説していきます。

どうして噛んでくるの?

ワンちゃんって実は噛むことが大好きな動物です。そのため、どんな子でも一度は何かしら噛んだり、噛みついたりしたことはあるかと思います。

そんなワンちゃんが噛む行動にいくつかの種類があるのはご存知ですか。種類によっては噛み癖の対策が異なってきますので、ご自宅のワンちゃんがどのように噛んでくるのかをよく思い出していただき、原因と対策を学んでいきましょう。

噛み癖には6パターンが存在する

やさしく噛んでくる“甘噛み”

ワンちゃんの愛情表現から来る甘噛み(甘え噛み)。口を使って人や物に対して軽く噛む行為のことを指します。本気噛みではないので特に痛みはありませんが、下記のような傾向が考えられます。

噛むことが楽しくて仕方がない
子犬の頃は遊ぶことが大好きで、なんでも興味を持ちます。しかし、私たち人間のように手足を器用に使うことができませんので、遊ぶ際は口を使って噛むことで遊びを行っていきます。ワンちゃん同士がじゃれ合いながら噛むのも遊びの一環。噛んだ時の感触が気に入ると、それが楽しくてずっと噛み続けてしまうこともあります。
歯がかゆくて仕方がない
ワンちゃんは歯が抜けて生え替わる3週齢から6~8ヶ月頃までは歯がゆいためか、噛みつき欲求が高くなる傾向があるようです。これは本能でもあることから、この時期に何かを噛むとその後も同じものを噛み続ける習慣がつきやすいともいわれています。
噛むことで関心が自分に向くから
ワンちゃんが飼い主に対して噛んでしまうのは、スバリ“構ってもらえるから“。どんなに噛むのをやめさせようとしても「噛めば飼い主を独占できる!」と学習してしまうと、自分に注目を浴びて欲しいがために噛む頻度はどんどん増えていってしまいます。
甘えたくてしかたがないから
ワンちゃんの中には、飼い主の指や腕を加えて舐めながら軽く噛みつく行為をしてくる子もいます。この行動は、母犬や年上の犬に対して甘えているしぐさや、母犬のお乳を吸う行動に似ているかもしれません。このことを『おしゃぶり噛み』といい、主に子犬や若い成犬によく見られる行動でもあります。

遊びの一環“じゃれ噛み”

ワンちゃん同士が遊ぶ時に多くみられる“じゃれ噛み”。飼い主との遊びの一環でもじゃれながら噛んでくることがあります。出血するような危険な噛みには発展することはまずありませんが、皮膚が傷ついたり服が破れてしまったりすることがあります。

甘噛みとの違いとしては、加減して噛むとは限らないことです。ついつい興奮すると、唸りながら強く噛んでしまう子もいます。しかし基本的には、リラックスした気持ちで遊んでいるときにする行為ですので、強く噛む場合でもワンちゃんには敵意はありません。

抵抗を表現する“うざがり噛み”

ワンちゃん自身がされて嫌なことや不快なことに対して噛む“うざがり噛み”。力を込めて噛みつくのではなく、何かをかじるように噛んできます。主に、抱っこが飽きてしまった時や足ふきを嫌がる時に行うワンちゃんが多いようです。

要望に応えて欲しい“要求噛み”

飼い主に自分の欲求を知って欲しい時に噛む“要求噛み”。「お散歩に行きたい!」「ごはんが食べたい!」などの要求を伝えたい、または中々思い通りに行かずにイライラしてしまっている時の行動です。この時、飼い主が「しかたがない」と要求に応えてしまうと「噛みつけば思い通りになる」と勘違いしてしまうので、注意が必要です。

興奮しすぎて… “うっかり噛み”

大好きなおもちゃやおやつを目にしてついつい嬉しくて興奮し、誤って人の手を噛んでしまう“うっかり噛み”。特に意図がないのに、ついつい大好きなものを目にして夢中になって周囲が見えていない時に見られます。

攻撃態勢や防御体制の“噛み”

攻撃態勢の噛み
ワンちゃんがお気に入りの物を無理に取り上げたり、片付けたりした時に見られる行動。「何するんだ!」と頭に来て攻撃態勢に入って噛みついてくることがあります。
防御態勢の噛み
ふいに触られたり、踏まれたりした時に自身の身を守るため、とっさに噛みつく行動。また、人から危害を加えられた時や危険を感じた時に防御として噛むこともあります。

ご自宅にいるワンちゃんであてはまる噛み癖行動はありましたか。「噛む」という行為は、必ず理由があります。きちんと理由を知ることで、ワンちゃんの気持ちをきちんとくみ取ってあげましょう。
次のページではそれぞれの噛み癖に対して、どう対処していけばいいのかを解説していきます。

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