公開日:2016/5/12

最終更新日:2019/6/20

チワワが散歩に行きたがらない…もしかしたらそれ「膝蓋骨脱臼」かも

    1.チワワがかかりやすい「膝蓋骨脱臼」とは

    早期発見・早期治療が重要

    チワワがかかりやすい病気の1つに「膝蓋骨脱臼」があります。

    膝蓋骨脱臼とは、ワンちゃんの後ろ足にある膝蓋骨(膝のお皿)が「滑車溝」と呼ばれる溝から外れてしまう病気です。特にチワワやトイプードルなどの小型犬は、生まれつき滑車溝が浅いため、膝蓋骨脱臼にかかりやすいです。

    膝蓋骨脱臼は軽度であれば日常生活に支障をきたしませんが、重度になると骨の変形や歩行困難などの症状が現れます。やはりワンちゃんにとって、思うように歩いたり走ったりできないのは大きなストレスになるでしょう。

    愛犬のチワワがいつまでも元気に歩けるよう、膝蓋骨脱臼について知り、早期発見と早期治療に努めましょう。

     

    グレードによって症状が変わる

    膝蓋骨脱臼は軽度から重度まで症状の幅が広く、症状の進行度によって4つのグレードに分けられます。グレードごとに治療法が異なるため、愛犬がどのレベルなのかを知った上で適切な治療を行いましょう。

    グレード1~2

    グレード1の場合、膝蓋骨は本来の位置に収まっています。しかし、膝蓋骨を手で押すと脱臼し、離すと元の位置へ戻ります。希にスキップのような歩き方を見せますが、ほとんど無症状です。

    グレード2も1と同様に、何もしなければ膝蓋骨は滑車溝に収まったままです。しかし、膝を曲げると脱臼してしまい、手で押したり足を伸ばしたりしないと元に戻りません。また、脱臼しているときは「跛行(はこう)」といって、足を引きずるような行動が見られます。

    日常生活に大きな影響を与えるわけではありませんが、そのまま放置していると膝の靭帯が伸びたり、骨の変形が起こったりします。そのため、上記の症状が見られた場合は動物病院へ連れていきましょう。

    グレード3~4

    グレード3は常に膝蓋骨が脱臼した状態です。指で押すと正常な位置に戻りますが、離すとすぐに脱臼してしまいます。跛行もグレード2より悪化し、腰を低くして内股で歩く様子が見られるでしょう。

    そして、最終段階のグレード4は常に膝蓋骨が脱臼しており、指で押しても元に戻りません。骨が変形して痛みもあるため、膝を曲げて歩いたり、足を地面につけないようにして歩いたりします。グレード4にまで症状が悪化した場合、膝蓋骨を正常な位置に戻す手術を行います。

    2.膝蓋骨脱臼の原因とは

    先天性か後天性か

    膝蓋骨脱臼の原因は2つあります。

    まず1つが、先天的な原因です。生まれつき膝蓋骨を支える筋肉が弱かったり、滑車溝が浅かったりすると発症しやすくなります。特にチワワを含む小型犬は、先天性であることが多いです。

    そしてもう1つが、高さのある場所から転落したり、交通事故によって膝に大きな力が加わったりすることによる脱臼です。後天性の場合は遺伝による影響がないため、犬種や年齢、体のサイズ関係なく発症します。

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