犬の「予防治療費」いくらかかるの?動物病院に通う頻度のアンケート結果も発表!★ブリナビ調査隊★

愛犬は動物病院好きですか?病院の待合室にいると、苦手でぶるぶる震えてしまっている子から、スタッフさんが大好きで診察室へウキウキで向かう子まで、犬によってずいぶん差があるようです。

苦手なワンちゃんはできるだけお世話になる頻度が落とせると良いですよね。

みんなどのくらいの頻度で動物病院へ行っているのでしょうか?ブリーダーナビ公式ツイッターでアンケート調査してみました!

愛犬をどのくらいの頻度で動物病院へ連れて行ってる?


(ブリーダーナビ公式Twitterでのアンケート 2021年9月8日実施 回答数35)

最も多かったのは『駆虫・ワクチンシーズンに月1回程度』で37%でした。

駆虫・ワクチンシーズンは地域によって違いますが、例えば関東地方だと、5~12月としているところがほとんど。年間で8回程度通っているということになりますね。

2番目に多かったのは28%で『年間を通して月に2回以上行っている』という方。コメントでも「ハイシニアなので月2回程度行っている」と教えてくださった方がいらっしゃいました。

検査の間隔を短くしたり、こまごまとした治療や点滴のためなどで、通う回数は犬の年齢が高くなるほど増えていくものなのでしょう。

『年間を通して月1回程度』という方も全体の1/5を占めていた一方、ワクチンのみで年1回しか通院しないという方も14%いらっしゃいました。

アンケートにご協力くださったみなさまありがとうございました!

犬の『予防治療』費ってどのくらいかかるの?


アンケート回答でも多かった、駆虫・ワクチンといういわゆる「予防治療」。

健康なワンちゃんであれば、年間を通してかかる医療費が予防治療代のみということもよくあります。

それでは『健康なワンちゃん』にかかる予防治療費はどのくらいなのでしょうか?

犬に必要な駆虫には大きく分けて、フィラリア予防とノミ・ダニ予防の2種類があります。

最近ではその両方に効果がある駆虫薬が出ており、たとえば中型犬の場合だと1回分で2500円程度。月1回の投与で関東圏だと8ヶ月間なので、合計2万円程度となります。

フィラリアは予防薬の初回投与前に検査が必要になるため、検査料もかかってきます。再診料と検査料合わせて、平均で2000円程度も必要経費に含めておかないといけません。

また年に1回接種が必要なのが、『混合ワクチン』と『狂犬病ワクチン』。

混合ワクチンの最も種類の多いものが『8種混合』ですが、これだと平均8500円くらいかかります。

狂犬病ワクチンは1回3500円くらいですが、市町村への登録手数料(狂犬病予防注射済票交付手数料)を含めると4000円程度になります。

ここまでに挙げた項目をまとめると以下のようになります。

  • フィラリア/ノミダニ予防薬:20000円
  • フィラリア検査料:1000円
  • 再診料:1000円
  • 混合ワクチン:8500円
  • 狂犬病ワクチン:3500円
  • 注射済票交付手数料:500円

合計すると34500円。

とても健康で病気ひとつしないワンちゃんであっても、年間に約35000円程度は医療費がかかるということですね。

なかなかの金額だな…という印象も受けますが、これらの予防薬のおかげで犬が病気で苦しむこともなく、治療費がかかることもなく無事に過ごせると考えれば安いものかもしれません!