長時間のお留守番中に愛犬が考えていること5つ

1.「行っちゃった…つまんないの」


多くのワンちゃんたちは、飼い主さんの動きを見て「これから出掛けるのかな?」「そろそろ出掛ける時間だな」とわかるそうです。

そのため飼い主さんが「行ってくるね!」と玄関を閉めた後や、車が出発する音などを聞くと「自分は連れて行ってもらえないのか」と理解し、「あ~あ、行っちゃった」と思うようですよ。

2.「ふぅ~、のんびりするか!」


飼い主さんがしばらく帰ってこないと理解している犬は、自分のお気に入りの場所でのんびり過ごすことが多いようです。

そのため愛犬にストレスを感じさせないためにも、部屋の温度を快適な状態にしておきましょう。

犬が快適に過ごせる気温は22℃、湿度は60%といわれています。そのため、冷房時の室温は25~26℃、湿度は50%くらいにしておくとよいですよ。また夏の暑い日は、体温を下げるためにクールマットを設置したり、カーテンを閉めたりしてあげてくださいね。

3.「誰もいなくなったぞ!!自由だー!!なにしようかな?」


家に帰宅すると、部屋中が大変なことに…そんな経験をしたことはありませんか?

ひとり遊びが好きなワンちゃんの場合、飼い主さんがいなくなったことで「よし!これで今日はあーそぼっ♪」と思いながら、楽しんでいるのかもしれません。

特に多頭飼いしているお宅では、ワンちゃん達が留守中に大騒ぎしている光景も珍しくないかも!?

4.「お腹が空いたのです…」


ごはんの時間帯になっても飼い主さんが帰ってこない…そんな時愛犬は「お腹空いたなぁ…」「早くごはん食べたいんですけど」と、思っているのかもしれません。

犬にとってごはんが食べられない時間は、ストレスそのもの。なるべく、愛犬がお腹を空かす前に帰ってあげましょうね。

5.「そろそろ帰ってくる頃かな?」


いつも帰る時間がほぼ決まっている飼い主さんの場合、ワンちゃんは「もうそろそろ帰ってくるかな?」とソワソワしながら窓の外を気にしたり、玄関前で待っていたりすることが多いようです。

もしも帰宅した時、愛犬がドアの前にいたらそれはあなたを待っていた証拠。いい子でお留守番をしていたのですから、たくさん遊んであげてくださいね。

長時間のお留守番で分離不安になることも…


本来犬は群れで暮らす動物なので、ひとりで長時間過ごすことは苦手です。ただ「飼い主さんが帰ってくる」ということがわかっていれば、安心して待つことができます。

しかし分離不安に陥っているワンちゃんや、分離不安予備軍のワンちゃんに関しては注意が必要です。

ワンちゃんが分離不安になってしまうと、飼い主さんから離れられなくなり、留守番をすることが苦痛になってしまうからです。

留守中に吠え続ける、粗相をする、家具などを壊す、帰ってきてもよそよそしい態度をとるなど、普段と様子が違う場合は専門医やトレーナーに相談してみるとよいでしょう。

あなたの愛犬は大丈夫?分離不安チェック

  • 下痢や嘔吐をする
  • 体調不良や食欲低下が目立つ
  • 自分の体を傷付けようとする
  • トイレ以外の場所でうんちやおしっこをしている
  • 出掛けた後でも吠え続けている
  • 帰宅すると部屋の中が散らかっており、物が壊されている
  • 帰宅すると愛犬が嬉ションをする
  • とにかくくっついて回る
  • 飼い主さんが見えなくなるとパニックになって吠え続ける
  • 外出しようとすると大きな声で吠える

おわりに


実際、ワンちゃんたちがどのような気持ちでいるのか知ることは難しいですが、WEBカメラなどを使用してワンちゃんの様子を覗いてみるとよいでしょう。飼い主さんを待つ健気な姿から、ひとり遊びを楽しんでいる姿まで色々チェックできるかもしれません。

またもしも分離不安に陥っていた場合、対応方法を誤ってしまうと犬の不安感をさらに煽ってしまうことになります。正しい方法で対処し、愛犬の不安な気持ちを和らげてあげるようにしてくださいね。