【アンケート結果発表】犬の『入浴』どうしたらいい?頻度や温度について詳しくチェック!

自宅で愛犬のシャンプーをする飼い主さんは多いと思いますが、バスタブに漬かる「入浴」をさせている方はあまりいないのではないでしょうか。けれども最近では犬用の温泉のある宿なども登場し、犬と入浴の距離が近くなった印象があります。ブリーダーナビでは公式インスタグラムで、愛犬を入浴させているかアンケートしました。

愛犬はバスタブに漬かる?


(ブリーダーナビ公式Instagramでのアンケート 2021年7月25日実施 回答数95)

7割以上の飼い主さんが「漬からない」と回答。けれども約1/4のワンちゃんは入浴していることがわかりました!ここではこれから愛犬を入浴させたい!という飼い主さんのために、頻度や入浴方法、気を付けるポイントなどを解説していきます。

犬にお風呂は必要?


犬がお風呂場を利用する場合、シャンプーで利用することがほとんどでしょう。

シャンプーは基本的にシャワーを使って行うので、入浴をさせる必要はありません。極力怖がらせないために、シャワーヘッドを体に密着させて、シャワーの水圧を和らげ、洗いからすすぎまで丁寧に行ってください。

ただし、ワンちゃんの中にはシャワーの水圧を怖がってしまう子もいるので、そんな場合は湯船に浸かりながらシャンプーをしてあげるのも良いでしょう。

入浴させる必要はありませんが、愛犬がお風呂が好きであれば入れてあげるくらいの考えで問題ありません。

お風呂に入れる頻度


愛犬に皮膚トラブルなどの特別な理由がなければ、お風呂に入れてあげる頻度は月1~2回程度で十分です。

「お風呂に入れてあげる=シャンプーで体を洗ってあげる」ことになるので、これ以上頻度を高くすると皮膚疾患の原因になりかねません。

子犬がお風呂に入れるようになるのは、ワクチンプログラムの終了後。ワクチンの摂取を終えて2週間から1ヶ月が経てば、シャンプーやトリミングができるようになります。しかし、子犬の成長度合いなどを考えると、半年から1歳以降がおすすめです。

それまでは病気への免疫が不十分で感染症のリスクが高いので、汚れが目立つようなら濡れタオルなどで拭いてあげるようにしましょう。

お風呂への入れ方


犬は人間に比べて皮膚が薄く弱いので、飼い主が入るお風呂の温度よりもぬるめの35℃前後の水温に入れてあげましょう。

湯舟に入れるお湯の量は、愛犬の体半分が浸かるくらいから、多くても背中が少し出る程度に。立ったときに必ず顔が出るようにして、お風呂で溺れないように気を付けてください。

湯舟に浸かる時間は、長いとのぼせて体調を崩す恐れがあるので、大体10分を目安に適度なところで出してあげましょう。

お風呂に入れてあげるついでに、愛犬の体をチェックしてケガなどの異常がないか確認することをおすすめします。

お風呂のNG行動


愛犬の体調が優れない時の入浴は控えましょう。余計に体調を悪化させることになりかねません。

また、人間用の入浴剤は犬には刺激が強すぎるのでおすすめできません。被毛にも入浴剤は付着するので、もしも入浴剤を使いたいのであれば、必ず犬用の物を使ってください。

愛犬と一緒にお風呂に入りたいと考える飼い主さんも少なくないと思いますが、これは絶対にNGです。人間と犬が同じ湯舟で一緒に入浴すると、【人畜共通感染症(ズーノーシス)】という動物と人との間でうつってしまう病気に感染してしまう恐れがあります。

これは「人間⇒犬」「犬⇒人間」のどちらもあり得るので、自分の健康を守るためにも、愛犬のためにも避けた方が良いでしょう。

その他気を付けたいポイント

お風呂に入る準備

ワンちゃんの体のことを考えるのであれば、足腰への負担を抑えるためにお風呂場には滑り止めのマットを敷いておきましょう。タオルでも代用できます。

また小型犬であれば、風呂桶や洗面器を使って入浴する方が手軽で安全でしょう。

愛犬がお風呂を嫌いな場合

上でも説明しましたが、ワンちゃんがお風呂を嫌がるようであれば、無理に入れる必要はありません。

どうしても入れたいというのであれば、まずは顔から遠い足先やお尻を先に入れて、お湯に慣れさせましょう。

まとめ


月1回程度のシャンプーはしてあげたいですが、お風呂に入れることは必須ではありません。

しかし体を温めることによって血行促進が期待できるなど、人間同様メリットがあるので、愛犬の様子を見て嫌がらないようであれば入れてあげても良いですね。