犬が「あご乗せ」しているときの気持ち５選

犬があごを乗せる理由の1つには「甘えたい」という気持ちがあります。あごを乗せてジーっと潤んだ瞳で見つめてきたら、それはあなたに甘えたい気持ちを伝えているのです。

またあごを乗せる以外にも、手をペロペロと舐めてきたり、前足を使って「なでて？」と要求してくることなどがあります。

そういったときは優しく撫でてあげ、たくさんスキンシップを取ってあげてくださいね。

あご乗せはときに「ごはんが欲しい」というメッセージを送っていることもあります。

かわいい顔をされると、ついおやつやごはんをあげてしまいがちですが、おねだりによる食べ好きは肥満のもとですので気を付けましょう。

また飼い主さんがごはんを食べているとき、テーブルなどにあごを乗せてジッと見ていることがあります。しかし、人間の食べ物は犬にとって塩分が高いものが多いので、たとえ「欲しい」とおねだりされてもあげないようにしてくださいね。

犬のあご乗せには、甘えたい欲求の他にも飼い主さんの気持ちを惹こうとする心理も働いています。

飼い主さんの手や膝の上にあごを乗せてきた場合は「かまって欲しいよ」というサインです。これは小さい子どもが親にかまって欲しくて、気を引こうとする姿と似ています。

そういったときは無視をするとかえってストレスを与えてしまいますので「一緒に遊ぶ？」などと声を掛けてあげると喜びますよ。すぐに構ってあげられないときは「ちょっと待っててね」「あとでおもちゃで遊ぼうか」など話しかけ、無視をしないであげてください。

ただし犬の要求ばかり応え、構いすぎてしまうとそれが癖になってしまうことがあります。お互いストレスなく過ごすためにも、ある程度の距離感を持って接してくださいね。

犬が飼い主さんの手や腕、体の一部にあごを乗せたり、ソファやテーブルなどにあごを乗せることがあります。

このように色々な場所にあごを乗せる行動は、犬がリラックスしているサインです。

例えばふかふかのソファやクッションなどにあごを乗せているときは、心地良さを求めているようです。人がやわらかい場所でリラックスするのと同じと言えます。

また、一見「こんな所で何しているの？」と思う所にあごを乗せていたらときも、そこが犬にとっては心落ち着く場所だったりします。

危険な場所であご乗せしていた場合は注意する必要がありますが、そうでない場合は、犬が満足するまでそっと見守ってあげてくださいね。

犬があごを乗せるのは、飼い主さんを信頼し安心しきっている証拠です。

本来犬は群れで暮らす動物です。お互い体をくっつけて温め合い、安心感を得ようとする習性があります。

そのため飼い主さんにあごを乗せたり、体の一部をくっつけたりするのは本能的な行動であり、犬にとって何よりも安心できる場所ということなのです。このときの犬の状態は、とてもリラックスしていて、穏やかな気持ちで過ごしていると言えるでしょう。

あご乗せは、犬と飼い主さんの信頼関係で成り立つ行動です。犬があごを乗せてきたら、優しい穏やかな気持ちで接しましょう。

犬がする『あご乗せ』は、信頼のおける相手に対してする好意だということがわかりましたね。

もしも愛犬があご乗せをしてきたら、それはあなたといてリラックスができ、安心している証拠です。

「撫でて？」と甘えてきたら、優しく撫でてコミュニケーションを取ってあげてくださいね。