公開日:2017/5/10

最終更新日:2019/3/13

ポメラニアンを迎える準備と飼い始めにするべきことをまとめてご紹介

    ポメラニアンを迎える前にどんな準備が必要?

    まずはポメラニアンの性格や特徴を理解する

    ポメラニアン

    コロコロとした小さくて丸い体に、あどけない顔立ちで人々を魅了するポメラニアン!飼い主はワンちゃんを飼う前に、家族として迎え入れる前に、ポメラニアンがどんな犬種なのかを詳しく知っておきましょう。

    また、犬種によって飼いにくい・飼いやすいがあり、集合住宅や子どもがいる家庭には向かないワンちゃんもいます。これから何十年と共に過ごすパートナーなので、見た目だけで判断して衝動的に飼わないようにしてくださいね。そして、犬種別の特性について調べてから、お迎えするようにしましょう。

    まず、ポメラニアンは「ジャーマンスピッツ」を小型化して作られた、スピッツ系統の犬種です。かつては犬ぞりや狩猟犬、護衛犬などの使役犬として幅広い分野で活躍していました。

    使役犬としての優秀な血はポメラニアンにも受け継がれており、とても優れた頭脳を持っています。

    しかし、自立心の強い性格を併せ持っているため、間違ったしつけを行うと「噛み癖」や「吠え癖」などの問題行動に発展しやすくなります。また、可愛いからといって甘やかし過ぎると、わがままな性格になってしまうことも。

    本来の頭の良さを活かすためにも、しつけは子犬の早い時期から行い、「必要以上に甘やかさない」「褒めと叱りのメリハリをつける」、この2つのポイントを意識してみましょう。

    元々ポメラニアンは利口で覚えも早いため、正しくしつけを行えばとても飼いやすい子に成長します。また、飼い主とのコミュ二ケーションを取るのも上手な犬種ですので、素晴らしいパートナーとになってくれるでしょう。

    もし、しつけに行き詰まってしまったときはドッグトレーナーや動物病院の先生などに頼るのも1つの手です。1人で抱え込むよりも、ワンちゃんのプロに助けてもらうことで早めに問題が改善しますし、飼い主自身が感じるストレスも軽減できます。

    家族で相談をしてから迎え入れよう

    ポメラニアン

    ポメラニアンを迎え入れる際に最も重要なのが、家族の了承を得ているかどうかです。「お世話は全部自分でやるから了承なんて必要ない」と思われている方もいるかもしれませんが、ワンちゃんを飼うことは想像以上に大変です。

    ご飯や散歩、お手入れなど、1日に行わなければならないお世話がたくさんあります。子犬の場合はそこにしつけも加わります。自分の生活がガラッと変わり、予想外の事態が起こることも珍しくありません。そのため、家族の了承を得て、いつでもサポートが受けられる環境を作っておくと安心でしょう。

    また、一人暮らしでお迎えする場合は、自分がお世話できなくなったときのことを考えておきましょう。引っ越しや結婚、妊娠、怪我、親の介護など、様々な理由で突然ワンちゃんのお世話ができなくなることがあります。もし飼い主が風邪を引いて動けなくなってしまったら、ワンちゃんはご飯を食べることすらできません。そのため、自分以外にワンちゃんのお世話をしてくれる人を探しておきましょう。

    では、家族に快くワンちゃんを迎え入れてもらうためにはどうすればいいのでしょうか?1番は、子犬を迎える前に「どんな犬種を飼うのか」「どこから購入するのか」「いつ迎えに行くのか」を家族と話し、相談しておくことが大切です。

    その中でも、子犬をどこから迎えるのかをしっかりと考えなくてはいけません。お迎えの方法はペットショップやブリーダー、里親など多くの選択肢が存在しているため、迷う方もいるでしょう。そんな方は下記の記事をご参考ください。子犬をどこから迎えればいいのか、メリットとデメリットを交えて説明しています。

    ◎ポメラニアンをお迎えしたい! ~お迎え編~

    ポメラニアンのために飼育環境を整えよう!

    子犬が快適に過ごせる部屋作り

    ポメラニアン
    photo by Aine

    子犬を迎える予定が立ったら、子犬が過ごす環境作りをしてあげましょう。

    ご飯やおやつなど必ず用意しなければいけないものから、ケージやクレートなどあった方が好ましいものまで様々です。ポメラニアンを迎える前に全てを用意するのは大変ですが、子犬が来て1~2日目は何かとせわしないと思いますので、事前に準備してから子犬を迎えるのがおすすめです。

    ポメラニアンを迎える際はペット用品を揃えるだけではなく、部屋の環境を変える必要があります。 今まで当たり前のようにあった電源コードや割れもの、いたずらされて困るものは子犬の手が届かない場所に設置しましょう。また、一部の観葉植物にはワンちゃんに害があるため、別の部屋へ移動させてください。

    子犬の頃は良し悪しがわからず好奇心旺盛なため、何でもかじり、いたずらもします。少しでも危ないと思った物は排除しておきましょう。特に歯が痒い時期には、椅子の足や柱など様々なものを噛みます。その際はガムやおもちゃを与えたり、かじり防止のスプレーをかけたりするなどの対策を取りましょう。なお、子犬の噛み癖は、ある程度であれば仕方のないことですので、頭ごなしに叱らないようにしてくださいね。

    そして、子犬が1日の大半を過ごすケージの位置ですが、家族との距離が近い「リビング」がおすすめです。コミュ二ケーションも取りやすいですし、なにより目が行き届きますので、子犬も飼い主も安心して過ごせるでしょう。

    飼う前に準備しておきたいグッズや便利グッズについては下記の記事で詳しく紹介しています!

    ◎ポメラニアンを飼う前に準備しておきたいグッズは?必需品などを紹介
    ◎ポメラニアンの便利グッズ!お世話・散歩・季節など状況ごとにご紹介

    その子の一生を左右する?とても大事な子犬期について

    まずは子犬の成長段階について学ぼう!

    ポメラニアン

    子犬には新生子期・移行期・社会化期・若齢期と、4つの成長段階があります。

    まず、新生子期は生後0~2週齢の生まれたばかりの子犬を指します。まだ目が閉じており、外耳道も塞がっているので耳は聞こえません。排泄も自分ではできないため、母犬に手伝ってもらいながら排泄をし、母乳を飲んですくすくと成長していきます。

    移行期は生後2~3週齢の子犬のことで、目が開きはじめる時期になります。この移行期に入れば自分自身で排泄ができるようになり、歩くこともできます。

    生後3~12週齢になると社会化期に突入します。成長段階のなかで最も大切とされる社会化期の子犬は、警戒心がなく感受性が高いという特徴を持ちます。そして、12週齢~性成熟までの時期を若齢期と呼び、知らない人や知らない場所に警戒心を抱き始めます。

    子犬は人間の子どもとは違い、目まぐるしいスピードで成長していきます。ポメラニアンの場合、1年で人間の17歳ほどに成長するといわれています。また、個体差は大きくありますが、女の子の発情出血(生理)は8ヶ月~1歳頃で起こり、男の子は7~12ヶ月頃で性成熟となります。

    ワンちゃんが生まれてから1歳になるまでの間は子どもの成長期と同じくらい大切なものであり、体も心も急激に成長する期間です。そのため、1日1日を大切に過ごしましょう。

    子犬の社会化期について

    社会化期の子犬は感受性がとても高いといわれており、ほとんどのものを怖がらず、初対面の相手にも友好的に接することができます。そのため、この時期に初めての相手や場所、物に触れさせることが重要となります。

    しかし、社会化期とはいえ成長していくに連れて知らないものに対して恐怖心が出てきます。恐怖心の強まるタイミングとしては、生後8週齢と生後10~12週齢頃だといわれています。この2回を過ぎると、感受性豊かな社会化期は終りを迎えるようです。

    また、社会化期に体験した経験は成犬になってからの行動に大きな影響を与えます。

    飼育しやすい子へ成長させるためにも、この時期にできるだけたくさんの刺激と触れさせることが大切です。刺激の例としては、知らない相手・知らない場所・知らない音などが挙げられます。まだ散歩ができない月齢であっても、抱っこをして様々なことを経験させてあげましょう。

    ワクチンを打って外に出られるようになれば、パピーパーティーに参加するのがおすすめです。パピーパーティーとは、子犬期に必要な勉強を大勢のワンちゃんと共にするイベントのことです。簡単にいえば、学校のようなもの。動物病院やペットショップなど、様々な場所で開催されていますので、ぜひチェックしてみてください。

    その子の性格にもよりますが、社会化期に多くの経験をした子犬は知らない相手や場所にも怯えず、適応能力の高い子へと成長します。

    一方、この時期に経験を積めなかった子犬は知らない相手や新しい環境に馴染めず、自宅以外の場所へ行くと過度のストレスを受ける可能性があります。また、社会化期に虐待を受けた子犬はそれがトラウマになり、成犬になってからも人間に恐怖心を抱いたままとなります。

    この社会化期に受けた経験が成犬になったときの性格に大きく関係してくることは、実験でも立証されています。

    社会化期の注意点と服従訓練

    社会化期の注意点は、無理強いを決してさせないことです。いくら感受性が高い期間だからといって全てを受け入れることはできません。子犬が怯えているのに無理やり撫でたり、嫌がるおもちゃを投げたりなど、悪い印象を与えるようなことはやめましょう。

    この社会化期から段々と飼い主さんがリーダーシップをとる練習・服従訓練をしていきましょう。ワンちゃんは元々群れで生活していた動物で、飼い主や家族にも順位付けをするといわれています。服従訓練は、家族のより先にワンちゃんにご飯を与えない、部屋に先に入らせない、一緒に寝ないなどではなく、飼い主に従うことは自分にとって良いことだと覚えてもらうことです。

    そのため首根っこを掴んだりなどの直接的な罰は飼い主さんのことを嫌いになってしまい、関係性も悪くなってしまうのでやめましょう。しかし、わがままを全て聞き入れるのは良くないです。

    例えばポメラニアンに必須なブラッシングの際、嫌がり暴れるからといってブラッシングを途中で止めないで下さい。子犬は「暴れればブラッシングを止めてくれる」と学習してしまい、次からブラッシングをされると暴れる子になってしまいます。

    この場合は、決してブラッシングを途中でやめたりせず、ブラッシングができるくらい大人しくなったらたくさん褒めてあげます。子犬の時期から、飼い主に従うことと同時に我慢を覚えさせていきましょう。しかし、ワンちゃんも嫌なことを我慢するのはストレスがかかるので、最初は短い時間から慣らしていき、段々と行う時間を延ばしていきます。

    4.ポメラニアンの予防接種について知っておこう!

    子犬に必要なワクチン・注射

    子犬は生まれてから3回のワクチン接種をした後でないと散歩には行ってはいけないと決まりがあります。

    最初の1回目は母犬からもらった移行抗体がなくなる生後6週齢以降(42日後)に接種することがほとんどです。2回目は1回目の1ヶ月後、3回目は2回目の1ヶ月を目安に接種します。

    子犬の状態や、獣医の判断でワクチン接種を先延ばしになることはありますが、基本的にこのワクチンサイクルで進んでいくので、生後3ヶ月を過ぎればお散歩は可能です。

    しかし、ワクチンを3回接種しただけでは他のワンちゃんと接触できません。ワンちゃんを飼う義務でもある「狂犬病予防接種」を受けるまでは、他の子(特に狂犬病予防未接種の子犬)との接触は控えましょう。

    成犬になってからも、1年に1回の予防接種をおすすめする動物病院が多いです。ワクチン接種は義務ではありませんが、ドッグランやペットホテル、トリミング等の施設では「年内に予防接種を受けているワンちゃんのみ利用可」と規定があるのがほとんどです。

    ワクチンで予防できる病気のなかには、命に関わる重大な疾患もあります。事前に防げる疾患になるので予防接種は行った方が良いですが、ワクチンは多少なりとも副作用があるもの。そのため、飼い主さんがじっくり考えて成犬の予防接種を受けるかどうかの判断をしましょう。

    子犬を飼うなら必ず行おう!飼い主の義務

    狂犬病ワクチンは絶対!

    犬 歯

    一度は聞いたことのある「狂犬病」は、動物から人に感染する「人獣共通感染症(ズーノーシス)」になります。狂犬病ウイルスは、ワンちゃんの他にもコウモリ、アライグマ、キツネ、フェレットなど様々な動物が感染します。感染をしてしまうと100%死亡する恐ろしい感染症です。

    狂犬病のウイルスは唾液に多く含まれており、ワンちゃんに噛まれたり、唾液が目や粘膜に付着したりすると感染する可能性が高いです。初期症状としては、発熱や頭痛など風邪のような症状が続きます。そして、段々と性格が凶暴になっていき、手当たり次第に噛みつきます。恐水症になり、水も飲めない状態が続きます。

    その後、体が麻痺して昏睡状態になり死亡します。恐ろしいことに、人にもワンちゃんにも確実な治療法は今も見つかっていません。そのため、狂犬病に感染してしまえば最後、何もできずに亡くなるのを待つしかないのです。

    日本では「年に1度飼い犬に狂犬病予防接種を受けさせなければいけない」という法律があります。狂犬病予防注射を行うと「注射済票」が配布され、ワンちゃんに着けておかなければいけません。予防接種を受けるのも注射済票を着けるのも義務ですので、忘れずに行いましょう。

    犬籍登録をして鑑札を貰おう!

    狂犬病予防法の1つで、産まれてから生後90日を超えたワンちゃんには「犬籍登録」を行わなければいけません。

    ペットショップやブリーダーから生後90日以内の子犬をお迎えした場合は、生後90日を過ぎたら30日以内に市区町村や保健所にワンちゃんの登録(届出)をする義務があります。ワンちゃんの登録には「狂犬病予防注射証明書」が必要になり、登録が終われば「鑑札」が配布されます。

    この鑑札も狂犬病予防注射の注射済票と同じように、ワンちゃんに着けておかなければいけません。現在は注射済票も鑑札も可愛いものが多く、リボン形式のような着けやすいデザインに工夫されています。

    生後90日を超えたワンちゃんは既に犬籍登録を済ませていますが、ワンちゃんの所有者変更・住所変更をするために注射済票を持ち、役所や保健所で再度登録する必要があります。

    また、ワンちゃんが亡くなったしまった場合は死亡した30日以内に届け出をする必要があります。以上の義務を怠ると罰金の対象にもなるので、子犬を飼う前には必ず知っておきましょう!

    さいごに

    ポメラニアンは良き家庭犬

    Pomeranian
    photo by Aine

    ポメラニアンの子犬の飼い方や準備しておいた方が良いもの、知っておいた方が良いものなどをご紹介しました。やはりワンちゃんをお迎えするのは、想像しているよりも大変なことです。しかし、それ以上にポメラニアンと一緒に過ごす時間はとても楽しく、充実した日々を過ごせるでしょう。

    また、ポメラニアンは正しいしつけさえ行えば、とても飼いやすい犬種です。もちろん、しつけだけでなく、子犬を迎える前に飼い主自身でポメラニアンの飼い方や病気など様々なことを学んでおきましょう。

    ある程度の知識を身につけることができたら、早速自分の運命の子を探してみませんか?

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